バジルのペスト・ジェノベーゼ🌿
オンライン料理教室「イタリアのマンマ直伝パスタクラス」、今回は「バジルのペスト・ジェノベーゼ🌿」
生のバジルの葉からペスト・ジェノベーゼを作り、最後はシンプルなパスタに仕上げます。市販の”バジルソース”とは、比べ物にならない美味しさです。
ちなみに!
イタリアで「ジェノベーゼ」と言って一般的なのは、
このお料理、玉ねぎと牛肉の煮込みです。しかも、ジェノバではなく、ナポリの伝統料理です。
では、我々がイメージする、緑のバジルのジェノヴェーゼは、
「Pesto genovese(ペスト・ジェノベーゼ:ジェノバ風ペスト)」と言います。
なぜこのようなことが起こったか?
どうやら、15世紀頃、ジェノバのコックがナポリに行き着いた時に、この玉ねぎをたっぷり使った煮込みを作って、これがとても好評で、これを「ジェノバ風(alla Genovese)」と名付け、ちゃっかり「ナポリの郷土料理」として残った、ということだそうです。
ナポリもジェノバも大きな港町でしたから、海を渡ってこんな面白いことが起こっていたのですね。
だから、イタリアで「ジェノベーゼ」というと、お肉と玉ねぎの煮込みが出てきますので要注意!
(でも、これはこれで美味しいので、結果オーライ間違いなしですが。笑)
なので、よく日本で見る「大葉のジェノベーゼ」は、ちょっと意味不明になってしまいますね、あれは「大葉のペスト」ですね(うるさいですね、すみません)。
ともあれ、今回は、「バジルのペスト・ジェノベーゼ」
美味しい〜〜〜〜〜。ほんと、美味しいです。
ペスト・ジェノベーゼ、色んなレシピがありますけれど(これまた長くなりますが)、このレシピが最も好きです。
そして、ジェノバ人の嫁入り道具、モルタイオ(大理石のすり鉢)でやると、完璧です。
私のベランダのバジルは、成長真っ盛りですので、たっぷり使ってあげましょう!葉っぱ取らないと光当たらないですからね〜
そして、ペストは瓶で保存しておけば、他のパスタやお料理に重宝します。
生活を豊かにする手仕事、いかがでしょうか?♡
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