GENJI*REDISCOVERED        源氏物語絵巻 『夢浮橋』色紙絵

画像1 『夢浮橋』帖   『源氏物語』絵巻の最後の最後の絵。
画像2 長大な『源氏物語』は、小野の山里の尼たちが住む山荘にある夏の日、少年が文を持って訪ねて来て、突然終わります。 二人の貴公子の恋情から死をも覚悟し逃げ出した浮舟、今は尼になって世の中から身を隠しています。その存命を知った薫が復縁を願う手紙を、浮舟の弟に持たせて訪ねさせたのです。 よく事情の判らない山荘の主の老尼は少年に会う事を勧めますが、浮舟は「人違い」だと拒否。手紙への返事もせずに帰してしまいます。 人間関係の苦しみは、当時絶対的だった「仏の力」に依っても解消しない…と言っている様にも読める最後です。
画像3 今日12日~15日  銀座の『バートックギャラリー』に、「隆雪」画の『源氏絵』色紙が出ていて、購入も可能です。

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