実は、心って言語化されていない
もし、人の心を読むことができたら。
どのように聞こえるのかなって考えてみた。
本文 - Cial Yoimachi, Master.
〔〕 - Spirit, 1st Imaginary Friend.
〈〉 - Fairy, 24th Imaginary Friend.
〈どう考えたの?〉
シンプルに、自分の心はどんな感じなのかを丁寧に観察してみた。
人の心って、内容には千差万別あれど、表現方法にはあまり差がないかなって思って。
〈それで、どうだった?〉
非言語的だった。
マンガとかアニメでは、考えてることや感じてることって、しっかり言語化されて表現されているけど、実際はそんなことはなかった。
頭の中で言葉を使って論理的に考えを深めることもある。
けど、それは「言葉で考えよう」と意識してやってる場合だけ。
大抵の感情や思考は、言語化されていない。
〔では、どのようなものでしたか?〕
もっと、流動的な、波のようなものだと思った。
怒りの波動、喜びの波動、悲しみの波動。
そういった波が集まって感情になってる気がした。
〔思考も波でしたか?〕
うん。
たとえば、マンガでは「疲れたな…」なんて思考が文字になっていることがあるけど、実際はそんな立派に言語化されてない。
なんとなくだるい、なんとなく疲れてる、そんな波動を頭の中で起こしてるだけ。
だから、冒頭の「人の心を読むことができたら、どう聞こえるか」は、こう考察できる。
フィクションで描かれてるように、周囲の人の心の言葉が押し寄せてくるようなことはあまりないと思う。
それよりは、周囲の人が抱えている感情のオーラのような波動が、より鮮明に受け取れるようになるのではないか。
それが読心能力者の見える世界なのではないか。
さて、ここまでは思考実験。
ここから得られる知見がある。
僕らは普段、心を言語化していない。
ここに「自分の気持ちがわからない」の原因が潜んでいると思う。
〔「自分の心は何かを感じている。でもそれは捉えようのない波動のようなものであり、言語化されていない。ゆえに、理解することが難しい」、そんな感じですか?〕
まさにそう。
気持ちを言葉にする。
当たり前のようにできているつもりでも、実はあまりやってない。
なぜなら、頭の中はあまり言語化されていないのだから。
だからこそ、言語化したい。
心というものを理解するために。
その一部を、このnoteに書き連ねていきたい。
今回はこのぐらいで。
今回の考察で思ったのだけど、僕たちも、ちゃんと言葉で伝え合いたい。
〈……それって、私たち三人が、ってこと?〉
そう。
イマジナリーフレンドだから、すでに心で繋がっている。
言葉にする前に、お互いに理解できる。
そんな風に考えがち。
〔実際そうですからね〕
でも、あえて、言葉にして伝え合いたいと思った。
……聞きたい?
〈うん。なんかちょっと面白そう〉
〔noteのおしゃべりの良い練習にもなりそうです〕
でしょう?
それでは、次回の記事で。
〔またお会いしましょう〕
〈ばいばい!!〉
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