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【柏レイソル】悲しみの2018年を振り返る

Jリーグが延期になり、おあずけ状態となったJサポの皆さまいかがお過ごしでしょうか。こんにちは、ちはおです。
せっかくなので中断中に何か記事を公開したいなと思い、noteを書き始めています。

2017年にレイソルを応援すること、サッカー観戦の圧倒的な熱量とサポーター活動にどハマりし、2017年の天皇杯準決勝をマリノスに負けてシーズンを終えた私は、2018年は行ける試合全部行って選手を後押ししたいと思うのでした。(最終的に48試合中45試合行けた)
1年以上前のことなので若干曖昧な記憶もありますが、印象に残っている試合をベースに振り返っていきたいと思います。せっかくACLも出ましたしね!!!

2018年開幕前

2018年1月1日はテレビにくぎ付けでした。それはもうワクワクしていました。
リーグ戦4位で終えた柏レイソルは、天皇杯をセレッソ大阪が優勝してくれたらACLプレーオフ出場権を獲得できる状況だったからです。
結果は希望通りセレッソ大阪の優勝。我々レイソルサポーターは棚ぼた状態ではありますが、ACLへの、世界への切符を手にしたのです。
その後、彼氏(現夫)と初詣デートする予定で会ったときには、プレーオフに勝つこと前提で香港への航空券を手配していました。(キャンセルとか考えないのか、ヤバいカップルだな)

2018年シーズン開幕

千葉県Jリーグサポーターの宿命、ちばぎんカップでのシーズン開幕ではなく、2018年はACLプレーオフでシーズン開幕となりました。
平日火曜日の試合、1階席は使えないため2階席での応援、いろいろいつもと違うことづくめて、それもワクワクしていました。レイソルの選手が外国人だらけのクラブと戦っている…!という光景も新鮮でした。「柏から世界へ」ってこういうことか…と感じました。

わりと余裕に3-0で勝利し、ACL本戦へ進出が決定。タイのムアントンと対戦したのですが、1月の日本のスタジアム、寒すぎて相手選手めちゃくちゃ足吊っていて若干の申し訳なさを覚えました…笑
ともあれ、手配した香港行きのチケットが無駄にならずに済んだ。

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オフシーズン中にユニフォームに入魂!最初に背番号入れた選手はクリスティアーノでした。写真が若い…。

シーズン序盤、ACLがあったことでかなり過密日程。毎週火曜と土日どっちかに試合があったような気がする。私は全北現代、天津権健の試合はアウェイに行けていないのですが、このシーズン皆勤賞した人は本当に根性あると尊敬します。ついでに当時まだ未熟で半休取るもの申し訳ない気がして鳥栖のアウェイも行きませんでした。今思えば甘かったなと悔やまれる…。

そのACLでなかなか結果を残せないレイソル。それでも、さすがに負けないでしょ!wなんて思いながら香港へ向かいます…。

ACL~涙の香港ナイト~

行きました、香港!!!
火曜の仕事終わりに羽田空港へ直行!そして23:55発の飛行機で香港へ。LCCだったのでパイプ椅子並みの座り心地のシートに約4時間。

到着後、あいにくの雨でほぼ観光できず…。てきとうに入った飯屋で昼ごはんを食べるなどしたが、メニューが全然読めず雰囲気で頼みました。鶏とは書いてあったので鶏っぽい何かしらのご飯が出てきました。

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慣れない電車を乗り継いで行ったスタジアム、到着したときはかなり安心しました。中に入るといつも近くで応援している方たちもいて、いよいよ試合が始まる、応援するぞ!という気持ちに。

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雨の中一生懸命応援したものの、結果は残念ながら負け。
ACLを捨てたような、サブメンバーを中心にスタメン起用する采配をした下平監督に対して疑問や反発の声が上がりはじめます。「柏から世界へ」のスローガンを掲げたにも関わらず、この戦績というのでサポーターの求心力が著しく下がってしまったのは間違いないと思います。

