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少女が泣くと"世界"が滅ぶ。魔物の子守りアドベンチャー『メグとばけもの』

少女が泣くと世界が終わる ー 魔界に迷い込んだ人間の女の子「メグ」とそれを守る魔物「ロイ」の物語。素朴なドット絵と美しいサウンドで描かれるアドベンチャーRPGです。

https://odencat.com/bakemono/ja.html

概要

メグとばけもの』は、『くまのレストラン』を手掛けたOdencatによる、初の家庭用ゲーム機/Steam完全新作。

本作において、プレイヤーは強力な魔物「ロイ」となり、とつぜん魔界にやってきた少女「メグ」を助けるために奔走します。

ゲームの内容はオーソドックスなアドベンチャーRPG。ロイはHP99999と最強クラスの強さを誇る魔物ですが、ダメージを受けるとメグがショックを受けてゲージが減り、ゲージがなくなると泣き出します。

メグちゃんビビってるヘイヘイヘイ

メグが泣いてしまうと世界が崩壊し、ゲームオーバーです。メグが泣いてしまわないよう、適度におもちゃであやしたりしながら戦わなければならない、制約つきの戦闘を強いられます。

サッカーボールであやす図

時にはメグを離脱させ、本気の殴り合いをすることもあります。様々なバリエーションの戦闘に期待!

ストーリー

_(:3」∠)_

『メグとばけもの』は、魔界に落ちたメグを拾ったロイが、人間の世界まで送り返す物語です。が……

冒頭では、ロケットと思しき物体に乗り込んだロイが、まるで『タイタニック』のようにメグを拾ったことを回想する場面から始まります。

ここは魔界か、それとも

メグを人間の世界に送り返してめでたしめでたし、というわけではなさそうです。切ないお話になるか、温かい人情噺になるか……リリースが楽しみですね。

キャラクター

『メグとばけもの』の世界は魔界なので、いろんな種類の魔物を話したり、時には戦いを繰り広げることもあります。

ロイの相棒であり、人間の世界と繋がりがありそうなゴラン。"評議会"の一員でありながら、どこか近所のおじさんのような優しさがあるグスタフ。人間ながら魔界で生きるポール。

いろんな人物との出会いを通して、ロイとメグの絆が深まっていくことでしょう。

魔界っぽい風景ではない

サウンド

『メグとばけもの』ですが、サウンドがとてもいいです。とにかくまずは、こちらのトレーラーをご覧ください。

当初『MOTHER3』のようなドット絵に惹かれて興味を持った本作ですが、サウンド面にかなりこだわりがあるものと思われます。

本作ではモンスターハンターシリーズやライザのアトリエ2の楽曲制作でも知られている作曲家の裏谷玲央氏が全曲書き下ろしをしています。また、メインテーマの作詞・歌唱にはTo The MoonやRakuen、Delta Runeなどに関わった鴫原ローラ(Laura Shigihara)さんが参加しています。

https://odencat.com/bakemono/ja.html

GBA時代を思わせるグラフィックに、ピアノを主体とした美麗なミュージック。これだけでも触れる価値があるかもしれない、と思わせてくれます。

ゲーム性

体験版だけでは判断できませんが、メグを守りながら戦う戦闘はいろんなバリエーションがありそうだなと感じました。メグなしのガチバトル、逆にメグだけのバトルなど。他では類を見ない要素であり、それだけに発展性に期待を持てます。

わあつよそう

ステージ間のフィールドはなく、ワールドマップから行きたい場所を選択する方式です。道中のザコ敵に苦労する……という雰囲気はなさそう。

らくちーん

ロイやメグのステータスも、イベントで敵を倒すと特定のステータスが上昇する、という仕様になっているようです。イベント戦闘で勝てばいいので、戦略を立てるのが苦手でもなんとかなりそうなのはいいですね。

とはいえ戦闘以外にもいろんなギミックが待ち受けていそうなので、本編をプレイできる日が待ち遠しいです。

ゲージが尽きたら崖から落ちちゃう?

総評

『メグとばけもの』は

  • 『MOTHER3』風のドット絵

  • ピアノメインの穏やかなBGM

  • 強い魔物とか弱い人間の少女のギャップ

  • どうあがいても切ない展開になる物語

というワードに惹かれる方にオススメできるかなと思います。

現在Steamで体験版配信中。SteamとNintendo Switchで2023年初頭に配信予定です。この機会にぜひ触れてみてください。


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