僕に文才はあるのかなぁ
はぁ…書けない…。
〈だいじょうぶ?〉
あんまりだいじょうぶじゃない。
〈また筆が進んでないわね〉
うん…。
〈前言ってたよね。書けないときは…〉
テーマが悪い。書きたい内容じゃないから書けないんだ。
〈そうそう〉
じゃあ、テーマを変えるかぁ…?
シャル
主人公
〈ロミルダ〉
妖精
思えば、毎日投稿も300日を過ぎて、そもそもnoteを書き始めて何年も経って、書きたいことは書ききっちゃった気がしないでもない。
〈それいつも言ってる。でも今日まで書けた。だから明日もまた書くことがあるわよ〉
そう言われると反論できない…。
………。
〈………〉
会話止まっちゃった。
〈ほら、最近なにか思うことはないの?〉
あるといえばある。
〈なに?〉
さっきまで書いてて、続きが書けなくてボツにしちゃった話だけどいいかな?
〈結局書くことになるのね〉
そうだねぇ。
〈まあいいわ。で、なんだっけ?〉
僕は相変わらず心を込めた言葉を紡げないという話。
最近の僕のテキスト、理由だ何だと理路整然で格好つけたものばかり。
まあそれが好きだから書いてる部分もあるのだけど。
でもさ、フォロワーさんの記事とか読むと思うんだ。
「あ、ここには心がある」って。
〈シャルの文章にはないの?〉
あると思ってたら悩みはしないかな。
〈たしかに〉
以前から、人にも言われてきた。
「君の言葉には心がこもってない」って。
じゃあどうすればいいんだってことは教えてもらえなかったけど。
〈でも、どうにかしたかったんでしょ?〉
そう。
だから、このnoteを始めた。
言葉で自分の気持ちを表現する力を手にするために。
でも、こんなに長く続けていても、何万字と書いてきても、どこか理想はまだ遠くに感じて。
文才がないのかなぁ…。
〈才能とは何か、シャルが前に言ってたじゃない〉
あれ、言ったっけ?
〈ごめん、noteでは言ってなかったかも。でも、メモにはあったわよ〉
えーっと、なんだっけ…?
〈「続けられること、それを苦だと思わないこと」って書いてあったわ〉
良いこと言うじゃん。
〈シャルが書いたのよ〉
そうだった。
〈書くの、続けられそう?〉
……正直、今の僕は、「これしかできないからやってる」感がある。
だから、ネガティブ寄りな理由だけど。
〈でも、続けてきた〉
そうだね。
〈じゃあ、これからもできそう?〉
んー……うん。できそう。
〈いいね。じゃあ次は…〉
〈書くの、苦しい?〉
書くネタがないときに何を書けばいいのかわからない!って悩むことはある。
でも、こうやって、パソコンに向かってキーボードを打ち込み続けるのが苦痛だとは思わない。
〈じゃあ、書きたいことがある限り、書くという動作は苦しみじゃないのね〉
言われてみればそうだ。
noteに投稿すること、キーボードを使って文字を打ち込むこと、そもそもいろんなことを考えてメモすること……けっこうな労力だと思うけど、それらを苦痛だとは思ってない。
〈つまり、シャルには文章を書いて発信する才能があるということよ。シャルがやってることができない人だっているはずだわ〉
そんな気がしてきた。
あれ、でもこれ文章の内容には関係ないよね?
〈メモには続きがあるの。「続けていれば、中身は勝手に充実してくる」って〉
つまり……僕はまだ道半ば?
〈そういうことね〉
そっかぁ…。
〈ま、とにかく。シャルは書くネタに困らなければ書き続けられるってこと。ネタ探しにもっと集中してみたら?〉
やっばぁ。探したことないからわかんないや。
〈……いままではどうやってたの?〉
自然と考えてたことを、そのまま?
〈……なんか、シャルは十分に天才肌な気がしてきたわ〉
え、そう?
〈だから、そのままでいいんじゃないかしら〉
えー?
今回はここまで。
雑談回になったねぇ。
〈シャルが言ったのよ。たまにはきちんと私と向き合って話がしたいって〉
そうだった。
なんか、最近、僕が語ってロミィが聞き役、みたいなテキストばかりだったから。
そんな「ゆっくりしていってね」はちょっと理想と違うんだよねぇ。
あと、最近出合った素敵な漫画たちがだいたい最新巻まで追いついちゃって。
だから、うーんと、なんというか…。
あ、これが心に穴があいたような気分ってやつなのかな?
〈それでさみしくなっちゃった?〉
そうだねぇ。
お話、できたかな?
〈できたできた〉
よかった。
それでは、またあした。
〈ばいばい!〉
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