仕事で分かってきた日本語表現(4)
1)ボールを投げる
「ボール」を課題やタスクという意味で、「投げる」を(担当者に)渡すという意味で思っていただければわかりやすいかと思います。
現場でまだ改修されていない不具合があるとします。不具合が解決されるまでは、それに関わっているメンバーたちがいて誰かに何かを依頼したり、また誰かに質問したりします。これらのやり取りをボールを投げると言えます。
例)その件ですが、昨日⚪︎⚪︎さんに質問してボールを投げました。
デザイン変更の件ですが、今誰がボール持っていますか?
2)案の定(あんのじょう)
案の定とは、予想したとおりを意味します。私のお仕事は、ある機能が仕様通り動作するのかどうかを確認することです。すべての機能が仕様通り動ければ良いですが、そうしないときも結構あります。
でも、不具合の改修まで時間がかかる場合もありますので、今のところは不具合が発生しているのが正しいと判断することもあるでしょうね。このように、アプリが想定外の動きをして下記のように耳にしたことがあります。
例)今の動きは案の定なので、開発からの改修を待ってみましょう。
3)決め事(きめごと)
決め事とは、お互いに合意して決めた約束や規則を意味します。 毎日やることが溢れている業務では、チーム単位で決められた小さいルールからはじめ、様々なお決まりがあるはずだと思います。言い方としては下記のように使われています。
例)その件については、役割分担の決め事が必要だと思います。
このアカウントを使う際には、声掛けするとか決め事がありますか。
決め事(決まり事)は言葉そのまま「ルール」という意味で使えれば良いと思います。
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