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綺麗に歩けて可愛いヒールの正しい選び方

こんにちは
ランニングシューズマイスターのユウヤです

普段はランニングシューズについてよく相談されるのですが、最近よく聞かれるのが、

“ヒールやパンプスって良い選び方あります?”

私は男性なのでこの手のものは履くことはないですが、女性にとっては大事なアイテムです。
そして選び方によっては歩き方や姿勢も変わってきてしまうため、今回は、ヒールだけ履いていると危険であることと、綺麗に歩けて可愛いヒールの選び方理学療法士の目線からお伝えしたいと思います。

どんなものを選んだら良いのかわからない女性の方、特に肩こり腰痛になりやすかったり、なんとなく歩き方が変だなと感じる方は是非チェックしてみてください。

この記事の内容は以前に取材を受けてくらしのトピックさんに掲載された内容を少し改変して書いています。

ヒールは少なからず身体に負担をかけます

これは知っていてほしいことですが、ヒールはどんな高さのものでも身体に負担をかけています。

みなさん坂道を下る時ってブレーキをかけようと身体に力が入りますよね?

ヒールというのは平地を歩いているときでも常に坂を下っているような状況なので、常に身体が余計な緊張状態になり、肩こりや腰痛に繋がります。
(特に反り腰になりやすい・・・)

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例えば、ヒールが3cm前後のいわゆる「低め」なパンプス、
スーツに合わせたシンプルな黒+5cmの高さと歩きやすさを備えた靴、
コサージュ等の装飾品がついたドレスアップにも使える7㎝ヒール等々。
場面によっても高さを変える方は多いでしょう。

しかしどんな高さでも坂を下っていることに変わりはないので、身体は自然と緊張してしまいます。
足首が下を向いていると関節が緩くなるので捻挫もしやすいです。

ずっと履いているとちょっと身体にはキツいので、たまにはぺったんこのシューズも履きましょう!

健康美がアップする可愛いヒールとは?

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幾つかオススメはあるんですが、まず第一に「ストラップがついていること」です。
ストラップがあることで、足首をぐるっと固定できるので、安定歩行をサポートします。
足首の揺れが抑えられることで、姿勢の歪みも軽減されてくるでしょう。
そして、ストラップの次に確認して頂きたいのが「ヒールの幅」です。
いわゆるピンヒールのような細いヒールを長時間履くことはオススメしません。
全体重がヒールの先にかかるので、足に相当な負担を強いります。
ヒールの幅は、最低でも2㎝以上はあるのが理想です。
そして最後に「プラットフォーム型」であるか否か。

プラットフォーム型というのは、つま先側〜甲の部分が厚いタイプの靴のこと。
簡単に言うと「つま先〜甲」にボリュームのある靴を指します。

プラットフォーム型の靴は、パンツスタイルに合わせると足長効果もバッチリで、かなりきれいに見えると思います。
(※ちなみに、ウェッジソールというのはかかとにボリュームがあるタイプの靴です。)

ヒールを選ぶときのチェックポイント

ヒールを選ぶときに上記のポイントにプラスしてチェックしてほしいポイントがあります!

①センターシームが曲がっている
②ヒールの裏をピッタリくっつけると合わない
③ヒールの先端に付いているトップリフトが曲がっている

という状態の靴です。

センター・シームとは、つま先革から履き口方向に伸びた縫い目のこと。

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曲がっていると、ヒールがまっすぐ付いていないので、きちんとした姿勢で歩けず、足が痛む原因にもなります。
(雑に作られた靴に、度々見られます。)

次に、靴を裏返してみましょう。裏側はピッタリくっつくでしょうか?
数mmでも隙間があると、歩くときに足へダメージを与えてしまいます。

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また、ヒールのゴムが削れたまま履いていませんか?
たまに駅で「カツッ、カツッ」と大きな音を立てて歩いている女性がいて、
よく見てみると、ヒールのゴム部分が削れているんですが、
これも靴裏に隙間を作っていることになるので、足へのダメージは免れません。

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ヒールの先端に付いていゴム部分=トップリフトが、きちんとつま先を起点にした時に90℃(垂直)についていますか?
本来、トップリフトは白線のように真っ直ぐ向いているべきであり、
黄線のように斜めになっていては正しい方向に歩けない原因になります。

まとめ

姿勢をキレイに見せて、足首を安定させるヒールのポイントは、
1、ストラップがついている
2、ヒールの幅が2㎝以上
3、プラットフォーム型

間違えないヒールの選び方のポイントは
1、センターシームが真っ直ぐかどうか
2、ヒールの裏をピッタリくっつけて合うかどうか
3、ヒールの先端に付いているトップリフトが曲がっていないか

これらを気にするだけでも綺麗な歩きや姿勢でかつ身体にも優しいヒールを選ぶことができますよ。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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