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大麻を吸って、アルツハイマー型認知症を”ぶっ壊す”?

こんにちは、チョップです。

この投稿記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

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この記事が、人々が持っている大麻への偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。大麻の必要性について一緒に考えてみませんか?

大麻関連の情報をネットで検索すると、大麻の恩恵を受けることができる適応疾患に”アルツハイマー型認知症”があります。

ですが、実際は認知症が完治するのではなく、既存の薬物治療を行うよりも状態が改善されたということです。大麻が認知症に対して、どのような効果があるのか?

知ってるようで意外と知らない認知症を改めて確認し、大麻がどのような効果をもたらしてくれるのかを探っていきたいと思います。

そもそも…認知症って何?

私たちの体は、脳によってコントロールされています。
この脳の機能が何らかの原因で損なわれた結果、認識したり、記憶したり、判断する力が障害を受け、社会全体に支障をきたすようになった状態を「認知症」といいます。

認知症は病気ではなく一連の症状を指す言葉で、認知症を引き起こす病気はおよそ100種類もあるといわれています。

中核症状

上記の”中核症状”と”周辺症状”をまとめて『認知症』と呼ばれています。

認知症の種類は”アルツハイマー型””レビー小体型””前頭側頭型””脳血管障害”などがあり、2種類以上の認知症が組み合わされた”混合型認知症”もあります。

現在、大麻を使用して状態が改善されたという研究結果が多い”アルツハイマー型認知症”に焦点を当てたいと思います。

「なぜ、アルツハイマーなの?」という声があるかも知れませんが、アルツハイマー型認知症は最も一般的であり、老年期の認知症では60%以上がアルツハイマー病だと言われています。

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アルツハイマー型認知症とは?

簡単に言ってしまうと、脳の神経細胞が死んでいく病気です。

現在、高齢者の4人に1人が認知症か、その予備軍と考えられています。全体の半数以上がアルツハイマー病で、次いで多いのが脳血管障害(脳梗塞や脳出血)による認知症、レビー小体型、その他の認知症(前頭側頭葉変性症・慢性硬膜下血腫などによるもの)とされています。

アルツハイマー型認知症は、脳に異常なたんぱく質(β−アミロイド)が蓄積し、神経細胞が傷ついて、脳が少しずつ萎縮していくことで発症します。比較的新しい記憶(短期記憶)が障害されることから始まることが多く、症状が進むと”服が着れなくなる” ”1人で買い物に行けなくなる” など、日常生活に支障をきたすようになり、末期には寝たきりとなり、言葉も出なくなります。

萎縮した脳

脳の異常部位2

アルツハイマー病になると、まず記憶をコントロールする海馬がダメージを受け、ここから少しずつ大脳皮質(神経細胞の層)の特定の部位から全体に死滅・脱落が拡大し、最終的には脳全体が萎縮します。

アルツハイマー病の症状が「物忘れ」から始まるのは、記憶を司る海馬がダメージを受けた結果、新しい記憶がインプットされなくなるからです。

海馬

アルツハイマー病を引き起こした脳の皮質にはシミのような「老人斑」が広がり、神経細胞の中には糸くずのような「神経原線維変化」が見つかります。老人斑は周囲の神経細胞を機能不全に陥れ、死滅させます。

神経原線維変化は内側から神経細胞を機能低下させて、やがて死滅させます。つまり、この2つが外と内から神経細胞を死滅させ、減少させていくのです。

老人斑の正体は「β−アミロイド」といわれる異常なたんぱく質です。早ければ40代から蓄積しはじめ、高齢になるほど多くなります。
神経原線維変化は、「タウたんぱく質」という異常なたんぱく質が蓄積・凝集されてできるといわれています。

しかし、これらはアルツハイマー病だけに見られるものではなく、アルツハイマー病になると量が多くなり、できる範囲も広くなるのです。

老人斑や神経原線維変化が増える理由はよくわかっていませんが、老化が大きく関与していると考えられています。

現在の治療法は?

