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ゴーン被告「日産告訴を準備」

 日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告がテレビ東京の単独取材に応じ、日産に対して新たに刑事告訴を準備している考えを明らかにしました。 

 日本のメディアの取材に答えるのは去年の1月にレバノンで開いた記者会見以来、1年9カ月ぶりです。

 ゴーン被告は「私はいまレバノンで刑事告訴を起こそうとしている。

 私のレバノンの事務所と自宅を捜索した関係者全員に対してだ」とインタビューに答え、レバノンの自宅などに日産の関係者が入り、資料などを違法に押収したと主張しています。

 関係者全員を刑事告訴する考えです。

 日産はテレビ東京の取材に「当社として違法行為をした事実はありません。

 これ以上のコメントは差し控えます」と回答しました。

 また去年の記者会見では語られなかった”レバノンへの逃亡”の詳しい状況も明らかにしました。

 ゴーン被告は日本から脱出する際、楽器ケースに忍び込み関西国際空港の 

 保安検査をすり抜け、海外へ逃亡しました。

 ゴーン被告は「私は(脱出する)箱の中では 非常に集中していた。 現在の状況に集中していた。この脱出には私の人生が懸かっていたから当然のことだ。 もし何か悪いことが起きたとしてもすぐに立ち直れるようにしていた。 幸いにも何も起きなかったがね。」と当時の状況を明かしました。

 今後、日産とカルロス・ゴーンとの戦いが見物である。



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