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本は最高の先生。モヤモヤ駐在妻に読書のススメ

はじめに

今回は、私のアメリカ駐在帯同生活を救ってくれた【読書】についてお話しします。

20代の頃はほとんど読書をしなかった私。

アメリカに来てからなぜ読書量が増えたのか・どういった点で読書が自分を救ってくれたのか、これらを改めて深堀りして考えてみました。

1.駐在帯同中、読書にハマった理由
2.読書が自身を救ってくれた経験
3.モヤモヤ駐在妻に読書のススメ

これらの3本立てでお話ししますので、気になる方はぜひ読み進めていただけたら幸いです。

1.駐在帯同中、読書にハマった理由

(1)30代という年齢に対する"自分の薄っぺらさ"に気づいた

実はお恥ずかしながら、前項に書いた通り日本に居た時はほとんど本を読んでいませんでした。

大学時代に東野圭吾の小説、出産後に子育て・教育本を数冊読んだ以外には、読書にハマった記憶がほとんどありません

(ちなみに実の父親はかなりの読書家で、その姿も見て育ったので、環境的には本嫌いになる要素は特になかったと思います)

そんな風に過ごしてきた私、アメリカに引っ越してきた時は31歳。
渡米当初は特に読書しない日々を送っていました。

しかしアメリカに引っ越してからというものの、ありがたいことに国籍問わず様々な方とのご縁があり。そんな方たちと会話をしながらある日『自分って薄っぺらくて何も知らないな』と痛感したのです。

基本的に私は一つのことにのめり込みやすいタイプ
(※マルチタスクは出来るけど得意ではない)

好きなことにはとことん取り組みますが、世間で注目されている知識・思考であったり日常に起きているニュースなどに対して当時は関心が薄く、それを知ろうともしていませんでした。

専業母で社会から5年間孤立していたというのも言い訳にならないくらい、多くの分野に関する知見が乏しい、それが影響してか会話の引き出しも狭くなっているかもしれないと反省。

コミュニケーション能力が高い方や、(勉強に限らず)知識豊富な方に囲まれ、『このまま30代を終えてはダメだ!』と、自己啓発として読書開始。

最初は月1-2冊程度だったと思いますが、読書で新たな知見を得られるのが嬉しくて徐々にハマり、2023年に入ってからは月10冊前後読んでいます。

(2)アイデンティティロスを解決するメンターが欲しかった

駐在妻という立場はモヤモヤする要素が満載(笑)

駐在妻がモヤモヤする5つの理由を考察したnoteはこちら
(共感のお声を沢山頂きました…!) ▼

そして、そんなモヤモヤを、誰にでも気楽に相談することはできません

夫は働いているからまた違う立場。
日本の家族・友人も状況的に理解したくても出来ない部分が多い。

駐妻の友人は同じ立場を分かってくれるから話しやすいけど、必ずしもモヤモヤ脱却の直接的な解決に至る訳ではない。

そんな時に私のメンター的存在となってくれたのが"本"でした。

様々なジャンルがある中、特に啓発本を好んで読むことが多かったのですが、自身のマインド面を大きく変えてくれたなと思います。

オススメ本はここでは紹介しきれないので、また別noteにまとめようと思いますが、沢山の本を読んだことで

・自己理解が進んだ
・自己肯定感が上がった
・様々な知見が身についた

これによって、以前と比べるとほんの少しだけ、『人としての深みが出てきた』のではないかと感じています。

(まだまだ自分は知らないことだらけ・薄っぺらということにも改めて気づけたので、読書によるインプットは今後も続けていくつもりです!)

異国生活での不安感、焦燥感、よく分からないモヤモヤ…
もしかしたら読書が前に進む道筋を示してくれるかもしれません。

2.読書が自身を救ってくれた経験

(1)物事を俯瞰して見ることが出来るようになった

読書をして一番良かったと思うのは、思考が深まり、物事を俯瞰して見ることができるようになったことです。

読書に本格的に取り組む前の自分は思考が浅く、自分と違う考え・文化を持つ人をすんなり受け入れられなかったり、自身の機嫌を管理することなども今より下手くそだったと思います。

しかし本から様々な文化・考えを知り、思考を重ねたことで、文化の壁や嫌なことに遭遇したとしても、以前より状況を冷静に分析して感情を保つことができるようになりました。

特に海外生活においては、いかに"感情の自己コントロール"を出来るかが重要だと感じます。

感情の波が穏やかになったことで日々のストレスも抱えづらくなりましたし、様々な方から思考や知識を学ぶのはとても大切だと、この歳になってようやく気づかされました。

(若い頃は、我ながら自分中心主義だったなぁ…)

(2)孤独感・時間を持て余す状態からの解放

アメリカ生活、子供が学校に通い始めてからというものの、時間を持て余すことが物凄くストレスだった私。

かといって、目的もなくテレビやYoutubeを見るのは生産性がないと感じてしまい、心からは楽しめないタイプ。

(※こういう娯楽時間を楽しめる人の方が本当は幸せだと思います。これは私の生まれ持った性格の問題です…(笑))

そして何をしていいか分からない、一人孤独に時間を持て余す日々が、渡米当初しばらく続いていました

しかし読書にハマってからというものの、次から次へと読みたい本が出てくるので暇な時間など無くなりました

むしろ時間が足りない!という状態に。
(現在も読みたい本リストが何十冊もあって積読状態…)

元々無趣味だったこともあり、こうして没頭できる趣味が見つかったことは、孤独な異国生活においては大きな救いでした。

そして没頭できる趣味を手に入れたことで、孤独感を感じることも徐々に減っていきました。

ちなみに今現在では読書に加えて、インスタ・noteでの発信や、パートタイムの仕事も並行して行っており、好きなことに囲まれて、生きていて今が一番幸せかも?なんて思うことも。

そういった好きなこと・自分のなりたい姿を見つけられたのも読書のおかげです。

よく読書系のインスタアカウントを見ると、『読書で人生変わった』といった類の文言を目にしますが、決して大げさではない、本当のことだと実感しています。

3.モヤモヤ駐在妻に読書のススメ

一口に駐在妻と言っても置かれた環境は様々ですし、考え方も人それぞれ。

こうしたnoteを書きながらも、全員に読書がハマるとは思っていません。

(私も前述の通り、昔は本を読まないタイプだったので、まさかアメリカに来て読書量が増えるとは夢にも思いませんでした)

しかし、受動的な立場である故どうしても自分軸を失いやすい、悩んだり迷うことも多いというのが駐在帯同の身

しかも、その悩みを共有できる人って本当に限られています。

そんな時に本が頼れる存在の一つになってくれると思うのです。

モヤモヤから抜け出したい方や孤独で時間を持て余している方(←どちらも数か月前までの私)、ぜひ気になった本を1冊手に取るところから始めてみてはいかがでしょうか。

本は最高の先生です!

おわりに

いかがでしたか?

読書以外にも自己に良い影響を与えてくれるものは沢山ありますが、読書も間違いなくその一つだと、私は思います。

今まで読んだおすすめ書籍は、また改めて別のnoteにまとめますね。

今回も最後までお読み頂きありがとうございました。

この『駐在妻のモヤモヤを紐解くnote』では、自身が経験したアイデンティティロスやモヤモヤで苦しんだ経験を踏まえながら、現在モヤモヤしている駐在妻の方のヒントになりそうだと思ったことを書き記しています。

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