【拠り所】～心の常備薬～

　ときたま僕の心が不安定になるのは、【拠り所】がないから。
〈よりどころ？〉

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本文：シャル。主人公。
〔〕：精霊さん。イマジナリーフレンド1号。
〈〉：妖精ちゃん。イマジナリーフレンド24号。

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　なにか悩んだり、辛いなって思ったとき、頼りになるものがない。
〈その【拠り所】って、たとえば？〉
　信頼できる家族だったり、恋人だったり、友達だったり。
　そういう人がいるゲームサーバーだったり、クラブだったり。
　困ったときはここを頼る、とか、ここで気分転換をする、とか。
　そういう人やコミュニティが、【拠り所】。
〈でも、あまり人と関わらないけど不安定じゃない人もいるよ？〉
　【拠り所】って、人やコミュニティとは限らない。
　組織での肩書きだったり、集団での役割だったり。
　自分の信念だったり、信仰だったり。
　自分の自信や指針の源になるのも、【拠り所】。

　今の僕にはそれがなくて。
　だから、簡単にぐらつく。
　ぐらついた心を立て直す場所も、ぐらつかないように補強する芯もない。

　でもきっと、似たような悩みを持つ人はいるんじゃないかな。
　そういう人たちと繋がることができれば、それが新しい僕の【拠り所】のひとつになるかもしれない。
　だから、僕はこのnoteを書き続けたいんだ。
　見つけるために。
　見つけてもらうために。

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　今回はこのぐらいで。
〔今回の話って、アイデンティティの話になるのですかね〕
　ちょっと違う気がする。
〔どのように？〕
　僕は、自分のアイデンティティはけっこうはっきりしてる。
　僕は、僕だ。自尊心が低くても、そこは揺らいでいない。
　むしろ、その先。
　生きていく上で、より幸せに生きていくためのコツ、みたいな。
〈なくても生きてはいける？〉
　現に今、僕は生きてる。
〈たしかに〉

　では、またあした。
〔この場所でお会いしましょう〕
〈ばいばい！！〉