2022年の曲聴き活動 総括 (前編)

2022.12.29追記: 後編はこちら↓

良い前口上が見つからないので突然本題に入りますが、今年は以前から推していたアーティストたちが順調に売れて良い曲をたくさん出してくれたおかげで、曲聴き活動として非常に充実度の高い1年だったと思います。
一方で新しいアーティストとの出会いが限定されてしまったので、2023年はまた貪欲に新しい音楽を求めていきたいです。
(実践例: Apple Musicのニュー・ミュージック・ミックスを欠かさず毎週聴く、オシャレなカフェのBGMやライブ開演前のSEをShazamする、など)

毎年恒例ですが「私の2022年」プレイリストを作ったので、ご確認ください!

それでは本編に参ります。

2022年 私が選ぶベスト曲

1位: eill - フィナーレ。

eillさんは2018年の「MAKUAKE」の頃から推させていただいているのですが(古参アピは忘れずに)、昨年2021年は大型アニメタイトル「東京卍リベンジャーズ」のEDに抜擢されて大飛躍を遂げた年となりました。
今年2022年はアニメ映画の主題歌という次のステップに挑戦した彼女ですが、タイアップだろうとなかろうと、アニメ映画の出来がどうであろうと、この曲「フィナーレ。」はeillさんのキャリア集大成レベルの出来だったのではないでしょうか。

eillさんが担っているのは、曲を通してのボーカルのダイナミクス。細かい音符に乗せて語るようなAメロ、高音で盛り上げるサビ、最後にまた静かに語りかけるアウトロ、全部が正解!!といった感じで、R&Bという軸を貫きつつさまざまなテイストの曲を歌ってきたeillさんならではの境地だと思います。

また、アレンジもeill史上最高だと思っていて、恋愛映画の主題歌というドラマチックが最も求められる楽曲で、縦にも横にも(楽器数も時間軸方向の音数も)最小限の音数で構成されていて、1音たりとも不要な音がないんですよね。サビ頭の溜めも斬新でしたし、タイアップ楽曲でここまで思い切ったアレンジができるのは、長年タッグを組んできたアレンジャー宮田"レフティ"リョウさんとeillさんの信頼関係の証だと感じ胸が熱くなります。※ 給料倍やれ

【次点】
2位: BEYOOOOONDS - Hey!ビヨンダ(ハロプロらしいちょいダササウンドの流れは汲みつつ、しっかりとブラックミュージックの味がしてイントロから声が出ました。平田祥一郎さんのニュージャックスウィングを聴かせてくださってありがと
うございます)

3位: 結束バンド - 青春コンプレックス(アラサーにドンピシャな音楽性で、大学時代に眩しかった軽音サークルの子たちがこういうのやってたよな、って曲ばかりなんですよね。このアニメは大学時代に狂ったように聴いていたla la larksのギター、三井律郎氏がこの曲含め多くの編曲を担当していて、全部良いので全部聴いてます。眩しすぎて、アニメ本編は1秒も観れませんでしたが。青春だけでなく人前で演奏することへのコンプレックスが強すぎる。”人生")

2022年 一番聴いた曲

1位: Juice=Juice - ノクチルカ

(ハロプロかつアルバム曲なので貼れる音源がありません。早くサブスク解禁してくれ。)

ハロプロの中で特に推させて頂いているのがJuice=Juiceで、3年ぶりのアルバム「terzo」に収録された新曲の1曲がこれです。
作詞はTRUEとしても知られる唐沢美帆氏、作編曲は東京女子流のやりたい放題プロデュースで有名な松井寛氏という布陣です。

松井寛氏のハロプロへの楽曲提供は以前からたまにあり、その度に元祖楽曲派アイドル・東京女子流を想起させるカッコいいサウンドがハロプロファンからも一定の支持を得ていました。少し月日が経ち、満を持してといった感じでリリースされたこの曲はザ・松井寛サウンドといった感じで、ゴージャスなブラスアレンジと一生分のキメが詰め込まれています。

歌割も新メンバー含め程よく割り当てられ、先輩メンバーの見せ場もきっちり用意されている優れた構成で、何度聴いても美味しいので再生数がぐんぐん上がっていった次第です。ご査収ください。

【次点】
2位: 竹内アンナ - 一世一遇Feeling(後述するアルバム「TICKETS」の新曲ですが、特に彼女の音楽性の好きな部分が詰まっていたので上期は擦り切れるほど聴いてました)

3位: eill - フィナーレ。(ベスト曲1位で前述)
4位: 東京女子流 - days 〜キミだけがいない街〜(宮野弦士さんプロデュース。生まれ変わったらイントロのポンポンポッポドゥンになりたい)

2022年 一番イカれてた曲

1位: Cö shu Nie - red strand

1曲にこれだけの展開詰め込めるのって才能だと思うんですよね。また、拍が数えられなくなる曲が大好きなので、数えられるようになるまで何回も何回も聞きました。ずるい。

【次点】
2位: みゆな - 凝視(これも拍数えさせる気のない曲ですね。Aメロの折り返しの時点でメロよりセリフが長いのも、初見さんに優しくなさすぎてとても好みです)

3位: Kroi - Pixie(イントロで圧倒されました。骨太なのにオシャレ。とっつきにくいのにやみつきになる。昨年時点で出会っていたので今回新しく出会った〜のランキング対象外となりましたが、自分の中で2022年いちばんハネたアーティストですね。4年後のW杯テーマソングは彼らだと思っています)

【新設】 2022年 車内で一番歌った曲

1位: トナリノサティ - ソーダポップ

普段カラオケに行かないのでこのような表現になりましたが、要は「思わず歌ってしまう、歌っていて気持ちいい、カラオケで選曲してしまう曲ランキング」と思ってください。

たまたまサブスクで見つけた曲なのですが、この曲は本当にすごいです。趣味で作曲をかじっているという立場から選ぶと、今年5本の指に入る曲ですね。

  • 3分弱の短い尺に、2コーラスだけのあっさりとした構成とは思えない、視聴後の満足感

  • まさにソーダを想起させる、シュワシュワ、フワフワしたAメロ〜Bメロの流れ ボーカルの声質とコード進行がマッチしすぎている

  • 思わず口ずさんでしまうバカキャッチーなサビ、そして「ソーダ・・・(2拍)ポップ」の溜め←天才すぎる

【次点】
2位: Pii - ヒノキノキ(逆張りセンサーが働いてしまうほど、どストレートな「こういうのが好きなんやろ?」サウンドですが、好きです!!!歌詞の語感が良すぎてついつい歌ってしまいますね。)

3位: eill - フィナーレ。(前述の通り。音楽として強すぎる!!!)
4位: Kroi - 熱海(ミーハーなので熱海行ってきました。海岸線飛ばしながら うっと〜りしちゃう うっと〜りしちゃうよな、してきましたよ。PVも良すぎ!)


今年は記事が長くなってしまったので、続きは後編とさせてください!

【後編の内容】

  • 2022年 私が選ぶベストアルバム

  • 2022年 一番聴いたアーティスト

  • 2022年 ベスト・新しく出会ったアーティスト

  • 2022年 ベスト・新しく出会った概念

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