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RTA in Japan Summer 2022 参加レポート

こんにちは。「RTA in Japan Summer 2022」におきまして、『Bomb Chicken』の解説を務めましたシカダです。今日は名前だけでも覚えて帰ってください。
というのも寂しいので、よかったらTwitterやTwitchチャンネルをチェックしていただけると嬉しいです。このnoteのフォローもよろしくね。

イベントに参加するたびにレポートをしたためていますので、今回も記させてもらいます。
これまでのレポートははてなブログに書いていたため、そのうち移行予定です。それまでは以下のURLよりご覧ください。

大前提

今回は帰省(福岡→大分)を予定していたため、現地に行く計画はありませんでした。走者として応募はしていましたが、採用された場合もオンラインでの参加を想定していました。

今回は『トランシルビィ』と『Monster Sanctuary』で応募しましたが落ちました。年末こそは!

2022/06/26 見知ったタイトルを見つける

採用一覧を見ていると『Bomb Chicken』を発見。同タイトルはかつてAny%を走っていたので懐かしい気分になりました。

走者のとまるさんも以前からの顔見知りということで、「解説必要そうだったら言ってくださいね!」とお声掛けしました。

解説やります! と立候補しても良かったのですが、解説不要スタイルの方もいらっしゃるので、あくまで必要なら言ってくださいというスタンス。今回は結構です! と言われることも想定しつつ、返事を待ちながらとまるさんのPB動画を見る。

はやい。つよい。こんなむずかしいゲームだったっけ?

『Bomb Chicken』、触ってみた方はわかると思いますが、見た目以上に難しいゲームです。普通にクリアするだけでも結構苦労する。ジャンプができないことのもどかしさよ!

イベントまでに走ってみるか~! と意気込んでいたシカダでしたが、あっけなく諦めました。

あきらめの夏

2022/07/03 解説依頼を受ける

とまるさんから正式に解説依頼をいただきました。
ただ、このときは7/16に迫った「RCG Speedrun Grand Prix」参加のための準備をしていたため、まだ解説資料の準備は進められず。

その後、資料を進めながらも配信で『DUNGEON MUNCHIES』の初見プレイをするなど、余裕たっぷりのシカダ。先にやることがあるのでは?

2022/08/03 解説台本をスプレにまとめはじめる

テキストにしたためていた台本がひとまず最後まで片付いたので、スプレッドシートに移行。
台本はGoogleドキュメントやメモ帳に書くことが多いかと思いますが、シカダはGoogleスプレッドシートを活用することが多いです。ドキュメントより注釈やメモを参照しやすいかなと思っています。脚本に近い書き方ですね。

サンプル

今回は実施しませんでしたが、さらに細かく書いて添削したいときは、テキストエディタなどに書いた上で印刷して赤ペン先生します。文章って印刷して読んでみるとミスに気づきやすいのでおすすめです。

2022/08/07 とまるさんに初稿を共有

RiJが始まる前にとまるさんに原稿を共有。気になる部分にメモを残していただきました。しっかりチェックしてもらえてありがたい。

このタイミングで打ち合わせを行い、事前練習の日取りなどを決めました。ぶっつけ本番はコワイので、あらかじめ一緒に練習しておくことが大事だと思います。

2022/08/08 事前練習1回目

とまるさんが走るのに合わせて解説の練習をしました。通してみて、文量が少し多いなというところでスリム化開始です。
文章を仕上げるときは、まずこれでもかというほどに情報を盛り込んでおいて、そこから必要な情報だけを選んで余分な文章を削ぎ落としていく手法をよく使っています。長編小説で用いられることが多いです。

2022/08/10 事前練習2回目

第二稿を持ち込んで再び練習。これが最後の練習になるかと思い、仕込みなどの最終調整を行いました。

茶番「鳥頭になってしまったか?」について

『Bomb Chicken』では一部のジェムを後から回収するルートがあるのですが、ここを「うっかり取るのを忘れていた、しまった~」とおどける茶番をやることになりました。

茶番をする上で大事なのは、「これは茶番だ」とわかってもらうこと。本当にミスをしたんじゃないかと視聴者の方々に不安な思いをさせてはいけません。
そのうえで「鳥頭になってしまったか?」というワードチョイスはかなりギリギリだと思いました。『Bomb Chicken』の主人公がニワトリである以上どうしても使いたいと思い、押し通すことにしました。

茶番、難しいですね!!!

2022/08/15 本番当日

午後から仕事というタフな状況のなか、チス終了頃に声がかかりました。音声チェックは特に時間がかかることなくすんなりと終わりました。すごい!

画面共有のポップアウトや原稿の準備などしているうちに、あっという間に出番が来ました。緊張はしていなかったと思います。

スタート後

実際の走りは以下からご覧ください。

RTA中は、以下のことに気をつけながら解説を進めました。

  • 原稿通りに喋る。アドリブは入れない。

  • ただし、想定とは違うことが起こった場合はしっかり説明を入れる。

  • 喋り続けない。息継ぎのタイミングを守る。何もしゃべらない瞬間があってもゲーム画面あるし意外となんとかなる。

  • 汚い言葉を使わない。

  • チャットで出てきた疑問点などは余裕があれば拾う。が、基本的にランの解説に集中する。

環境はほとんどラグがなくてすごかったです。が、たまに自分の声が会場音声ごしに聞こえてしまうのは気持ち悪かったですね。やはりオフラインはオフラインで解説したいと思いました。

自分の喋りは振り返っていませんが、ダメだったなあと明確に覚えているのは「祈ってください」系統の使用タイミング。今回は40秒程度ロスしてしまう場面があったんですが、そこで「上手くいくように祈りましょう」的な言い回しをしてしまうと、走者にとってはあまり心象が良くないと思うので、違う言い回しを考えたいですね。「上手くいくよう応援よろしくお願いします!」など。

終了後

想定していたことを色々お話ししておしまい。やはりブルーホットソースゾーンでのミスが痛かったですね。それ以外は決めたいところをほとんど決められていただけに悔やまれるランでした。しかしそれでも50分ちょいに収めてしまうので、やはりとまるさんはすごい。

一方解説はイベント終了後に一発通しをして、1時間51分というタイムを叩き出しました。タフな試合だった。

その後はヌルっと解散。オンラインとオフラインで分かれているため、出番終了後の楽屋タイムはなし。私も10分後から仕事開始という状況だったので、ツイートだけして仕事に向かいました。(在宅)

まとめ

『Bomb Chicken』のAny%を走ってたことあるよ! ということだけで快諾した解説でしたが、タフな役割でした。オフライン開催でオンライン解説は初めての経験でしたが、会場の拍手を背に話したいなという気持ちが強くなりました。年末こそは現地参戦できるよう頑張ります。

また、今回「解説に向いてそうな声」という感想をいただけたのが嬉しかったです。自分としては滑舌もまだまだ、ネットリとした声調も聞きづらいのではないかと感じていますが、少しずつでも成長しているのであれば幸いです。解説としてもRTA界隈に貢献できていければと思います。

蛇足ですが、一時はRTA in Japan開催に合わせて即興ゲームを作るみたいなことをしていたので、今年の年末もなにかやってみたいという気持ちがありますね。頑張ります。

ありがとうございました。


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