あなたという存在は人類にとって有益ですか？

社会で働く大人って怖い😨

なんて甘えていると「お前はいつもそうやって自分を守ってばかりだな！」と脳内の自分が罵声を浴びせてくる。ので、いい加減社会に参加する準備をしなくてはならない。準備しなくてはならない。準備しなくては…

何やればいいかわかんないよぉ？★

バカである。人の言ったことをすぐ忘れちゃうタイプのバカでありながら、1+1がなぜ2になるのかを根本から説明されないと理解できないタイプのバカでもある。悲しい。けど仕方ない。それが自分だし。バカチビ（私）は本棚に眠る埃くさい辞書を引いた。

「就活」
→民間企業から採用内定をもらうための、卒業前年から卒業年にかけての一連の求職活動を就活とよぶ

へー。「就活」って「働かせてください」って言うことを指すんだ。ぱくぱくと鼻くそを食べながら、「千と千尋のあれだな、あれ、あのかまじぃのやつ」と毒にも薬にもならないことを思い浮かべていた。

就活とは求職活動ーーー
そう分かってもなかなか動かないのが私である。そもそもなぜ人は働かなくてはならないのか。今やっているアルバイトのままではだめなのだろうか。なぜ企業に入って社員として働かなければいけないのか。

デジタルネイティブの私は早速ネット検索に頼った。「人 なぜ働く」という我ながら青臭い悩みを検索バーに打ち込むと、全知全能のグーグル様がお茶の子さいさいといった感じで検索結果を提示してくれた。

「生きていくためにお金が必要だから」
「理由なんてない」
「みんなそうしてきたから」

うう、、。正論、、。親に守られながらのうのうと生活している私に反論するすべなどなかった。今生きている肉体、その呼吸を維持するために何か食べたり飲んだりする必要があって、それらを買いそろえるためにお金が必要、だからお金を生み出すために働く。つまり、今パソコンに向かっているバカ大学生の私を維持するために就活をするわけだ。

ここでまたしても疑問にぶち当たる。

私って維持する必要ある？

やばいやばいやばい。就活について考えてたら自分の存在意義が脅かされちゃったよ！でもその思考が止まらないよ！だって、おいしい食べ物を糞に変えて、人類に対して何も生み出せていなくて、なんならバイクを乗り回して排気ガスをまき散らしている自分は、地球の足を引っ張っているだけじゃん！そんな人類のお荷物=私が呼吸を維持するためにお金を生み出そうとしているって笑うんですけどー。ドン引きなんですけどー。

！

もし、人類全体で間引きをするとする。「あなたは人類にとって有益ですか」と国連か何かの偉い人に詰問されたら私はどうなってしまうだろう。黒服に両腕を掴まれ、富裕層が娯楽のために作ったバトルスタジアムに連れていかれるかもしれない。見るからにやばいモンスターと戦わせられるかもしれない。ねっとりとした液体を浴びながら、汚い牢獄でまずい飯を食わされるかもしれない。とにかく、私は有益でないから、地上で生きていけないだろう。

と、持ち前のネガティブ精神をいかんなく発揮した後、とりあえず1dayインターンなるものに参加してみた。服装自由だったので私服で参加したら、周りの全員がシャツを着ていて自分の行間の読めなさにうんざりした話はまた次に書きたい。