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というわけで涙の香港ナイトです。結局2時まで夫と夫のサポ仲間たちとヤケ酒。それはそれで遠征の思い出としては残りますね。実はこのとき27歳の誕生日を迎えていました。
海外で誕生日を迎えること、実はちょっと憧れだったので嬉しかったです。

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二日目は香港らしく点心パーティー!これは本当に美味しかった~。海外の美味しいものを食べられるの、本当にACL遠征の楽しみですね!次行けることがあれば、タイとか台湾とかに行きたいなと思います。

ACL敗退後

このあとのホーム全北現代戦でも勝つことができず、レイソルはしれっとACL敗退します。本当にしれっと敗退してしまって、あんなに楽しみにしていたし、サポーターも気合十分だったのに、こんなもんなのか…と正直思ってしまいました。その間Jリーグも進んでおり、そちらでもなかなか結果を残せない状態でありました。

一回目に限界かもしれないと思ったのは4月のアウェイ長崎戦。
遠征はとても楽しかったんですけどね、応援の足が止まりそうになるほど試合がつまらない。終始攻撃にアイデアが無い感じ。一体何がしたいのか、攻守バラバラになってしまっているような印象。
実は試合直後の帰りの飛行機はなんと選手と同じ飛行機だったのですが、限界っぽいレイソルを見てしまった直後だったのでサポーターも選手に声を掛けられず…。微妙な雰囲気で帰路につくことになりました。

結局岩瀬監督に代わるまで2018年シーズンはひたすらにそのような試合が続きました。
このまま負けることの方が多い前半戦を過ごし、最終的に二回目に限界を感じた川崎戦後に下平監督は解任となりました。

監督解任(一度目)

下平監督が解任され、新監督の加藤望監督で臨んだ初戦名古屋戦にはなんとか勝利したものの、GKの中村航輔が脳震盪を起こしてしまうなど、不安な状況でW杯の中断期間に入ることに…。

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それでも中断中キャンプなども行っていたし、新監督の元動き始めたレイソルに期待していました。
そしてJリーグ再開前に1試合、天皇杯があったのです。相手はJ2のモンテディオ山形。余裕で勝って、この後のリーグにも弾みをつけて欲しい、またACLを目指そうぜと思っていました。

だがしかし敗戦。
ACLを目指す道が一つ絶たれてしまい、とても残念な気持ちになりました。
順位も順位だし、リーグに専念しようとサポ仲間たちと肩を落としながら車で帰りました。

悪いニュースはさらに続きます。
W杯が終わり、Jリーグ再開のFC東京戦。なんとここでまた中村航輔が脳震盪を起こします。試合中、ゴール前のゴタゴタの中で頭を打つこともあるとは思いますが、まさかの連続での脳震盪。
不運としか言いようがないのですが、大事な戦力を失ったことは事実です。
NFLでは競技生活の中で3回脳震盪を起こした選手は引退勧告が出されるとのことで、早く復帰して欲しい気持ちももちろんありましたが、彼のサッカー人生がここで終わらないことを強く強く願いました。

航輔を失い、気持ち的にも落ち込んでしまっている状態で翌週は鹿島戦。
試合結果は6-2で負け。
65分で6点入ったときは、まるで悪夢でも見ているような気持ちになり、応援しながらも「一体いつまで続くんだ、はやく終わってくれ、もう勘弁してくれ〜!」と思っていました。
それでも応援を止めないところは、柏サポーターの誇れるところだと思います。

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腹を括り始める

何の腹だって、言いたかないがJ2降格です。
鹿島戦に惨敗したあとも、負けたり負けたり勝ったり負けたり負けたり…というような調子で芳しくない成績を出し続けるレイソル。
やっているサッカーに目的のようなものが見えればまだいいのですが、何がしたいのかも分からず。シーズン序盤の攻撃と守備がバラバラですべてが後手に回ってしまう印象は続いており、とにかく見ていてつまらない。

