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まずはお店のオーナーが安心して使えるものを。 / Showcase.❤️開発日誌2024/6/11

前回のポストはネタとしては悪くなかったが、さすがにサービスデザインと整合していないもののことを書いても読まれている方を混乱させてしまうだけだったようです。すみません。おもしろいんだけどなあ。(懲りてない)

その後、「本/本棚のPOPを作る」というような表現も含めて一度差し戻し、「自分の本棚を登録する」というように変更した。実際にはやれることは変わっておらず、本の表紙は登録できるが、いったんは表に出さないようにした。

それはさておき、Showcase.❤️を使っていただける方が少しずつ増えてきたこともあり、実際に使ってみてどうか、というフィードバックが得られるようになってきた。

まず、アカウント登録に関して。サインアップはメールアドレスとパスワードを入力すればすぐできるが、メールを受け取れたことまで確認するようにしていて、ここで引っかかることがあるようだった。❤️はメールアドレスを確認していなくてもできるが、本棚登録は確認後の方がよいかなと思ったが、まだUXがうまくできていない。ここは改善の必要あり。

それ以外では、店舗運営者と棚主の使われ方の違いが見えてきた。週末に、Showcase.❤️を試してくださっているシェア型書店「NoDo_」にお邪魔したのだが、まだ、自分の本棚を見せたいという棚主が積極的に店に関わるというところまでは行っておらず、オーナーの深澤さんが、来訪した方にシェア型書店の仕組みを含めて丁寧に説明をしている様子が印象的であった。

つまり、「本棚を見せたい」のは棚主よりも先に店主であって、その部分をまずはちゃんとできるようにしていく必要がある。店舗のページから本棚登録への流れはシステム的には用意してあり、それを使っていただこうとしたのだが、インターフェースの出来が悪くうまくいかなかったので、その後改善を行った。しかし、それだけでなく、私たちサービス運営者が店舗にある本棚の写真を撮って公開するなどといった踏み込んだサポートも要るかも知れない。

先ほどのアカウント登録の話といい、本棚登録の話といい、まだちゃんと成り立つサービスになっていないことを痛感したが、それでも使ってくださる方や応援してくださる方がおられるのはとても励みになる。ありがたい限りである。

店舗に伺って、もはやWebだけで成り立つサービスというものはないということを改めて思った。多かれ少なかれリアルに人が行き交う場所が起点なのである。そこには、家の中でコードを書いているだけではとうていたどり着けない。

エンジニアとしては引きこもってコードを書いていたくなるのだけど、いろいろな場所に足を運び、そこで知見を得てまたコードを書く、ということを繰り返しながらサービスはできあがっていくのだろう。

深澤さん、ありがとうございました!引き続きがんばります。

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