限界大学生、ビジネス用語を学習して意識高い系大学生に転身することで人生の色を変えようと画策するも無事失敗。やたらとビジネス用語に詳しい陰キャ大学生が爆誕したことにより世界終末時計の針が進む結果となった。

グッドモーニング!皆さんはエブリデイのクオリティをアップさせるためにホワットをドゥしていますか?

……こんなのじゃだめだ!!
こんなルー大柴みたいなしゃべり方じゃ意識高い系になれない…!

なんでいきなり意識の高さを気にしているのかって?
昨今の社会を見るとグローバルな目線・意識を持ち合わせた人材が活躍していることは明白…!
つまり、

意識の高さは社会的地位の高さに直結する……!!!


なんてこった…。我ながら天才的な発見をしちまった…。
たしかにそうだよな。ビバリーヒルズに住んでる富豪とか英語しゃべってるもんな。
てかこれ俺の発見だからな。お前らパクんなよ。

それはそうと、この理論に気づいた私は早速意識の高め方を考えた。方法はいくつかあるように考えられたが、そのなかでも有力なのは、
①スターバックスコーヒーでMacを開く。
②ビュッフェで草にオリーブオイルをかける。
③ビジネス用語を使う。

この3つのうち、今回は③の方法で意識を高めようと思う。
まあ、②は雑草に油かけときゃそれっぽくできるやろ。
①はやらないよ。俺は陰キャオタクだからね。

とにかく!
俺はビジネス用語をラーニングして立派な意識高い系大学生になるぞ!!!

そんなわけでネットでビジネス用語を調べているわけだが、どう考えても日本語でええやんってなる言葉と、素直に便利な言葉があって面白い。
今回は愉快だが実用的な最強ビジネス用語2選をピックアップしてみた。
みんなも意識高い系になるためにしっかりと勉強したまえ。スタバで読むとなお良い。多分肩こりとかにもきく。

1.オポチュニティ

英語で「機会」を意味する『opportunity』が元となっている単語だが、ビジネス用語では「営業や取引の機会」、特に「自身の努力によって得た機会」という意味でつかわれるようだ。

なるほど、代替となる日本語がスッと出てこないあたり仕事場で根付いた言葉という印象がある。言葉の意味合いからして仲間同士の会議などで使われるのだろう。使う機会自体は少ないかもしれないが、実用的な言葉だ。
しかし、欠陥も存在する。それは……

語感が間抜けすぎる。


流行らんやろこんなん。
イキリ意識高い系大学生が「おぽちゅにてぃ~^^」とか言ってるの見たことも聞いたこともない。ダサい。間抜け。あほっぽい。

カッコよさとマウント力が求められるビジネス用語においてこの語感の間抜けさはまずい。
あと『おぽちゅ』の部分のなかに『おぱんちゅ』の残滓が感じられるのが余計まずい。
セクハラとイキリの危ない綱渡りを強いるのは、安定志向が定着している現代社会において致命的な欠陥であると言わざるを得ない。

よってこのビジネス用語は愉快だ。これはすでに議決された内容であるため変更はできない。

2.MTG

会議のことである。※Magic The Gatharingのことではない。
この言葉の派生形として『オンラインMTG』というものあるが、マジック・ザ・ギャザリングのデジタル版ではなくオンライン会議のことだ。

※1993年に発売された世界初のトレーディングカードゲームのこと。同じくMTGと略される。

「ちょっと待てぃ!なんで会議がMTGになるんでぃ!?ちったぁ滅茶苦茶すぎやしませんか?」
と思ったそこのあなた、ぐうの音もでない完璧な説明をお見せしましょう。

『Meeting』

 ↓   ↓   ↓

『M        T          G』

!?!?!?!?!?


なんてこった。文句のつけようがねえ完璧な省略だぜ……。


締め

さて、今回はここまでだ。
今日はビジネス用語についてかなり詳しくなったし、社会的地位もかなり向上したに違いない!
早速だれか友達にマウントを取りにいかなければ!

……友達?


あれ?もしかして意識高いマウントって友達がいないと取れないのでは?

カチッ…カチッ…時計の針が動く音が聞こえる。
世界終末まで、あと89秒………。


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