7章 ディフェンスのなかみ / (Over Time) -前編
みなさん、お久しぶりです。今年の春に連載を始めたシリーズですが、ようやく完結を迎えられそうです。お待たせしてすみませんでした。
さぁ、ここまで根気よく、マガジンなどで読み進めてきた皆さんはバスケットボールのなかみが理解できたのではないでしょうか?最後の章はディフェンスについて。なぜディフェンスに関する章が一番最後なのでしょうか?
一番地味だから?一番キツイことだから?重要ではないから?
どれも誤り... 実は守備のことを考えると、非常にシンプルな結論に行き着くからなのです。
それは、ディフェンスの原則はオフェンスの原則をひっくり返すだけ!だということ。
オフェンスがやりたいこと=ペイントに入る、数的優位を作る、を止めるのがディフェンスのやりたいこと。ということは、このnoteを読んで、オフェンスの原理原則の理解が深まったみんなは既にディフェンスの名手でもあるのです。あとは足を動かし、声を出して手を広げ、実行に移すだけです。
そしてオフェンスの原則をライバルより高いレベルで理解していながら、もしかしたらシュートの技術が今はまだ少し周りに追いついていない選手がいたとしたら、今こそそのバスケ理解力を武器に守備で相手の1手、2手先を読みながら光り輝くチャンスと捉えましょう。
さぁこれらを踏まえた上で、この章ではプラスαみなさんの守備力を更に助ける原則を紹介しましょう。
1.攻撃は最大の防御!は間違っていない?
勘違いがないように始めにお伝えしますが、「バスケのなかみ」でお伝えしたいのは、「守備を捨てて攻撃だけやろう!」ということでは一切ありません。しかし、良い守備をしたいと思ったら攻撃の終わり方が非常に重要なのです。
攻撃の最高の形、それは得点を奪うことです。得点を奪われた相手は、エンドラインをまたいで外からボールを投げ入れなければなりません。これを相手にさせるだけで、みんなは守備を整える時間を稼いだ事になります。この影響力を決して過小評価してはいけません。
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