アルツハイマー病には、病気の進行を抑える4種の薬があります。1999年に認可された塩酸ドネペジル(アリセプト)、2011年にはガランタミン臭化水素酸塩(レミニール)、メマンチン塩酸塩(メマリー)、リバスチグミン(リバスタッチ・イクセロン)の3種類が認可され、日本ではアルツハイマー病の薬物治療を受けることができます。

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ですが、恐ろしいのはここからです。

加齢に伴う物忘れ程度なのに「軽度の認知症」のレッテルを張られた「元気な高齢者」たちが物忘れ外来に行ったのを機に薬漬けにされ、極端な多剤処方で廃人同様になるケースが頻発し問題になっています。

主犯格はアリセプトです。

アリセプトは効かない人が多い反面、効き過ぎる人も多く出るのが特徴です。後者の場合はしばらく服用していると、興奮状態になり、夜の幻覚や錯覚、異常な言動、手の震えなどの症状が出ます。

こうなると医者は興奮を抑えるため抗不安剤のデパス、夜、眠れるようにするため睡眠薬のハルシオンを処方します。どちらもベンゾジアゼピン系ですから、はじめはよく効きますが、じきに効かなくなって容量が2倍~3倍になります。さらに効かなくなると同系統の他の薬が加わります。

同様にアリセプトも効かなくなってくるので容量が増えます。
こうなると脳の中は、発火器と消化器を同時に作動させた状態になりますから、脳の機能は著しく損傷され、患者は痴呆状態になります。

このようにして、年相応の軽いボケ程度だった元気な高齢者が、廃人同様の「本物の認知症」にされてしまうのです。

介護職員の立場から、アリセプトを服用されている方で穏やかに過ごしておられる利用者を見たことがありません。どちらかといえば、問題行動が多く、手のかかる高齢者ばかりです。

主な問題行動として「暴力行為(強い興奮)、他者への暴言、徘徊、失禁、睡眠障害(不眠)、指示が入らなくなる」などです。暴力行為に至っては普通に殴られます。引っ掻いたり、噛み付かれるなんてこともあります。

一睡もせずに2日間もフロア内を徘徊している利用者もいました。風呂の浴槽にお湯が入っていないのに裸になって浴槽に入られたので、お湯が入っていないことを伝えても「そんなのお前には関係ないだろ!」と怒鳴り返されてこともあります。

「トイレに間に合わなかったらどうしよう」という不安から、5〜10分に1回のペースでトイレへ向かう利用者もいました。

アリセプトの登場で、逆にアルツハイマー病が激増したというのは、どう考えても異常です。この薬がアルツハイマーを増やしているとしか思えません。

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そこで大麻の登場です。

2017年頃から、大麻がアルツハイマー病の効果的な働きをすることが研究によってわかってきました。

大麻に含まれるCBDという成分が、異常なたんぱく質(β–アミロイド)の生成の働きを抑制し、抑えることで病気の進行を遅らせることができるようになります。さらにTHCなどの大麻成分が脳内に蓄積したβ−アミロイドを除去し、細胞損傷を緩和する効果があるとわかりました。

アルツハイマー病に効果があるTHCとCBDですが、これらを同時に用いてアルツハイマー病を治療しようとする試みが始まっています。

CBDは、向精神作用がないのでアルツハイマー病にすぐ利用することができますが、THCは向精神作用があるため、アルツハイマー病に利用は躊躇されていました。

神経科学者でもあるEthan Russo博士は、THCとCBDを一緒に使用することによって生み出されるアントラージュ効果により、向精神作用が抑制されると以下の様に述べています。

「CBDとTHCを組み合わせると、向精神作用は抑制されます。さらに、CBDとTHCの相乗効果によって、単体で用いるよりも効果を持続させることができます。また、THCはアミロイドβを除去し、CBDはアミロイドβの生成を抑制するので、アルツハイマー病の進行を遅らせるか、あるいは停止させる可能性を持っているのです。

イーサン・ラッソ博士

テルペンなどの成分がアントラージュ効果に貢献していることを発見したEthan Budd Russo博士【参照:Forbes

そして、大麻には「脳の若返り効果」もあることがわかりました。
ドイツのボン大学とイスラエルのヘブライ大学の研究チームは、大麻の有効成分の一つ、THCの少量かつ定期的な摂取は、脳機能の経年的劣化を防ぐ働きがあることを突き止めました。

