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思考を書き出す意味

自分を知ることのひとつ、

自分の価値観に気づく

という重要なフェーズ。

価値観は自分の考えや行動のベースになる。だから自分が思っていること、自分を突き動かしていること、そして自分が嫌っていることの理由を探るには価値観が言語化できていると楽になる。僕はそうだった。

本を読んだり新しい体験をすることで、自分が何に価値を感じるのかがぼんやりわかってくる場合もある。

そのうえで僕は、自分の気持ちや考え、やりたいこと、悔しかったことなどを「書く」という行動を意識的にやってる。

書いたものは見返すことができるし、持ち歩くこともできる。そして書き換えることもできる。メリットしかないと思う。

紙に書く

スマホやPCにタイピングしてもいいのだけど、一度紙に書くことに意味があると思ってる。

文字を書く手の動きには「止める、払う、はねる」などたくさんの動作があるのに対し、PCなどのタイピングでは基本指の上下運動のみ。ここで脳の活性に大きな差が出るそうだ。紙に書くことは単調な動作ではないことから、記憶の定着にも一定の効果があるんだとか。

随分書けなくなった漢字を”ひとしきり思い出す”という時間も、無駄というよりは脳の運動だと思えば成長の一環とも思える。

 脳を活性化させながら、自分の思いや考えを紙に書き整理する

ずいぶんアナログなやり方に見えるけど、これが思考の整理にすごく役立つ。

雑誌等で経営者のノート術特集などを見ると、経営者は携帯端末も使いこなす上で、やはりノートに手書きの方が多いようだ。書く、というのは面倒くさい動作だけど、思考の整理や脳の活性化につながると考えれば、日常的に取り入れたい習慣だよね。

1点気を付けたいことが、「書くと満足してしまう」ことがあるということ。

書くと勉強した気になるし、そのものに向き合った気持ちになる。そして結果も成果も出ないのに、そこで考えるのを止めてしまう、といった残念なパターンも有りうる。

前進しているようで、実は同じところをぐるぐる回っていただけ、という「もったいない”書く”」だ。僕自身このタイプだからこそ、思考したことを行動するまで自分を追い込むことをかなり意識する。

1歩でも半歩でも前に進むには、書いて整理した思考を公言し、定期的に報告し合うような環境に自分を置いてプレッシャーを感じたり、メンターのような人にマネジメントしてもらうのが良いかと思う。

失敗するのはいいけど、”言ったけどやらない”は信用問題にかかわるから。

最近はマインドマップなど無料のアプリがあり、思考の整理に役立つツールがたくさんある。こういった便利なツールも上手に使いつつ、書くことのメリットを最大限に活かせる「手書き」を自分の日常に残しておきたいな。


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