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親に恩返ししたいという人の気持ちがようやくわかった気がする

実家から少し離れたところに暮らしていて、先日2ヶ月ぶりに実家に戻りました。台風後だったのもあり、川に囲まれた街全体は干上がった川魚の生臭さで充満していて、あぁそういえばこの臭いか…と少し懐かしく思いました。
今回は、これまで「恩返しとか胡散臭くてしっくりこないなぁ…」とか思っていた自分が、22歳になってから大きな心境の変化があったのでそれについて書き残しておきます。


親の愛情を理解できるようになったきっかけ

自分が何を経て親が与えてくれた愛情に目を向けられるようになったのか、おそらく始まりは大学に入るあたりでした。些細ではあるけれど色々な山を乗り越えて、先日初任給でご飯に行った時に「私も愛を返したい!」と強く思えた、これまでの変化を辿ってみます。

いい子だった高校生が大学で自我を強く表すようになったエピソード1

元々吹奏楽でリーダーを務めたり、成績もそれなりに安定していた”いい子(?)”のような自分が、大学に入るあたりでどうしても…どうしても、やってみたかったダンスに挑戦しました。

小学校低学年の頃に1度「ダンスやりたい…。」と言ったら親にかなり嫌な顔や態度をされて諦めた記憶があります。
(この時母親はキッズダンスって生意気そうっていう偏見が強かったらしい笑)

しかし、結局諦められなくてダンス始めたい…と高校の時に伝えたら「勝手にすれば…?」と言わんばかり(言われたかも)の不機嫌さでスクール用の月謝を渡してくれました。

そこから大学でもサークルでダンスを始め、ただでさえ片道2時間以上かかる学校生活なのに、夜遅くまでや深夜練で心配だったんだと思います。(不純そうって偏見もあるだろうし笑)


いい子だった高校生が大学で自我を強く表すようになったエピソード2

また、これとは別に大学が遠かったので一人暮らししようかなというのも高校生当時考えており、実際に親に伝えてみました。

その時は怒りはしなかったですが、「本当に大丈夫なの…?」とか「家事とかできないんじゃない?」などと、自分に自信を無くす攻撃を受けていました笑
私もどうしても一人暮らししたかったわけではないので、「まぁ私いなくなったら寂しいよね。」くらいのスタンスで親の意見受け止めてました。

親離れする子どもと、子離れできない親の構図

多分紹介した上記エピソード2つは、可愛かった子ども(自分で言うな。)が知らない間に自我を持って突然飛び立とうとすることに親の心としては追いつけなかったんだと思います。これが小さいエピソードながらも親離れを試みる子どもと子離れする心の準備がなかなかできない親の構図です。心理学好きだったのでここら辺までちゃっかり分析してました…。

超ターニングポイント

エピソード書いたら流石に長すぎるので…これでもまとめているつもりです。↓

反抗期な私は親に恨みを持つ瞬間があった

上記のように、なんとなく色々親の機嫌を勝手に察して行動してた高校生までの自分からしたら、今までの人生不自由だったんじゃないの…?と思ってしまう超自分勝手な考えに辿り着くことが多々ありました。親の心配を仇で返したくなる年頃…。
この時は恨むこともよくあって、親を困らせるような、親の心を見透かすような発言で攻撃をしていて、結構衝突しに行ってました…。
言いたいことを思う存分言って、親のことも自分も傷つけてようやく自分の浅はかさに気づき親恨み反抗期は終了しました…苦しかった笑


念願の一人暮らしスタート

就職も決まって、ようやく念願の一人暮らしをすることになりました。
(この時点では親と仲直りもして、旅行に行ったり遊んだりしていい距離感になっています。)
一人暮らしをして気づいた異変は、日常の他愛もない会話をする相手が8割方、親だったことです笑
そこに何不自由感じてはなかったのですが、いざ会って話すと本当にすっきりします。
私は自ら連絡取るタイプではないので、必要以外LINEもしないのですが、悲しい時含め、どんな時も自分の親は自分が帰ってくる場を作って待ってくれています。
それがこんなに心の支えになるのか…としみじみ感じ始め、ようやく最後↓↓


最終:初任給で親とご飯を食べに出かけた(ここまで読んでくれた方ありがとうございます)

新卒入社して2ヶ月経って、父と母そろってご飯を食べに行きました。私の入社してからの日常や仕事のこと全部何一つこぼさず聞いてくれて…。
離れていてもいつだって見守ってくれるんだと確信(?)して…私はこの愛情に今まで気づいていなかったんだとようやく気づきました。

どんなに酷いこと言って混乱させても丸めて受け入れてくれる器、いろんなことが一気に思い出されて…もう本当に本当にこれからは大切にしたいと強く思いました。

まとめ

親の愛情を感じる瞬間って本当に人それぞれだと感じます。ぶつからずとも理解できる人もいれば、自分のように言わなきゃ気が済まない人もいます。
しかし、私みたいに親との関係にモヤモヤして自分だけで消化できない人がいたならば、傷つくことも傷つけることも覚悟で行動してみたらいいと思います。

極端な傷つけ方はよくないですが、相手の悪口ではなく”自分はこの時悲しかったんだ”とか、正直な気持ちを知ってほしいと話し合いをすることは、自分にも相手にも真剣に向き合う時間を生みます。

親との悩みは意外と20代に限った話ではないし、30代でも40代でも気づけたならばラッキーだと思います。生意気そうに語ってしまいましたが、誰かの何かヒントになればいいなぁと思います!

ここまで読んでくださりありがとうございました!


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