ユメの夢
猫のユメのことを書き残そうと思う。
(愛猫が亡くなった話なので気が進まない方は読まないでね。余計なことは書いてないから余計な質問やコメントも不要だよ)
我が家のユメが今朝、息を引き取ったと連絡があった。昨夜に一度訃報が届いたと思ったらその後、峠を越えたと連絡があり。なんとか生きようとしてくれてたみたいで。その後、明け方頃に最後は父と母に見守られながら安らかに眠るように亡くなったそう。
16歳。人間だと80歳くらい。長生きしてくれてありがとうだよ。いい人生だっただろうか。
ユメは俺が大学3年生の秋だったか。沖縄本島に上陸したその年一番の大型台風の暴風雨の中、我が家の駐車場に雨風凌ぐように逃げ込んできた。
そのうちホームに帰るだろうと思ってたのに、台風が去っても一か月ぐらい駐車場に住み着いてて。気付いたら勝手に妊娠してて(父猫誰だったんだよまったく)、4つ子の子猫も産んで。
なんだかんだで気づいたら今日までの15年間、一緒に居てくれた。
俺は卒業後上京したから一緒に過ごした時間は一年半くらいだけど。沖縄に帰る度に変わらない鳴き声で、まるで昨日も会ったような顔して迎えてくれて。嬉しかったな。
気分屋で思わせぶりでこっちが撫でたい時は「仕方ねーな」みたいな顔してるのに(でもさわらせてくれた)、こっちが忙しい時に限ってずっと付いてきて、図々しく膝に乗ってきて。胸奥に直接言われるようなあの澄んだ声でずっと「撫でろ」「可愛がれ」「餌もくれ」と主張してくる。とんだプリンセスだった。でも愛おしかった。俺がツンデレ好きなのはユメのせいだね。
ユメの生きた証。息子たちのライトとムーンはまだまだ元気そうだから安心してほしい。
今日は快晴の秋空だった。月も綺麗だよ。そっちでチュールでもなんでも好きなもん食って遊んでておくれ。ありがとう。おつかれさま。だいすきよ。
下記、2008年のユメと実家と子猫たち。
ムーンとライトもさびしいね。
ユメ、たくさんありがとう。
いまさらだけどいい名前だね。
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