見出し画像

アンガーマネジメント?…大麻じゃダメかい? 『家庭編 その2』

こんにちは、チョップです。

この投稿記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

少しでも、「チップ」という形でご支援していただけるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は、是非、よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。

この記事が、人々が持っている大麻への偏見を少しでも薄くすることができ、あなた自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。大麻の必要性について一緒に考えてみませんか?

アンガーマネジメントシリーズも第4弾となりました。

前回の投稿記事をご覧になっていない方は、まずはそちらからご覧ください。今回は、前回にもお伝えしました「家庭編」の続きととなります。

在宅で高齢者のお世話をするということは、なかなか忍耐のいるものです。お互いの主張がぶつかり合い、口論になったり、関係性が悪くなってしまうこともあるでしょう。それがこだわりの多い方ならなおさらです。

怒りに身を任せて、取り返しのつかないことになる前に、実際に起こったことのある情報を共有し、事前に心の準備をしましょう。

《高齢者の対して、ついイライラしてしまうこと》

『誰かを頼ったり、助けられることを極端に拒む・介護拒否』

両親のどちらかが先に他界し、実家に1人残された親に同居を勧めたり、頻繁に顔を出しに行っても「誰の世話にもならない」と言って、家族に世話を焼かれるのを嫌がることがあります。

年齢を重ねると、足腰も弱くなり、1人でトイレに行くことや入浴することもままならなくなり、自炊することも難しくなります。コンビニやスーパーなどで惣菜物やカップ麺ばかりの偏った食事になってしまい、栄養状態も悪くなっていきます。

介護サービスを利用して、デイサービスやショートステイなどを利用するように勧めたり、生活相談員などに福祉サービスに関する説明をお願いするも「老人扱いするな!自分のことは自分でできる!」「私のことを捨てる気かっ!?」と言って、聞く耳を持たないといった様子で拒絶されることもあります。

「どうしてそんなにあれもイヤ、これもイヤと拒絶するのだろう?こんなにも心配しているのに…」と憤りを感じ、イライラしてしまい、つい声を荒げてしまいそうになります。

なぜ、人の手を借りることを極端に嫌うのでしょう?

家族や他人の前では気丈に振るまっていても、内心は誰にも理解してもらえない寂しさや悔しさを抱えていたのではないでしょうか?また、「世話にならない」という言葉には「あなたは自分のことをしっかりやるべき、自分はなんとか1人でやってみるから」という親心が隠されているのではないでしょうか?

もし、介護者が結婚されて子供がいるようならば、子育てと老親の介護、そして、仕事の3つを同時にやっていくことは、身体的や精神的、時間的にもかなり負担が大きいはずです。

このような時は、自分の中の「こうすべき」を書き出し、自分の価値観を客観視する「べきログ」という手法を使います。

怒りの正体は、自分の「べき」です。自分の願望や希望、欲求を象徴する「べき」が裏切られたことにより、イライラしてしまうのです。

自分や相手にはどのような「べき」があるのかを書き出してみると、お互いの怒るポイントが視覚化でき、話し合いもスムーズに進めることができます。

【親のべき】
・子には迷惑をかけるべきではない
・自分でできることは自分でやるべき
・家族で建てた自宅に、最後まで住むべき
・子には、子の家族があるので、それを子自身が守るべき
【子のべき】
・親は子を頼るべき
・身体機能も低下するので、助け(支援)を求めるべき
・体が動かなくなってから同居するのは大変なので、
比較的健康なうちに同居すべき

話し合う際には、自分の「べき」を主張し合うだけでは結論に達しません。相手の主張も聞き、「ここまでなら頼れる」という点を一緒に考えておきましょう。相手を否定せず、相手の考えを引き出していくことが大事です。

また、体の機能が低下し、日常生活で不自由なことが増えてくると自身を失いがちになります。できる範囲で役割を与えて頼ってあげることで、迷惑をかける存在ではなく、「自分も役に立てる」と感じ、生き甲斐を感じてもらえるようになるでしょう。

相手を思いやるがあまり、なんでも手を出したく気持ちも分かります。ですが、ご自身でできることは必ずやってもらいましょう。それがクセとなり、なんでもやってもらえると思われてしまうと、今後の関係性を保つのに悪影響を及ぼすことがあります。

