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【読書】鹿の王/上橋菜穂子

みなさんこんばんは。
週末って、何もしてなくてもなぜか光の速さで過ぎていきますね。。
また1週間が始まる〜泣

さて、今回はこちらを読みました。
以前本屋大賞を取った際に読んでおりましたが、最近の上橋菜穂子ブームでついKindle版を買ってしまいました。こういうのがお金がたまらない理由なんだろうな…笑

あらすじ

強大な帝国・東乎瑠から故郷を守るため、死兵の役目を引き受けた戦士団“独角”。妻と子を病で失い絶望の底にあったヴァンはその頭として戦うが、奴隷に落とされ岩塩鉱に囚われていた。ある夜、不気味な犬の群れが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生。生き延びたヴァンは、同じく病から逃れた幼子にユナと名前を付けて育てることにする。一方、謎の病で全滅した岩塩鉱を訪れた若き天才医術師ホッサルは、遺体の状況から、二百五十年前に自らの故国を滅ぼした伝説の疫病“黒狼熱”であることに気づく。征服民には致命的なのに、先住民であるアカファの民は罹らぬ、この謎の病は、神が侵略者に下した天罰だという噂が流れ始める。古き疫病は、何故蘇ったのか―。治療法が見つからぬ中、ホッサルは黒狼熱に罹りながらも生き残った囚人がいると知り…!?
たったふたりだけ生き残った父子と、命を救うために奔走する医師。生命をめぐる壮大な冒険が、いまはじまる―!

Amazonあらすじより

所感&今の時代に読み返してよかった

こちらは、ある謎の病に対して、凄腕の医師ホッサルと、病にかかりながらも生き残ったヴァンとユナの話が交互に繰り返され、のちに合わさっていきます。

本屋大賞を受賞したのは2015年。
しかし、コロナ禍を経て再読すると、より引き込まれる気がしました。
未知の病に対し、恐怖や噂が広がる様、また特効薬が作られるまでの過程や人々の反応。

また、それに加えて政治的な要素も加わり、それはもう奥深い素晴らしいお話となっておりました。
上橋菜穂子はファンタジー作家ではありますが、なんと臨場感のあること!!
難しい専門用語(単語?)が頻出しているにも関わらず、まるで昔からその世界を知っているかのように話に入っていけます。より具体的だから、想像しやすいんでしょうね。

医療、政治、文化。
複雑に絡み合って、永遠に続いて欲しいと思える世界。
続編も出ているので、次はそちらを読みたいと思います。
そちらは医者ホッサルの話のようなんですが、ヴァンとユナの話も書いてほしいなぁ。
あの二人のえも言われぬ絆。ぜひ読みたいです。

映画化されてたんですね

今回初めて映画化されていることを知りました。
堤真一、竹内涼真、杏など、豪華俳優陣が声優をやっていたそうなんですが…

やっぱこの世界観を2時間で収めるには無理があったんだな。。。
調べてみたら、原作読んだ組は原作と違いすぎて酷評。原作読んでない組は専門用語が多発しすぎてあまり映画に入り込めなかったと。

あまりに気になりすぎて、今日朝見てみたのですが、
なるほどなぁ〜と。。

先にコミカライズされていたのを読んで、何じゃこりゃ!と思っていたのですが、
どうやら映画のコミカライズだったようで。
これは怒るわ(笑)

映画を見て諦めてしまったみなさん!
ぜひ原作を!原作読んで見てください〜〜!!
映画化未聴の方、絵は綺麗だったんで!(フォロー下手)

さて、もう少しゆっくりして、明日からまた頑張って参りましょう〜。

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