中央軒煎餅 ‐1923年創業-
今から40年前、グルテンフリーとして 開発された「玄米ちっぷす」
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今から40年前、グルテンフリーとして 開発された「玄米ちっぷす」

中央軒煎餅 ‐1923年創業-

クラフトビールのおいしい季節になりました。
この時期、のみ物を片手にポイポイっと口にはこべる軽やかなチップス「きりのさか 玄米ちっぷす」について、中央軒煎餅 商品開発担当のタケイが紹介いたします。


ルーツは1980年代、カリフォルニアで生まれた「BROWN RICE CHIPS」

1980年、カリフォルニアのストックトンという場所にAmerican Snackを略した「Amsnack」という社名のあられ屋が中央軒煎餅100%出資で設立されました。 
当初は日系マーケット中心にあられを販売していましたが、次第に健康食品を扱うスーパーマーケットに販路を広げていきました。
その時に開発したのが、玄米100%で作った「BROWN RICE CHIPS」。

アメリカでは小麦やライ麦などに含まれるタンパク質の一種、グルテン免疫に過剰を起こすアレルギー疾患やセリアック病(小腸に炎症を起こす病気)に悩まされている人が多く、当時、BROWN RICE CHIPSはそのような方々にとても喜ばれました。

AMSNACKの「BROWN RICE CHIPS」
5種の味 ①Original(塩)②Onion ③Almond ④Nacho Cheese ⑤Original Unsalted(無塩)

農林水産省のデータによると、世界のグルテンフリー市場はアメリカや欧州を中心に今も拡大しており、近年ではダイエットや体によい食品としてニーズが高まっているようです。

出典:農林水産省「米粉によるグルテンフリー市場の取り組みに向けて」


1988年、「BROWN RICE CHIPS」日本に上陸

当時、日本でも健康志向が高まっていたので、この商品を広めたいと考え、アメリカから輸入し、テスト販売を行ってみました。
今でいうライフスタイルショップやスーパーマーケットでテスト販売をしたり、ポップアップで試食販売をしてみたり、フードショーに参加して商品の紹介をしたり・・・。なかなか苦戦の日々が続きました。

ならば、日本向けの商品を新しく開発しよう!と生まれたのが「玄米ちっぷす」です。お米の形をした袋が特徴的で “おにおん” や ”ちーず” の新しい味わい、ちっぷすという軽いサクサクの食感が人気でした。

「玄米ちっぷす」 左から おにおん、大豆、ちーず  


それから約20年間、時代とともに姿を変えて

「きりのさか」の前身「桐乃坂中央軒」でも、玄米ちっぷすは販売していました。名前は「祝の玄(いわいのげん)」。桜えび(塩味)と大豆(醤油味)の2種だけでしたが、サクサクっの食感を継承。

桐乃坂中央軒の「祝の玄」 左:桜えび、 右:大豆


2018年に桐乃坂中央軒は全面的にリニューアルして、現「きりのさか」に生まれ変わり、主力商品として「玄米ちっぷす」が復活しました。
「きりのさか」は30代、40代に自分のお気に入りとして大切な友人や家族、自分自身の贈り物として選ばれるブランドになりたい、米菓をアップデートする、そんな思いで生まれました。詳しくは  新”おかき”を提案する「きりのさか」が今、グランスタ東京出店にチャレンジする理由  をご覧ください。

「チップス」といえば、ポテトチップス、コーンチップスが思い浮かびますが、いずれも薄くスライスされて、サクサクっの食感で手が止まらないのが特徴。
玄米ちっぷすもその名の通り、モチ米の玄米でつくった生地を薄くスライスして、高温の米油でカラっと揚げた、サクサクっのちっぷすです。
ぽいぽいっと口に運べる一口サイズで手が止まらない~。
会話が弾み、気分がパッと華やぎ、ハッピーがふくらむ ♪♪

2018年リニューアル時「きりのさか」玄米ちっぷす540円(税込)はカップ式のこんなパッケージでした。
友達や家族と過ごすハッピーな時間をつくりたくて、開くとお皿に早変わりするパッケージ形状。
「おもしろい」「新しい」とカジュアルギフトとしての評判はよかったのですが、その反面、「ご自宅用にはカップはもったいない」という声もあり、中身の内容量を増やして現在のスタンド袋に変更しました。

当初のカップ式パッケージ


一口サイズでぽいぽいっと!

最近、このスタンド袋ですが密かに改良を計画しています。
もともと、開封しやすいように袋の上部左右にノッチ(切り込み)が入っていました。利き手によって開けやすい方が変わるのでノッチは左右両側についています。
改良したのはノッチをさらに2か所追加で入れました。袋の高さの中央くらいの位置に左右2か所。
・まずはじめに、上部のノッチに手をかけて袋を開封。
・残り半分位まで商品を食べたら、中央のノッチを開封。
・袋の底まで手が届くように。
最後の1つまできれいに食べ切ることができます。(9月頃から徐々に切り替わる予定)
担当者がこだわった優しさに、ハッピーになりました。
これで、ずっと手がとまらない!

上部のノッチを開けて食べ始める → 中央のノッチから袋を切る → 最後までストレスなく
 
定番6つの味
左から ①桜えび ②スイートコーン ③トマト&ビネガー 
④玉ねぎ ⑤柚子しょうゆ ⑥パルミジャーノ レジャーノ


玄米ちっぷすは進化し続けていきます。

玄米ちっぷすの缶は紅茶缶をイメージする形をしていて、部屋に並べてリユースしてほしいとの願いをこめて作りました。きりのさかを象徴するボタニカル柄のピンク色のデザイン。

当初、缶の中には、45~55gに小分けされた袋が2袋入っていました。
1回分には多すぎるとのお客様の声が寄せられ、現在は15~20g入りの個包装
が5袋入っています。

リユースできるキャニスター缶
玄米ちっぷす缶は個包装が5袋入っています。


その他、底面に貼っている一括表示ラベルですが、リユースのためにはがしやすい材質になっています。

はがしやすい材質の底面シール


ポップアップショップで販売していた数年間は、きりのさかの開発担当者達が販売シフトに入り、お客様の生の声を伺ったり、それを基に気づいたことを何十件も記録していました。その結果、数々の改良が実行されています。

夏季限定味「玄米ちっぷす だだちゃ豆」販売中。


リニューアル当時は定番品として販売しており、特に夏に親しまれていた「玄米ちっぷす だだちゃ豆」を2022年7月に復活!
グランスタ東京店ではすでに販売開始しています。
濃厚なだだちゃ豆の香りを楽しみ、これぞ一日の疲れをいやしてくれるビールに合うチップスです。

7月に発売した夏季限定「玄米ちっぷす だだちゃ豆」


アメリカで生まれた「BROWN RICE CHIPS」が40年たった今も、少しずつですが、進化しています。
ハッピーがふくらむ商品として、こらからもお客様の声に耳を傾け、こらから先の未来を創造しながら、また次の40年も続く商品になるようにみんなで努力していきます。

帰省や夏休みのお出かけに、クラフトビールのおともに、是非お好きな味を見つけてください。

今回、ご紹介しきれなかった「玄米ちっぷす」の素材選びや中身の開発秘話については、別の機会に書きたいと思います。
お楽しみに。


中央軒煎餅 ‐1923年創業-
おかき革命!まもなく創業100年を迎えるにあたって、これまで大事にしてきた伝統的なおかきづくりを継承しながらも、新しいおかきの時間を提案していきたいと考えています。【公式HP】https://www.chuoken.co.jp