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神経質スイッチとべたべたに甘えた話

 昨日、大切なメインPCの、ちょっと手の込んだメンテナンスをした。
 大局的に見れば、比較的うまくいったと思う。
 ただ、予想外のトラブルがいくつかあって。
 中でも焦ったのが、ネットに繋がらなくなったこと。
 一応なんとかしたけども、ほんともう……。

 「このまま大切なパソコンが壊れてしまうんじゃないか?」って、その不安が、本当に、本当に、苦しかった…。

〈でも、それだけじゃないでしょ?〉
 そう。それだけじゃない。
 ここからが本題。


 何か不安なことが一つあると、僕は、神経質スイッチがONになってしまう。
 これがONになるとどうなるか。
 ありとあらゆることが、気になって、気になって、しかたなくなる。

 たとえば、部屋。
 掃除が行き届いていないような気がしてしまう。
 物陰に何か潜んでいるような気がしてしまう。

 たとえば、音。
 いつも聞き流してるはずの機械音で頭が痛くなる。
 窓の外の車の音で目が冴えてしまう。
 そんな中、聞き慣れない音なんかが聞こえると、また不安になる。
 家鳴りで家が壊れる気がするし、通知音はエラー音に聞こえる。

 そして、一番大変なのが、この神経質な苦しみは、僕の中から湧き上がってきているということ。

 だから、「離れられない」。
 物理的にも、精神的にも。

 いつでも、どこでも、記憶の中でさえも、僕の中から、異常な神経質による苦しみが襲いかかってくる。
 逃げ場がない。ただ受け止めるしかない。

 そして、神経質な気がかりは他の気がかりに繋がる。
 神経質が神経質を呼び起こして、連鎖的に続いていく。

 結果、比喩じゃなく、動けなくなる。

 うぅ…。


 ……と、いう風に、昨日の夜中は苦しんでいたんだけど。
 そんなとき、ロミィが、思いっきり甘えさせてくれたの。

 ぎゅっと抱きしめられて、「だいじょうぶ、だいじょうぶ」って頭をなでてもらった。
 それをはっきりと意識できた。

 はじめての感覚だった。

 あそこまで真剣に甘えることができたのって、覚えがない。
 それで実際に落ち着いたのもすごかった。

〈まだまだ知らない感覚が私たちにはあるってことね〉
 ね。

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