映画「街の上で」は色褪せない
※「だ・である調」で書いた方が、調子が出る気がするので、そうさせてもらう。
かれこれ、もう「約2年前」に公開された作品であるということに驚く。公開時に2回見に行った(3回だったか?)。もう今はなき「テアトル梅田」における思い出の作品の一つである。今回は、Amazonプライム・ビデオで見た。レンタル料金がかかってでも、無性に見たくなったのだった。下記の通り、以前、鑑賞記録を書いている。
「ゆったりとした休日を過ごしたい」というのが端的な動機である。久々に、日曜日がフリーだったので「休日らしい」ことがしたくなった。「休日らしい」とは曖昧な表現だが、普段の仕事から解放され、人並みにゆったりとくつろぎたかった。
「ひだまり」のような作品だな、と今になって思う。ありふれた表現かもしれないけれども、観客をあたたかい気持ちにさせてくれるのだから、やはりそう呼ぶのがふさわしい。
多分、2回目に映画館で見たときだったと思うが、多くの観客が一体となって楽しんだことを「一昨日のことのように」思い出す。ちょこちょこ笑いどころがあるので、見ていて飽きない。これといって悪者が出てこないのも、安心して見られるポイントである。
多分、何年経っても色褪せない作品だろう。まだ見ていない人には、特におすすめしたい。余談だが、私は、田辺冬子と城定イハを推す。でも、ラストシーンはもっと推せるかもしれない。