”女性の骨格”を理解しよう!
こんにちは!ちょんまる です!
今回はタイトル通り、男性と女性の骨格の違いについてお話ししていきます。
その中でも今回は、骨盤に焦点を当ててお話ししていきます!
トレーナーなど、人の体を扱うような仕事をしている方は必須で知っておくべき内容になるので、ぜひ最後までご覧ください!!
骨盤腔の広さの違い
骨盤腔とは、普段骨盤底筋群で覆われているところです。
簡単にいうと骨盤内の空間です。
女性は赤ちゃんを産むため、骨盤腔が男性よりも広くなっています。
広くなっているといえ、赤ちゃんが通ると考えると普通に狭いです。
そのため妊娠中は仙腸関節や恥骨結合が緩みやすくなり、関節痛が起きる場合があるとされています。
恥骨下角の違い
恥骨結合から恥骨までの角度です。
女性は80〜90度、男性は60〜70度となっています。
これも違いがある理由としては、赤ちゃんを産むからということがあげられます。
仙骨の幅の違い
仙骨の幅にも違いがあります。
女性は男性に比べて、幅広で短くなっています。
腸骨と腸骨の間に挟まっているのが仙骨ですので、単純に仙骨が幅広いということは、お尻が大きくなるのは当たり前だと言えます。
腸骨翼の傾きの違い
男性に比べて女性の方が腸骨が垂直についています。
垂直についているというのは、仙骨に対して腸骨がまっすぐついているという意味です。
一見男性の方がまっすぐついている気はしますが、骨盤がコンパクトということは、仙骨に対してやや内旋して付着していると言えます。
反対に女性は仙骨(仙腸関節の関節面)に対してまっすぐのラインに近い状態で付着しています。
男性の方が仙骨はシャープな逆三角形ですので、腸骨のポジションは角度がついている状態で付着しています。
それに比べて女性は仙骨が広いため、男性よりも寸胴型の仙骨に腸骨がくっついています。
すると腸骨が付着している角度が小さいため、腸骨が下にズレようとするせん断力というものが女性の方が強く働きやすいと言われています。
また、骨盤を安定させるために靭帯や筋肉が支えてくれていますが、当然女性より男性の方が筋力は強いです。
ですので女性は、骨盤がずれやすいのに筋力が弱いと言えます。
重心ポジション
立位時は大腿骨頭が軸を担っています。
座位時は坐骨結節が担います。
立位時
大腿骨頭は骨盤より前方にあるため、仙骨は前傾し寛骨は後傾方向へ荷重線が乗ります。
座位時
坐骨結節は大腿骨頭より後ろに存在するため、仙骨の前傾、寛骨も前傾する方に荷重線が乗ります。
そんな中でも女性の場合は、回転軸のポジションが男性よりも高いと言われています。
仙骨の形状が広くて短いということや寛骨の形状など様々なことが言われますが、回転軸のポジションが高い位置にあるので、股関節よりも後方を荷重線が通ると言われています。
荷重線が股関節よりも後方を通るということは、股関節は後傾しやすくなっていると言えます。
つまり、男性より女性の方が骨盤は後傾しやすいと言えます。
そららにプラスして、座位であれば仙骨と寛骨は前傾しやすいということも踏まえてトレーニングに生かしていく必要があります。
ヒップアップといっても、ただお尻を鍛えるだけでは十分とは言えません。
お尻をむやみに鍛えても、骨盤や仙骨が後傾していたら良いお尻と言えますか?
骨盤も仙骨もしっかり前傾できて、お尻の位置が骨格的に高くなって、ようやく本当のヒップアップと言えます。
ですのでトレーニングする際は、そのようなことも踏まえてトレーニングすると、より効率よくヒップアップすることができます。
以上です!
最後少し話が逸れてしまいましたが、とりあえず男性と女性ではこんなにも骨盤の形が違うんだということをわかっていただけたかと思います。
それでは!さよなら!
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