突然サッカーのない生活に戻った

つまらない。とにかくつまらない。毎日とにかくつまらない。

最近の過ごし方と言えば、在宅勤務なので朝8時頃起床して朝ごはんを作り9時頃から仕事。昼は簡単なものを作って食べてから筋トレ、軽い有酸素運動をして午後また仕事。仕事が終わってからは夕飯を作って食べ、テレビを見るかインターネットの波に乗るか、長風呂してのぼせるかして、一杯お気に入りの黒糖梅酒を飲んでから寝る生活をしている。

休日となるとこれまたやることが無い。やることが無さ過ぎて夫と連れ立って徒歩でひたすら15km近く歩くというトチ狂ったことをやってみたり、突然思い立ってバナナケーキやらスイートポテトやら作ってみたり、とにかく有り余る時間を潰すことに躍起になっている。

レイソルのサポーターとしてホームもアウェイも全国津々浦々応援しに行くようになってから、大阪や神戸に行くときなんかは夜中の2時頃家を出発して、仲間と交代しながら薄明るくなってきた新東名高速を運転するようになった。人気の少ないサービスエリアで用を足し、缶コーヒーを飲んでスタジアムを目指したりしたものだ。
アウェイ往路の早朝のぼんやりした眠さと試合日のワクワク感が混ざったような感覚は他では味わえない格別なものだった。高速道路を上手く運転できるようになったのは、確実にアウェイ遠征のおかげだ。

ホームの試合についても8時や9時頃には日立台に到着し、泊まりで並んでくれていた方に挨拶して交代して、試合開始までは暇ではあるがスタグルを買ってみたり、レイくんに絡んでみたり、今日のスタメンについて仲間と語ったり、お菓子を交換したり。そろそろ1時間前の応援始まるな～なんて言って柏熱地帯に向かうときの「今日も(今日こそ)やってやるぞ」なんて気持ちも懐かしい。

そんな生活を送っていたのは自分はたった3年ほどのはずなのだが、それ以前の私が一体どんな生活を送っていたのかほぼほぼ思い出せない。いかにそれまで記憶に残らない過ごし方をしていたのかと悔やまれる。

あの生活に戻れる日は来るんだろうか。
簡単に「あの柏の応援」を捨てることなんてできないよなあ。サポーターとしてのアイデンティティを失ってしまうような気持ちになる。

そんなことを考えている毎日。