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もう一度カメラの話をしないか? その7 エルスケンのクロームのライカM2 。カメラにフィルターもフードもつけないのがエルスケン流。

1番最初に手に入れた写真集がエルスケンのスイートライフであった。1967年に写真評論家福島Tatsuoさんのお宅でその写真集を見せてもらって感激した。それでその翌日に銀座のJena書店にスイートライフを買いに行ったのであった。ハードカバーの大きくて厚い写真集であった。7000円位したと思うから大変高い本だった。その本が魅力だったのは印刷がグラビアプロセスであったことだ。sweetライフは別の出版社から後に再発行されたのであるが、エルスケンの希望で日本の印刷所でグラビア印刷であった。当時はまだグラビア印刷が写真集に使えると言う時代であったことが今にして判別できるのでそこが面白い。

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