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ピアノレッスンノート(M先生2024その5)


1 Diary

 今日は、お昼前に外出して、よく立ち寄るアンティークショップに行きました。その後はピアノレッスン。

 そのほか、特記すべきことはない一日でした。

 気管支喘息、病院に行って強めの薬をもらったためか、もうだいぶ楽になりました。やはり定期的に通うこと、もし間が空いても具合が悪くなったら早く受診することが必要だなと思いました。

2 ピアノレッスン

(1)ピアノソナタ第8番「悲愴」第三楽章(ベートーヴェン)

 前々回かな、初見で最後まで弾いたのですが、今回あまり進歩していません。それでも、ひと通り弾いて聴いて頂きました。

 今日、指導を受けたのは、主に最初の1ページです。指摘されたことを書いておきます。
① 2拍子感を持って弾くこと
② フレーズ内での音のバランスを考えること。そのためには、メインの音は何か考えるとよい。例えば、最初のソドレミ~は、ミに向かっていくように。また、和音でとらえるのも手掛かりになる。例えば、ソドレミーファレーミドーはドミナント。ミーレードーの流れを歌うように。
③ dolceに入るところのスタッカートは軽めに置いて次につなげる。
④ 三連符、スフォルツアンドでも軽やかに。

 途中、和音の話となり、ベートーヴェンはドミナント→主和音の解決がよく使われているので、和音探しをするのも面白いということでした。(文章にして書いてみるとうまく伝えられないのですが、先生のお話は本当に面白かったのです。)

 子どもの頃も、(「悲愴」ではないですが)ベートーヴェンのソナタを練習しましたが、弾くのに精一杯で、和音とか、曲の組み立てとかあまり考えていなかったような気がします。今、幅広くいろんな話をしてくださる先生と一緒に練習できて、曲の面白さも感じるようになり、本当に幸せだと思います。

(2)2台のピアノのためのソナタ第二楽章(モーツァルト)

 こちらは残り時間が少なかったので、オクターブで進行していく部分の、指使いのみ相談にのって頂きました。


3 アンティークショップにて

 今日行ったのは、数年前から時折訪ねているお店です。店舗はあるのですが、店主の方お一人で営業されていて、地方の催事(デパートのフランス展など)に出店されるときはお店が閉まっています。今回は、レースで良いものが入っているとお知らせを頂いたので、出掛けてみました。

 結局、ビスクドールとレースのベッドスプレッドを購入したのですが、ドールはヘッドの接着作業、ベッドスプレッドはダメージ部分の補修作業があったので、お店預かりです。
 その代わり、以前購入したレースのケープが補修ができてきたので受け取り、ビンテージのリスのぬいぐるみを購入して持ち帰りました。


リスのぬいぐるみ

 このリスは、1960~70年に日本で作られ、外国に輸出されたらしいのですが、お里帰りしてきたようです。お顔がどことなく和風な感じがします。


レースのケープ
(右)椅子に全体をかけたところ
(左上)後ろに垂れているサテンのリボン
(左下)美しいレースの地

 このレースは、フランスのシャンティイ地方で作られたもので、19世紀のものです。レースだけでなく、サテンのリボンやタッセルも綺麗な状態で残っています。
 実用にも使えそうですが、こんなレースのケープを纏って出かけるような機会があるかどうかは疑問です(笑)

 
 店主の方は、時には文献を示して品物の由来や歴史を話してくれます。
 雰囲気が好きなだけでアンティーク雑貨や小物に興味を持った私ですが、店主の方のおかげで、よりアンティークの価値が分かるようになりました。
 大物は高価なものが多く、手が出ないことも多いですが、自分のできる範囲で、素敵なものと出会いたいと思っています。

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