《ポイント》
・相手の行った言動に反射して、自分の考えだけを押し出して反発しない。
・相手と自分の「べき」を照らし合わせて、どこまでなら譲れるか、どのような解決策があるかをシュミレーションしておくこと。
・相手の考えをじっくりと聞き、「今できること」を見出しておく。
・役割を与え、誰かに頼られることで、生きがいや存在感を感じてもらう。

『食器や鍋が汚れたままなのに、そのまま使おうとする。』

キッチンのシンク内に鍋や食器が汚れたままになっていて、清潔な状態でないことをみることはないでしょうか?「その内、洗うつもりなのかな?」と思っていると、汚れが残っている食器に新しい食事を盛り付けようとするのを見つけると、ギョッとして声を荒げてしまいそうになります。

料理を作り、その食器を洗って片付けるというのは当たり前のことですが、年を重ねるとそれも億劫になってしまうことは十分にわかります。

ですが、不潔な状態をそのままにしていると衛生的に良くありません。清潔・不潔をしっかりと認識せずに曖昧にしておくと、その後の生活全般に対して悪影響が出ます。

「ちょっと!?その鍋汚いよ?」
「ちゃんと洗ったの?」
「いつから洗ってないの?不衛生じゃない!?」

ついイラッとして、キツイ言葉で責めていませんか?結局、どう改善していくのか手立てを講じておらず、お互いに嫌な思いを残すだけになります。相手を責めることを避け、できていることを見つけていきましょう。

まずは自分が冷静になることが必要です。汚れに対して神経質になっているために、些細なことにも激昂していませんか?顔を赤くしたり、大声を出したり、ドアを「バンッ!」と大きな音を立てて閉めたりするのは、怒りが強い証拠です。

怒りが強い傾向の方は、自分の怒りに数値をつけてみましょう。怒りを感じるたびにその出来事を記録し、そのときの数値も書き入れてみます。「10点が最大の怒り」とすると、「今の自分の怒りは5点くらいか…」と理解できるのではないでしょうか?

数値をつけることで促えどころがない怒りを客観化でき、把握することができます。これを「スケール・テクニック」といいます。

洗い物ができないことを批判するばかりではなく、なにか新しい解決策がないか、まわりを冷静にみて提案してみましょう。

もしかしたら、食器洗い用の洗剤がなくなっていたり、スポンジが汚くなっていたり、引き出しの中が整理できずに、洗った食器の片付け場所に困っていたのかもしれません。

冷静に解決策を提案すれば、相手も「やってみよう」と思ってくれる気持ちが芽生えることでしょう。

《ポイント》
・「10が最大の怒り、0が穏やかな状態」、今回の怒りは何点?と自分に問いかけ、点数をつけることで客観化し、把握する。
・冷静になったところで無理のない改善策を提案してみる。改善策を一緒に探してみるのも良いでしょう。

画像1

身なりに気を遣わなくなり、風呂にも入らない。

年を重ねるにつれ、外見に気を遣わなくなることはよくあることです。ですが、季節はずれの服や古くなった服を着ても、平気で出歩くようになり、お風呂にも「面倒だから」と言って入らず、髪がボサボサだったり、異臭がしてもお構いなしになると問題です。

そんな相手をみていると悲しくなり、つい「みっともない」「そんな恰好で外に出ないで!恥ずかしい!」と言ってしまい、「お前には関係ない!」「私のことは、放っておいて!」と、喧嘩になってしまいます。

このような時に、アンガーマネジメントでは「プレイロール」という手法を使います。「プレイ」は演じる、「ロール」は役割のことです。

普段から、自分が「こうなりたい」と思うような、穏やかで褒め上手な人はいませんか?お手本となるような人を見つけ、話し方や態度を真似してみましょう。

普段から褒めなれていない人は練習が必要です。褒め上手な人は表情や言葉遣いも、話し掛けるタイミングも逸することなく、一瞬で楽しい雰囲気をつくっていきます。友人や知人だけでなく、テレビを観て、有名人などのやりとりから学ぶのもよいでしょう。

もしそれでもダメな場合は、テレビを一緒に観ているときなどに「あの人が着てる服なんか似合うんじゃない?あの色なんか前によく着てたよね?近くのお店で見たから一緒に買いに行かない?」と誘ってみて、オシャレをする・出掛けるという意識を促しても良いでしょう。

お風呂に入りたがらない場合は、入浴する時間をお昼に変えてみたり、「今日は昼から(明日)病院に行くから、お風呂に入って、キレイにしておきましょうね」「明日、私(あなた)の友人が遊びに来てくれるそうだから…」などと会話のレパートリーを増やして、どのような変化があるか試してみても良いでしょう。

もし、介護サービスを活用しているようであれば、サービス提供の中でどのような対応をすれば成功したのか、体験談を聞いてみましょう。「そんな手があったのか?」と、驚くようなことがあるかも知れません。

相手にとって、身なりを整えたり、入浴することが「嫌な時間(行為)」だと思われず、「楽しい時間だ」と思ってもらえるような工夫や気配りに注意しましょう。それらを楽しみ、喜びを共有できれば、お互いにとって良い関係性が築きやすくなります。

大麻の有効活用を考えてみませんか?