ホームもアウェイもつまらなすぎてこの時期の写真がほとんど残っていません…。
そんな中、自分が撮った写真で印象的だったのが以下の一枚です。

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ヤマハスタジアムで2-0で負けた試合になります。
サポーターの届かない気持ち、空回りする選手及びスタッフ…。この時期は応援せども応援せども良い結果が出ず本当に苦しかった。
サポーターとして無力感に苛まれ、自分たちはどうすればいいのか分からなかった歯痒い期間です。

監督解任(まさかの二度目)

11/3に開催された第31節、川崎戦を覚えていますでしょうか。私はこの試合こそ2018シーズンのワーストゲームと記憶しています。
開始5分でやられたパターンでひたすら攻撃される90分間。最後の方は川崎が手を緩めてくれたおかげで多少はボールを持てましたが、チームとしての完成度が違いすぎて、大人と子供の試合を見ているようで本当に情けない気持ちになりました。

中三日で迎えた鹿島戦、相手はACL出場のためにかなり戦力を落として戦ってきました。ナメられたものです。でもそれでも負けてしまうくらい柏は弱かった。
このまま、指くわえたまま我々はJ2降格してしまうのだろうか。悔しくて泣きたくなりました。

そしてリリースされた加藤監督の解任。岩瀬監督就任。
遅いだろうと思いました。でも、いろいろ文句を言う前にもう残りの2試合、我々は勝つしかないのです。負けたら終わりな状況でとにかく応援させるってそんなのやっぱりズルいよな…。

J2降格が決定

2018/11/24、セレッソ大阪戦。本当によく晴れていました。

とにかく勝つしか道はなかったので、試合前は他会場がどうこうとか全く気にしてなかったです。勝つことだけを信じるしかなかったのです。
そして勝ちました。見事な試合内容で完勝でした。

試合終了後、負けたセレッソ側は尹監督ラストマッチでしんみりした感じだし、勝った我々は他会場の結果によって降格が決まる状況でなんとも言えない静かな雰囲気でした。
そして決まったJ2降格。まさか降格争いをしていたクラブがすべて勝つとは。ACLをかけて他力本願に始まったシーズンは、降格争いも他力本願で終わりました。

少し泣きはしましたが、シーズン通してグダグダだったのは分かっていたので、落ちるべくして落ちたなと納得した自分がいました。
ただ、試合後はサポ仲間と飲んで「来年は皆勤!沖縄だっていってやる~~!!!」なんてヤケ酒しましたが、帰りの新幹線の文字ニュースで「柏レイソルJ2降格決定」の文字列を目にしてしっかり落ち込みました。

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その翌週のガンバ大阪戦でもレイソルは見事なまでに完勝。
いろいろなタラレバを言ったらきりがないのですが、まだ死んでない。翌年絶対に這い上がることだけを考えて1年ついていこうと思える試合でした。

試合後のセレモニーではブーイングの嵐でしたが、これは選手やスタッフに向けてではなく、そして瀧川社長だけに向けたものだけでもなく、グダグダな人事をし続ける柏レイソルのフロントそのものの在り方についてのブーイングだと私は思っています。

2020シーズンに向けて

以上が2018年の振り返りとなります!
ここまで書いたものを経て私たちは2019年に選手と共にJ2からJ1へ這い上がりました。
先制されても応援の声も足も止めない。残念がらない。こちらが点を獲るためにひたすら応援で選手を後押しすることこそが重要、それが一番選手に伝わるということを学びました。対戦相手がどんな相手だとしてもナメてかかったら負けることも学びました。そして他力は絶対ダメ!笑

J2は魂が磨かれるなどとよく言いますが、柏サポーターの魂磨かれた応援を是非見て欲しいと思います。

新型コロナウィルスの影響で試合も無く、つまらない週末をお過ごしかと思いますが、再開の運びとなった暁には、いままでの鬱憤を晴らすような、最高の応援を見せつけてやりましょう!
まずはJリーグが無事誰もが安心して再開できることを強く祈っています。

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