見出し画像

後悔しないため、今はじめること

「あなたの愛した人が天国に旅立つ時、最後に見た景色は何でしたか?」
人が死ぬことは避けて通ることはできません。それが60歳で来るのか、100歳で来るか誰にもわかりません。しかし、60歳からの第2の人生を”ただ生きるのではない、どう生きたいのか”を意識することはできます。天国に旅立つ前に見る最後の景色…その時に誰が周りにいてくれるかは自分で選択することが出来るのです。今回は私がなぜ40代の人に「人とのつながり」を意識してほしいと思い、「シニアの社会参加」に向き合うのかご紹介させて頂きたいと思います。

画像1

高校生の時に感じた違和感…「なぜ人は孤独を感じながら死ぬのか?」

高校生の時、写真部活動のコンクールテーマが”高齢者”だったので、地元の介護施設にお願いして撮影に伺いました。その時の違和感を忘れることができません。
60年以上も社会に必死に貢献してきた人の最後の場所が、とても孤独に見えたのです。もちろん、高校生という限られた知識や経験しかない中で、本質を理解せずに表面だけを見たのかもしれません。しかし、「なぜ人は孤独を感じながら死ぬのか?」と言う疑問が頭から離れませんでした。

“Dare to Try” を毎月5年間つづけた気づき

長男の1/2成人式で、「将来は医者になって人の命を救いたい」や「弁護士になって困っている人を助けたい」と言う同級生がほとんどの中、長男は「父さんの会社に入って働きたい」と言ってくれました。それを聞いてうれしかったのと同時に、「その言葉を裏切らないように、もっと自分がレベルアップしたい」と強く思いました。
それから毎月何か1つ、日ごろやらないことを始めました。仕事に関係する研修、座禅や瞑想を体験、結婚後はじめて1人旅に出たり…。”Dare to Try(思い切って挑戦する)"と名付けて、毎月の挑戦をSNSで報告してきました。そして5年間の”Dare to Try"を振り返ったとき、「人とのつながりが、人生を豊かにする」と気が付くことができました。住んでいる場所/職業/年代を越えた、多くの友人が出来きたことがこの5年間のご褒美でした。

画像2

「7つの習慣」からえた答え

私の人生を変えた「7つの習慣」と言う本には、「終わりを思い描くことから始める」と言う章があります。この本を読み返したとき、自分が高校生の時に感じた違和感にまだ答えが出せていないことに気が付きました。そして、同じ本で「違いを尊重することがシナジーの本質である」という文書に触れた時、この違和感の答えが見つかったように感じました。それは「シニアにとっては人間関係のわずらしさを避けたい気持ちはわかるが、それでも人とのつながりが豊かな人生には必要」ということです。40歳から60歳…65歳と少しずつ社会性が失われる中で、気がつけばソーシャルフレイルと呼ばれる状態になり、一度その状態を受け入れると、そこから抜け出すのはものすごくパワーが必要になります。

自分は…自分の周りの人はセカンドライフへの準備はできているだろうか?

私は今49歳です。「シニアの社会参加」について考え始めるまでは、60歳以上の人生の豊かさについて考えることはありませんでした。セカンドライフの備えとしてお金や健康と同じように、人との繋がりを意識している方は少ないのではないでしょうか?実際に私の周りでも「そういえば今の人間関係って同種(会社や地域)の人ばかり」という友人がほとんどでした。その時、とても大事なことに気が付けたとはっとしました。

画像3

「人とのつながり」を意識する人を増やしたい

今から約20年後の2040年、65歳以上の高齢者は3,900万人(高齢者比率35%)になります。幸せについて様々な価値観がある中で、全員に「人とのつながり」が必要だとは思いません。しかも、20年後に65歳になる現在45歳近辺の人は、仕事や子育てが最も忙しい時期です。この忙しい時期に、「人とのつながり」に割く時間は正直ないと思います。
しかし、65歳から「人とのつながり」を意識しても遅いのです。そして、人とのつながりは、待っていても自然に出来るものではありません。自分からつながりを求めて、一歩を踏み出せた人だけが得ることができるのです。

40代に「人とのつながり」を意識する人を増やしたいと思っています。3,900万人のうち100万人でもこの考えに賛同して行動を起こす人が増えれば、きっと日本社会に大きなインパクトを出せると信じています。私はまだ修行の身ですが、自分の勉強も含めて周りに発信し、イキイキと輝くシニアが増えて欲しいと願っています。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。もし少しでも共感頂けましたら、スキをいただけると励みになります。これからも情報を発信していきますので、よろしくお願いします。

画像4

#note勉強会0407

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?