Jリーグ再開後の日立台で観戦してきた話

2/22の札幌戦を最後にぱったりと行くことが無くなった日立台。
先週末の7/18に約5カ月ぶりに日立台で観戦することができたので、感想などを書き留めておきたい。

チケットを買うか悩んでいた

正直、7/18の試合に行くかどうか迷っていた。新型コロナが流行する前の私は毎試合ゴール裏で「観戦」というより、「応援」するためにスタジアムに通っていた。
「ゴール裏で応援すること」が出来ない自分がスタジアムに行く意味はあるのだろうか。ゴールの瞬間はやはり仲間と喜びを分かち合いたいし、負けていたら選手に「頑張れ！」という気持ちで声援を送りたい。
それが出来ないスタジアムで自分は面白いのだろうか、サッカー自体が自分よりももっと好きで、戦術的にレイソルの試合を観たいと思っている人が行った方が良いのではないか…などと思ったりしていた。

結局年チケユーザーなのに販売開始一日目には買わず。でも、チケット販売開始されてから応援仲間たちがチケット買ったというLINEやツイートでのコメントが流れてくると、やっぱり一回くらいはスタジアムで見たいな、という気持ちになってMR席のチケットを購入した。

試合開始前

チケットを買ってしまえばスタジアムに行くしかないので、買う前までに悩んでいたことなどは特にそのあとからは思い出すこともなく、行くなら行くで楽しめたらいいなとそれなりにワクワクしていた。
指定席なので前日や朝早くから並ぶ必要もなく、午前中はジムでも行ってから柏に向かうかなどと旦那と話していたが、あいにくの雨で徒歩15分先のジムには面倒すぎて行かず。14時ごろから雨が上がったので柏に行って王道家でラーメンでも食べてからスタジアムに向かうこととした。

16時ごろ、開場とほぼ同時に日立台に到着。普段ナイターの試合でも8時や9時にスタジアムに着いていたのだが一体いままでどうやって試合までの時を過ごしていたのだろうか…。と狂ったサポーターの感覚を懐かしみながら席に向かう。

スタジアムに入る階段をのぼっていき、のぼり切った先にパッと明るく開けたピッチの様子を見ると毎回ワクワクする。この感覚は何回スタジアムに通っていても毎回感じる。久々のこの感覚に、日常の疲れも忘れるほど嬉しくなる。もうすでに最高の週末。

マスク着用のレイくんにもお出迎えしてもらえた。パラパラと人が集まってきたタイミングでピッチに登場したレイくん。
「Welcom Back,Our No.12」と書いてある紙を持ってしきりに観客にアピールしていました。そんな姿を見て感動してしまう涙腺ゆるゆるになった私。

日頃のサポーター仲間と会うのも約5カ月ぶり。
「元気だった？」「仕事はどう？」など各々の近況を話しつつ、「遠征はいつごろ行けるかな」「どこそこのアウェイは行きたいねえ」とか、そんな会話ができるのも懐かしい気持ちになるし、みんな5カ月も空いてもレイソルが好きで応援したい気持ちは変わらないんだなと感じてまた嬉しくなる。

試合中の応援

「ゴール裏で応援すること」が出来ない自分がスタジアムに行く意味はあるのだろうか。なんて思っていたが、スタジアムで唯一許可されている応援行為である「拍手」で「いいぞ！」も「頑張れ！」も「ドンマイ！」もなんでも表現する柏サポーターを見て、「どんなときでも選手を後押しする」姿勢を感じ、自分が柏サポーターであることを誇らしく思った。

中でも失点してしまったあとのリスタート時に自然発生的に起こった拍手には感動してしまった。スタジアムにいる全員が「ドンマイ！最後まで頑張れ！切り替えていこう！」と言っているように感じた。
得点したらやはり少しは声が出てしまうものの、それでもみんな普段やっているハイタッチや応援歌などはもちろんやっておらず、できる限りの最大限の拍手を選手に送っており、観戦マナーは本当に素晴らしかった。

基本的に拍手以外では静かなスタジアムの中で、試合中の選手同士のコミュニケーションや審判の方の指示、監督の声が響く状況は新鮮だった。とくに中村航輔選手の迫力あるコーチングは観客全員が驚いていたと思うし、Twitterでもだいぶ話題になっていた。

このような状態で観戦をして、ヤジなどマイナスな表現が無い中でスタジアムの全員がレイソルの選手を応援する気持ちで来ており、そこにさらに普段の熱い応援が戻ってきたら、どれほど素晴らしいスタジアムになることか…と想像してしまった。

おわりに

当初の不安などまったく杞憂であったことが分かったため、やはり私は自分が行くことが許される範囲で、都合のつく限りはレイソルを応援するために試合に行こうと思う。声を出すことや手拍子ができなくても、行くことで後押しになることはたくさんあると感じた。

また、今まで柏熱地帯(ゴール裏)でしか応援したことがなかったため、これを機にいろんな試合でいろんな席種を体験してみようと思う。

こんなときだから、こんなときにしか出来ないことをして、楽しんでいきたい。