最後に、私の本質でもある医療大麻の必要性について少し触れて終わりたいと思います。認知症の治療薬として、いまや大麻の有効成分は常識となりつつあると言っても過言ではありません。

これは以前の記事でも紹介しましたが、ブラジルの医療大麻を規制緩和へと動かした、アルツハイマー型認知症の父を持つ息子が、SNSへ投稿した動画です。

認知症による暴力行為などに苦慮していた家族が、医療大麻の存在を知り、父親に大麻の成分であるCBDオイルを飲ませたところ、わずか3ヶ月でアルツハイマー型認知症は大きく改善し、家族に笑顔が戻りました。

ボルトガル語での動画配信ですので、内容がわかりにくいことはご了承ください。ですが、動画を見ているだけでも介護の壮絶さなどは伝わるはずです。

これが、まさに在宅介護のリアルです。
すでに大麻は、認知症高齢者と、在宅介護で頑張っている家族にとって救いとなる時代が来ているのです。介護に国境はありません。世界の人々が同じように介護に対して悩み、苦悩しています。

今回はここまで

いかがでしたでしょうか。

冒頭でも書きましたが、年を重ねると、以前からあったであろう「ご本人のこだわり」が一層強くなり、お互いの主張がぶつかり合うことで衝突してしまい、関係性を悪くしてしまうことは本当によくあります。

「そんなことで怒らなくても…」と思われることの方が多いかも知れませんが、ご本人にとっては重要なことに間違いありません。

その気持ちにより添いながら、こちらも一方的にイラッとしないように、大きな心で受け止めてあげましょう。

次回も「家庭編」として、誰しもが高齢者との関わりの中で経験したことがあるであろうイラッとするできごとと、それらをアンガーマネジメントを活用しながら、関係性を崩さずに穏やかに過ごせれる心構えをシェアしたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

冒頭でもお伝えしましたが、この記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

少しでも「チップ」という形でご支援頂けるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は是非よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。

現在の日本で大麻を使用することは違法です。大麻に対して、多くの人が偏見を持っていることも重々承知しています。ですが、現在合法となった国も以前はそうだった国がほとんどです。

ですが、2020年12月に国連が医療大麻の有用性をついに認めました!まだまだ全世界が、大麻の有用性について賛同したわけではありませんが、現在、約50カ国が大麻を医療目的として使用しています。

世界は、大麻に医療目的として使用する価値があると気付いているのです。

「百聞は一見にしかず」といいますが、「百聞は一服にしかず」です。そんなに大麻が嫌なら吸わなければいいだけですし、大麻の恩恵を受けたいけど、ハイになるのが嫌だ・怖いと思われるのなら、ハイにならないように摂取すればいいだけです。

ただ、大麻を必要としている人は確実にいます。その人が穏やかに暮らしたいと願う気持ちや、医療目的で大麻を使用したいと願う人の権利を、無知や偏見で奪ってはいけません。

この記事や動画が、人々が持っている偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。

大麻のことについて、もっと知りたいと思ってくれた方は、是非、下記リンクをご覧ください。そして、日本にいる全ての介護従事者の方で、大麻合法化が必要だと感じている方は一緒に声を上げましょう!


GREEN ZONE JAPAN
医療大麻に関する、科学的エビデンスに基づいた正しい知識を日本に
https://www.greenzonejapan.com/

GREEN ZONE JAPAN Youtube

大麻活動家チェダー Cheddar The Japanese Cannabist
https://www.youtube.com/channel/UCNiGHkuCy7SkY-ocZNT2R7g

麻なび
大麻の情報に特化した総合ポータルサイト
https://asanavi88.com/


CBDの認知症への効能
https://cbdmednews.tokyo/


Marijuana.jp
国内最大の大麻に関する正しい知識を伝える総合メディア
https://marijuana.jp/

僕のことが気になって頂けたら、サポートをお願いします🙇‍♂️