ドライブ・マイ・カー(村上春樹)の感想

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noteさんが、そういうふうに言ってくれるなら、書こうと思う。
感想というものは往々にしてネタバレと隣り合わせなので、ご注意を。

『女のいない男たち』は、村上春樹の短編小説集。

収録作品は下記の通り。
ドライブ・マイ・カー
イエスタデイ
独立器官
シェエラザード
木野
女のいない男たち

ドライブ・マイ・カー
登場人物
家福(主人公・俳優)
渡利みさき(家福の運転手)
高槻(俳優・家福の妻と不倫)
家福の妻(家福の妻)

あらすじのようなもの
・高槻と家福の妻は不倫していた
・家福はそれを知った上で高槻に接近した。
・家福と高槻は友人のような関係になった。
・家福は高槻を懲らしめようとしたが、しなかった。
・みさきは、家福の妻が不倫していたこと、自分の父親が自分を捨てたこと、母親が自分を痛めつけたことも、病のようなものだといった。呑み込んで、ただやっていくしかない。
・そして僕らは、みんな演技をする

この話は、人間のやるせなさを描いているように私は思う。もちろんみんな、僕にとっての100パーセントの女の子と、私にとっての100パーセントの男の子と、幸せな人生を歩みたい。しかし、現実は難しく、病のようなものが待っている。それは不倫だったり、親の愛が無いことだったり、悪性のインフルエンザだったりする。悲しい話だと思いませんか。
だけども、人は生きるし、笑って生きるべきなのだろう。家福だって、笑った。

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