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偉人だけのものじゃないはず、「シンクウィーク」

1週間でも、3日でも、1日だけでも…
「ただ本を読む」とか「ただ考え事をする」とか、そんな時間を過ごしてみたいなと憧れる。




何ものからも時間を分断されず、普段暮らしている家とは別の場所で…




「シンクウィーク」(Think Week)については、Netflixの『天才の頭の中: ビル・ゲイツを解読する』で知った。「シンクウィーク」とはビルゲイツにとって年に1週間、重要なテーマについて検討する大切な習慣。運河近くのとある場所でたった一人、本や論文を山ほど読み、考えることだけに集中する。




溢れんばかりの書籍をバッグにつめて、必要な物以外何もないロッジへ向かうビルゲイツの映像…あぁ、憧れる。





ところで「シンクウィーク」とは書かれていないけど、どこかそれを彷彿とさせる作品『海からの贈物』(アン・モロウ・リンドバーグ著)がある。本書には著者が一人離島に滞在し考えたこと(自身の生活や、仕事や付き合いの釣り合いなど)が書きつらねられている。




藁のかごに本や、紙や、鉛筆や、しなければならない表などを一杯につめて、張り切って浜辺へ出かけていくアン・モロウ・リンドバーグの描写…これも憧れる。




こう書いていくと、なんだか「シンクウィーク」が許されるのは偉人のみだと思ってしまいそう。でも、そんなことはなくて、誰でも持ちたい人が持って良い時間だと思う…「ウィーク」とまではいかなくても。




アン・モロウ・リンドバーグは次のようにも書いている。「1週間でも、2,3日でも、1年のうちに一度は、また1日のうちに1時間でも、5,6分でも、自分一人でいるようにしなければならない…」





…納得。確かに私もそう思う。でも、どうしても「余った時間を一人の時間に」とか「時間ができれば…」とか、おまけのように考えがち。優先順位を上げて、シンクウィーク(あるいはシンクデイ、シンクタイム)はまず確保したい大切なものだと考えたい。たとえ私が偉人でなくても。





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