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【読書】人を羨んだっていい【プリンセスメゾン】

今回、以前川島・山内のマンガ沼で紹介されていた【プリンセスメゾン】を読みました。

私だけの家。それは幸福で、孤独な場所。 

映画化作品『繕い裁つ人』の池辺葵氏、最新作は“住”。

女ひとり、
たったひとつの“家”さがしは、
運命の人を見つけるよりも
難しい!?

2015年、日本。
女性がひとちで家を買うことは、
無謀なのか、堅実なのか。
年収250万ちょっとの独身女性・沼越さんが、
オリンピックを控えた東京で、
理想の家を求めて歩く。

twitterなどで大人気の、共感度100%の家さがしストーリー。 

【編集担当からのおすすめ情報】 
「家を購入する独身女性」と聞くと、どんな人物像を思い浮かべるでしょうか。

この物語には、

「家を買うのは 大きい夢じゃない 自分以外の誰の心もいらないんだから」とファミリータイプのモデルルーム見学にも一人で果敢に挑む、鉄の心を持つ主人公・沼越さん、

一度ローン審査に落ちながらも、ユニットバスで持ち家を想像するモデルルーム受付嬢・要さん、

彼氏と一緒に住んでいた賃貸マンションで、今はひとり、新しい生活に希望を持てるように気持ちを切り替えようと努力する阿久津さん、

など、現代を生きる様々な女性たちが、家について考えています。

「今よりも丁寧に生きていきたい」。そう願う女性たちの群像劇です。
Amazonあらすじより

このマンガは、たくさんの女性が家について思いを巡らすお話です。
主人公は居酒屋で働きながらマンション購入を目指してモデルルーム巡りをする沼越幸ちゃん(通称沼ちゃん)です。沼ちゃんを中心に、色んな女性がオムニバス形式に優しい絵のタッチで描かれます。

その中で、沼ちゃんが言った一言が今の私を撃ち抜きました。

隣の芝生は青く見えるし、自分に持っていないものを持っている人を見ると、ついつい羨ましく思ってしまいます。それでもいいじゃないか、と沼ちゃんは言います。

羨んでいたって、その人の幸福を願うことはできます。
なんて自分にまっすぐで、素敵な言葉でしょう。

先日、妊娠について下記記事を書きました。

うれしいけど嫉妬の方が大きくて、嫌な自分だなと思っていたのですが、
どちらの自分も私。どちらの感情も持っていていいんだよ、と認められた気がしました。

いいなと羨ましく思うのも、生まれてくる友人の赤ちゃんが無事に生まれてきますように、と思うのもどちらも私。それも認めていきながら過ごしていこうと思えました。

何より絵のタッチがすごくいい。
夜にしっぽり読みたい漫画です。
プラス不動産の豆知識も得られます。

ぜひ読んでみてください。

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