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7章 ディフェンスのなかみ / (Over Time) -後編

5. 必要の無い手助けはむしろチームを苦しめる

では毎日ハードに切磋琢磨しているみなさんが、ディフェンスでの戻りも良い習慣作りが出来て、相手をハーフコートに追い込むことに成功したとしましょう。ハーフコート、5対5というがっぷり四つ組み合った状態から例えばレイアップを許してしまったり、ノーマークのコーナー3ポイントを明け渡した時には何かボタンの掛け違いや、守備面での失敗があったはずです。

一定のレベルに達したチームの問題点として良く見られるのは過度のヘルプ、不必要なヘルプ=オーバーヘルプに行ってしまい、優位性を明け渡してしまうことです。

これは決してひとりの選手が抜かれてしまい、ペイントに侵入してきたのでこれを止めに入った、などの状況を指摘しているのではありません。バスケをしている限り、オープンでのレイアップやダンクはプライドにかけて止めなければなりません。

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