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【雑感】初詣:何を祈り何を願う?

 いっときスピリチュアルにハマった。でも、全然霊感もなく、なんか周辺をうろうろしていた。スピ系の情報の周りをうろうろしていたし、情報が集まってきそうなイベントや場所をうろうろしていたし…そういう情報を持っていそうな人の周りもうろうろしていた。それから、なんていうのかな…こういうの、そういう感覚がない人には「何言ってんだか」ってことになるんだろうけど、そういう外側をうろうろすることで、自分の内面の深いところに降りていかない。…というか…いや、降りていきたい気持ちはあるんですよ、それから降りていくような、自分の内面を覗くような??味わうような??感じるような??何某かも、求めるんですよ、実際に感じてみるんですよ、感じるんですよ、でも、全然届かない。全然何も始まらない。感じてるんだけど、なんか周りをうろうろばっかりで、深いところに到達しないの。中身は空っぽなままなの。時間ばかりが過ぎ、努力ばかりが積み重なり、何も残らない。何も得られない、何も、現れない。

 それはね、今ならほんの少し、わかる。

 何か、肝心なものを捨ててなかった。捨ててないから、得られない。プライドかもしれない。地位かもしれない。いや、地位もプライドも元々何もないんだけど、『捨ててない、しがみついている』。そんな感覚ばかりが、ある。得る前に捨て、しがみついてないで捧げる。それができなかった。

 今は、出会いがあって、少しずつ手放す練習をしている。手放す実践をしている。それから、ほんの少し捧げる実践。だから、今は、それでいい。

 で、いっときハマったスピリチュアルの学びの中で、「神社で神様に祈る時には自分の勝手なお願いをするのではいけない」と、教えてくれた人がいた。ほほう。じゃ、一体何をするんだ?

 その人が言うには「神様の願いが叶いますようにと祈るんだよ、と。

おお。なるほど!そうなのかもしれない。

私の理解では、神社の神様は、概ねその土地を守ってくださっている、土地神さま、だ。人々の幸せを願い、人々の願いが成就しますように、と祈っている。神様ってそう言う存在。だから…たとえ、初詣に来るだけの人だって、頼ってきてくれたら、神様にはうれしい。可愛らしい人間たち。可愛らしい氏子たち。

だから…「神様の願いが成就しますように。この土地が繁栄しますように。この土地のみんなが幸せでありますように」と、祈り、願う。すると自ずと感謝が現れる。奥深くから。「この土地に住まわせていただいてありがとうございます」と。

自分のちっぽけな物欲とか、願い、とか。なんか場違いな気がして、お願いできない。いや、いろいろ、欲しいもの、叶ったらいいなと思うこと、ありますよ、でも、なんかね、あらたまった神社という場じゃなくても、いいなって思う。そういう利己的なお祈りは。だいたい、上の祈りに、多分自分の願いの成就も、入っている。私の幸せも包含されている。そんな気がしている。

 ちょうど、去年の広島サミットの直前、厳島神社にお参りにいった。友人のために、と言うか自分のために。そう、観光もしたかった。それでも瀬戸内海に住む、その友人の病が早く良くなりますように。きっと友人は厳島神社の神様の担当地区に住んでいるのだから(私の勝手な解釈では)(もちろん武神であること、海の神様であること知っています)。厳島神社の神様の管轄に住んでいることのできる幸運、その中で病という(病が治る)というプロセスに立ち会い、そのプロセスを生きることができる幸運のお礼を言うために。(もちろん友人にはそんなややこしいことは言わず、ただ、病気平癒のお守りを買い、手渡すだけにした。でも友人も友人の言葉でそういう意味の言葉『病に感謝して乗り越える』を言ってたんだよね)。そして、そういう体験全体を私にもさせてくださったお礼をいうために。

 日本の神様は寛大だ。柏手を打って、頭を下げれば、その人の宗教によらず、人種によらず、住んでいるところによらず、職業の貴賤や貧富の差によらず、願いを受け入れる。そんな神様の前で、平和以外、何が願える?何が祈れる?「神様の心願が成就しますように、神様のお幸せが末長く続きますように」と。「健康でこの地に住まわせていただいてありがとうございますという感謝とともに。

 地球を担当する神様がいるとしたら…地球という大地の上で、さまざまな体験をさせてくださって、ありがとうございます。学ぶ機会をありがとうございます。神様のご心願、平和が達成しますように、あまねく地球に広がりますように、と

 能登半島地震、それから羽田の飛行機事故。お正月から…ですが…
 お亡くなりになったの方々のご冥福とご家族の方のご心痛が癒えていきますこと、それから被災されたみなさまの生活が一日も早く元に戻りますこと、お祈りしております。

 そうして…きっと大難を小難に変えてくださるような力が働いた上でのことと思いたい。JAL の方々のご尽力やNHKのアナウンサーの方たちの避難の案内、茨城空港から臨時便を出した関鉄バス。きっと無数の良いこと、奇跡も起きている。そのことに感謝して。



noteからお祝いをいただきました。

よかったら、読んでみてください。


おまけ:さらに見識を広げたり知識を深めたい方のために

ちょっと検索して気持ちに引っかかったものを載せてみます。
私もまだ読んでいない本もありますが、もしお役に立つようであればご参考までに。

神社検定なんて、あるんですね!


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