脳の主要な大麻の受容体と神経経路は、高齢者の脳機能の健全性に密接な関係を持つことが判明しており、そこへの刺激は脳細胞の変性を食い止める効果があるとされ、「脳を若返らせることが出来れば、5年から10年の間、特別なケアの必要が無くなる。我々が期待していた以上の効果が見られた」と述べています。【参照:Forbes

誤解がないように書きますが、大麻を燃やした煙を高齢者に吸わせるのではなく、エディブル(大麻成分入り食材)やオイルに形を変えて、嚥下機能が低下した高齢者でも簡単に摂取できるようになっています。煙で吸わせることしかできない場合は大麻成分を医療機器で気化させることで、負担なく摂取できるようになっています。

医療用大麻に理解のある海外の老人施設では、おやつの時間などにCBD成分のみのお菓子を提供したり、余暇活動として施設利用者と一緒にディスペンサリー へ大麻を買いに行くなんてこともあるそうです。

ディスペンサリー については、以前の記事をご覧ください。


もう大麻は過去の違法薬物としてではなく、生きる全ての人に幸福をもたらすことができるものに進化を遂げ、我々の生活になくてはならないものになりました。では、なぜ大麻は違法なのか?もう70年も前に、アメリカによって作られた法律が、何故いまだに新たな議論もなく、当たり前のように蔓延っているのか疑問に思う時期なのではないでしょうか?

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

冒頭でもお伝えしましたが、この記事は、全ての介護・福祉従事者の方や在宅で介護をされている方に少しでも多くの情報をお届けしたいがために、無料で掲載しております。

少しでも「チップ」という形でご支援頂けるのであれば、noteを続けるモチベーションにも繋がりますので、サポートが可能な方は是非よろしくお願い致します。少しでも私に興味を持っていただけましたら、「スキ」と「フォロー」も、よろしくお願いします。


現在の日本で大麻を使用することは違法です。大麻に対して、多くの人が偏見を持っていることも重々承知しています。ですが、現在合法となった国も以前はそうだった国がほとんどです。

ですが、2020年12月に国連が医療大麻の有用性をついに認めました!まだまだ全世界が、大麻の有用性について賛同したわけではありませんが、現在、約50カ国が大麻を医療目的として使用しています。
世界は、大麻に医療目的として使用する価値があると気付いているのです。

「百聞は一見にしかず」といいますが、「百聞は一服にしかず」です。そんなに大麻が嫌なら吸わなければいいだけですし、大麻の恩恵を受けたいけど、ハイになるのが嫌だ・怖いと思われるのなら、ハイにならないように摂取すればいいだけです。

ただ、大麻を必要としている人は確実にいます。その人が穏やかに暮らしたいと願う気持ちや、医療目的で大麻を使用したいと願う人の権利を、無知や偏見で奪ってはいけません。

この記事や動画が、人々が持っている偏見を少しでも薄くすることができ、貴方自身が大麻について「もっと知りたい」と思っていただければ、嬉しいです。

大麻のことについて、もっと知りたいと思ってくれた方は、是非、下記リンクをご覧ください。そして、日本にいる全ての介護従事者の方で、大麻合法化が必要だと感じている方は一緒に声を上げましょう!


GREEN ZONE JAPAN
医療大麻に関する、科学的エビデンスに基づいた正しい知識を日本に
https://www.greenzonejapan.com/

GREEN ZONE JAPAN Youtube


大麻活動家チェダー Cheddar The Japanese Cannabist
https://www.youtube.com/channel/UCNiGHkuCy7SkY-ocZNT2R7g

【カナダ/医療大麻】医療大麻を使う方々にインタビューしてきた!


麻なび
大麻の情報に特化した総合ポータルサイト
https://asanavi88.com/


CBDの認知症への効能
https://cbdmednews.tokyo/


Marijuana.jp
国内最大の大麻に関する正しい知識を伝える総合メディア
https://marijuana.jp/



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