読書感想文『神曲 煉獄篇』ダンテ・アリギエーリ」
ネタバレ注意
あらすじ
ウェルギリウスの案内で地獄から煉獄に辿り説いたダンテ。
煉獄は山になっており、そこで生前の罪を償い天国へいけるのだ。
罪を受ける罪人や罪を赦される罪人などを見ながらダンテは煉獄山を登っていく。
残り僅かのところでウェルギリウスはここから先はダンテに託しヴェアトリーチェの案内で天国へ行くようにと促す。
ダンテはヴェアトリーチェに罪を告白して天国へと昇っていく。
師をのりこえる
ウェルギリウスは最後ダンテに全てを託す。
しかし、そこに悲壮はなく思いを伝えていく高邁さを感じた。
ダンテ自身がウェルギリウス以外にも尊敬する人をしっかりと尊敬して、そのあとを継いできたという謙虚な気持ちがあるからかもしれない。
人智では天国には行けない
ウェルギリウスでさえも天国には行けないというのは最も象徴的に人智を超えた神に対するダンテの尊敬だろう。
それと同時に愛に対するダンテの絶対的な信頼を感じる。
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