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水は今、全力で水である。バスケも同じ -1章 (TIP OFF 90min前)-

みなさんこんにちは、佐々木クリスです。
前回お知らせした通り、今回から連載という形でバスケットボールの原理原則についてnoteをアップして行きたいと思います。それでは、

はじめに
このコラムは、バスケットボールの原理原則 = 本質を覗き込むことを目的としています。本質を捉えて放さなければ様々なスキルや戦術の必要性、場面場面での優先順位は明確になり、状況判断に代表されるあなたのバスケットボールIQは飛躍的にUPするはずです。

僕が“本質”というモノを説明する時に使っている例え話があります。
みなさんの目の前にコップ1杯の水があると想像してください。このコップに入った水は温度が上昇すれば蒸発して気体に変わります。逆に冷やされて温度が低くなれば凍って固体になりますね。ただし、気体になろうと、固体になろうと水=H2Oであることはこの地球が誕生してから変わりません。雨の形でも、川の形でも、海という形でもです。目に見える姿形が幾ら変わろうと水、H2Oであることは変わりません。

これをバスケットボールに置き換えた場合どうなるでしょうか?このスポーツの誕生から間もなく130年。時代のトレンド、技術&戦術の進歩、統計学の影響などを受けて常に形を変えている様にも見えます。しかし、水はずっと水として存在している様に、バスケットボールには水を表す元素記号にあたるような、変わることの無い原理原則が存在しているのです。

その本質を覗き込んだときの喜びは時に試合における勝利以上。自己成長に歓喜するあなたの細胞ひとつひとつが必ず「もっと、もっと!」と大きな声をあげて欲するはずです。そして本質を捉え常に自分の側に置くことが出来れば、どんなスタイルや戦術のバスケットボールも必ずやプレー出来ることでしょう。
それではバスケットボールの外側(皮)を一枚ずつ剝いて、最後に何が残るのか?一緒に見て行きましょう。


1章 (TIP OFF 90min前) / バスケットボールは得点の奪い合い (勝負の肝が分かればやるべき事が明確になる!)

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