〝よこしま〟なホテルステイ①パークハイアット東京
私は旅行が好きだけど、観光すると言うよりも、ホテルステイが好きと言った方が正しいかもしれない。行くところが決まれば、念入りにどこに泊まり、そこを中心に、同伴者とどのように過ごそうかを考える(妄想する)のが好きなのだ。安いビジネスホテルを使った一人旅ももちろん好きだけど、相手(女性)がいる旅やホテルステイには、がぜん気合いが入る(笑)そう、いわゆる「よこしまな気持ち」と言うやつである。
そんなわけで、東京都内のシティホテル、、というか、いわゆるラグジュアリーなカテゴリーのホテルが大好き。大事な人と過ごす時間が高くついても一向に構わない。たとえ普段の服はユニクロであったとしても…だ。
ということで、自分の好きなホテルを今後少しづつ紹介していこうと思う。「気合いの入ったデートを企画したい」紳士とか、「たまには気心知れた友達と上品なホテルステイをしたい」女子などに特におすすめしたいホテルである。ここは、雑誌LEONの「ヨコシマレストラン」にならい、「よこしまなホテルステイ」という題名にしてみよう。
…では、今回は老舗となりつつあるこのホテルから。
パークハイアット東京(新宿)
映画「ロスト・イン・トランスレーション」でビル・マーレイとスカーレット・ヨハンソンが共演した舞台となったホテルである。あの映画良かったよな。。あそこのBARで葉巻吸いながらウイスキー飲むビル・マーレイは、とってもくたびれて枯れたオヤジな雰囲気出してて好き。実際にあそこで同じように飲んだっけな。。
ホテルの場所は新宿駅から距離がそこそこあるのがイマイチだが、ここはケチケチせずに駅からタクシーで乗り込もう。エントランスにある謎の腕時計を見やりつつ、変わったオブジェが飾られたエレベーターに乗り込み、高層フロアにたどり着くと、そこは天空と繋がったかのような広い空間が広がり、「あぁ、これこれ、これなんだよな」っていう独特な雰囲気があるのだ。
食事は、広い吹き抜けが広がる雰囲気抜群の52階にある「ニューヨークグリル」でジャズを聴きながらの肉ももちろん良いが、私は40階「ジランドール」のムードある落ち着いた雰囲気でのモダンなフレンチが好き。余談だが、私が待ち合わせに遅刻してしまい、彼女が怒って無言のまま、ここでのランチを冷や汗書きながら食べたのは苦い思い出である。。
さて肝心の部屋のほうであるが、基本的に1人掛けのソファがふたつと、大きな本棚、そしてベッドを中心にまとめられている。ソファはふたりがけではないので、恋人と過ごすには少々距離感が出てしまうのが残念かもしれない。お風呂に飾ってある絵やオブジェも独特過ぎている。ちなみにうちの彼女は、なんか怖いと言っていた。面白いけどまた行きたいとは思わなかったようだ。。人によって好みが分かれるホテルのひとつかなと思う。
ここのディプロマットスイートに1度だけアップグレードされて泊まったことがあるが、B&Oのオーディオやヒノキのお風呂、さらにグランドピアノ。。さすがにすげぇって部屋だった。いくらするのか知らないが…もう次回は泊まることは多分ない。。そもそも、そんな広いところは逆に落ち着かない性分なのである。。
以上、「謎」という言葉がついつい出てしまうホテルである。ミステリアスな気分で愛する人や、気心知れた仲良しさんと過ごしてみてはいかがだろう?
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