【母と娘の学習奮闘記】「やればできる」は現実逃避の言葉だった
勉強が苦手な娘。
昨年の休校中は一緒に勉強していたのだが、
学校が再開するとやらなくなってしまった。
そのまま”勉強する”という習慣がなくなり、
成績は徐々に下降線。
(もともと低いのにさらに下がってしまった!涙)
勉強が苦手だということを知っていたので、
少しでも娘を励まそうと思い、実は今まで
「やればできるから大丈夫」
なんて声をかけていた。
でも、これはただの現実逃避の言葉
だということに気付いた。
娘に現実から目を背けさせるための。
「やらないからできない」という
変な安心感を与えるための。
1.きっかけ
先日、2人で進路のことについて話し合った。
「どこの高校に行きたいのか」
「大人になってどんな生活を送りたいのか」
現時点で娘に明確な意思がなかったので、
高校のレベルによって、その後の選択肢が
変わっていくことを伝えた。
そして、今後のことを聞いた。
「これからどうしたいの?」
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でも、何も返事がない
「おかしいな?」と思い、
色々と聞いて分かったことは、
「自分は勉強ができない」
という劣等感がものすごく
大きかったということ。
「勉強はできるようになりたい」
「でも、やってもできないから、どうして良いかわからない」
だから、何も答えることができない娘。
そこで、私の思いを娘に伝えた。
「本当にやってもできないなら仕方ない」
「でも、努力しているの?」
「まだまだ努力できるよね?」
「今ここで”できない”って諦めて欲しくない」
「今からならまだギリギリ間に合うと思う」
「お母さんも本気でサポートするから一緒に頑張ろうよ!」
私の思いを聞いて、
娘はハッとしたようだった。
『お母さん諦めてないんだ。』
2.変化
私が『諦めない』という態度を示すと、
娘も『頑張る』と答えてくれた。
この瞬間私もハッとした。
今まで私が娘の学習に期待していなかったこと
成績が良くなることを半ば諦めていたこと
この私の思いが娘の行動に
映っていたのだと。
相手は自分の鏡だよ。
とアドバイスいただいたことを思い出した。
3.その後
今まで勉強を後回しにしていた娘。
起きたらYouTubeやNetflixで動画を楽しみ
部活がある時は野球に行き
部屋にこもるとTikTokやInstagramばかり。
でも、この日から親子ともに変わった。
私「勉強やるよ」
娘「これ1本見たら始める」
私「お母さんも本気だから絶対やるからね」
勉強に取り組む娘。
今までよりも集中し、学習時間も長くなった。
4.振り返ると・・・
この姿を見て、私は反省。
今まで娘がやらなかったのは、
「やればできる」
なんて逃げ道を与えて、
エスケープさせていた
私に原因があったのだと。
娘の学力に期待しなかった、
諦めていた私が悪かったのだと。
周りの環境に子どもは
大きな影響を受ける。
親が子どもの可能性を潰してしまうことも
広げてあげることもできる。
あやうく娘の可能性を
潰してしまうところだった。
5.生き生きと
勉強を毎日頑張るようになった娘。
動画を見てスマホをいじって
1日ゴロゴロしている時よりも
生き生きしているように見える。
過剰な期待は子どもに
プレッシャーを与えてしまうが、
適度な期待は良いらしい。
少しずつ頑張れるようになり、
前よりも娘のことが好きになった。
きっと、娘も自分自身のことが
好きになってきたんじゃないかな。
だって、相手は自分の鏡だから。
劣等感を抱えた心を少しずつほぐし、
自信を持って新たな道を歩めるよう、
逃げずに親子共々戦おうと思う!