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たいしたことない日々のこと0724

どうでもいい記録の日記、たいしたことない日々のこと。

あまり発する意味や意義を感じない言葉、思考、生産物のなりそこない、それでも見られることを意識しながら書くこと、あるいは時間の変容でどれくらい考え方が変わっているのか知りたくて不定期にnoteでの日記は残しておこう、と思い更新する。あまり読み返しはしないからほぼ一発書きで。


更新曜日を気にせず、書きたいことを書くようにしよう。ここのところは滞在先の物件探しに時間を割いている。せっかくだから使っていたサイトを備忘録的に残しておく。だらだら見ているだけでも地域の相場観がわかって楽しいし、そもそも物件探しのサイトは住む予定もなく、予算オーバーなものを眺めるだけでもあっという間に時間が経つものだよね。

・Particulier à Particulier(pap)

夜、本腰を入れずのんびりと物件探しをしている最中にPAPで11区のあるアパルトマンに一目惚れした。朝になったら問い合わせをしようかと考えていたのだが、人気のものは数分あるいは數十分であっという間に公開終了になるからとメッセージを送って眠りについた。

朝起きてどうだろう、返事はあるか。いや、ない。ページは公開中か、更新するとそのページは存在しない。先に誰かが交渉中あるいは契約したのだろう。惜しかった、理想の物件だったのだ。

・LODGIS

日本人のスタッフが在籍しているというこのフランスの不動産やさん。今のところ問い合わせたものはないけれど、1000€以下でも結構良質な物件が多くある。しかも大好きな17区もたくさん。本当はパリならVilliers, Malesherbes, Monceau公園あたりが住む環境としては理想で、とはいえそこは土地勘があるから、友人がいて通う予定の学校が近い11区République, Bastilleに住んで地域のことをもっと知ってみるのが今回の滞在の目的としてよいのではないだろうか。BastilleはMarché Aligre(アリーグル市場)があり、はじめてのパリのマルシェではそこで野菜を買った。昨年の訪問で楽しんだMalais地区とかLes Hallesとかはこの11区付近のエリアだから、今度はそういう所を発掘するのも良いだろう。

そういえばパリはセーヌ川を挟んで右岸、左岸、といった区切りをするのだが、わたしはもっぱら右岸側にばかり訪れているな。左岸側にはこのあいだアルゼンチンレストランに行ったとかMontparnasse駅がある程度の知識しかない。まだまだわたしの知らないパリがいっぱいあるのだろう。

あとは日系の不動産や掲示板。

いずれにしても良い物件と巡り会えるといいな。

最近、ひとりの友人がようやく渡仏できたということで現地に住む友人と三人でZoom飲み会をした。数週間ぶりに画面越しで見るふたりの表情はとても明るく清々しく、誇り高くあった。ひとりからすれば友が無事に入国できて同じ空の下にいるということ。もうひとりからすれば2年越しでフランスにたどり着けたこと。そんなふたりの笑顔には心の底から嬉しそうな喜びの感情が渦巻いている。そして「早く来てくださいよ...」と急かされたわたしは日本に置いてけぼりにされた寂しさよりも、期待と喜びしか感じ得ない。このふたりがいるパリが、面白くないはずがない。彼らは言う。「いま、わたしたちが出会ったときの話をたくさんしています」「秋には出会った街に行って思い出巡りをしたりポルトガルに行ったり、色んな場所に行きましょう」「あなたの語学力を、きっと越えてみせます」「そして、あなたが経験した最高の思い出をわたしたちで更新したい!」

3年前の秋にフランスの小さな街で始まった関係性。そこで出会った彼らたちは今も現在進行形でずっと繋がっている。もしこの先喧嘩をしたり、別々に離れて暮らしたとしてもその先の未来を悲観的に捉えて遠慮がちに生きたり、寂しいからといって期待しなかったりなどという行為は絶対したくない。裏切られてもいいから全力で、精一杯今をともに楽しみたい。それこそが彼らに対する礼儀でもあるし、出会えた運命を存分に味わいつくすことでもあるし、最高の思い出を更新し続けることでもある。

彼らの姿はふたりは「そこにいるべきひと」だという事実を証明していた。そこにひとり加えて、わたし自身もおそらく「そこにいるべきひと」になるだろう。あれほど日本で悲しそうに、寂しそうにしていた友人の面影はもうどこにもないのだ。

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