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3月読了本「働く女子と罪悪感」自分の強みを持つ強さ
先日下記本を読み終わりました。
あらすじ
テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」や、TBS「あさチャン!」などのコメンテーターを務める「AERA」元編集長・浜田敬子さんの初の本! 入社3日で音を上げ欠勤、自称ダメ記者だった朝日新聞支局時代、週刊朝日編集部、AERA編集部を経て朝日新聞社を退社しデジタルメディアへ移籍。メディア業界の一線で挑戦を続ける均等法世代の一人が次世代へ贈るメッセージ。 【目次】はじめに/第1章 ずっと逆風の中だった/第2章 女性初は得か損か/第3章 女性は管理職に向いているか/第4章 ワーママと罪悪感/第5章 会社というモンスターとどう付き合うか/第6章 人生100年時代、いつまで働く?/おわりに
読んだ感想
著者の浜田敬子さんは、我々よりも少し上の世代、女性総合職が取られ始めた時代で、男性社会の中でどのように過ごしてきたか、また今次世代の女性を部下に抱えてどのように考えているか、が書かれていました。
びっくりしたのは、娘さんが生まれた後もがむしゃらに働くため、ご両親に山口の実家を売ってもらい、東京に呼び寄せたというエピソードでした!びっくり!!そのような時代もあったんですね…。
また、記者時代に、「女性である」が故に阪神淡路大震災やオウム真理教事件の取材も「女性がいくと危ないから」とチームに入れて行ってもらえなかったそうです。
男性記者でも現地取材を希望する人が多い時、さらには大災害や大事故、大事件の取材の時のような“修羅場”では、そうしたちょっとの「気遣い」をしなければならないことは、「面倒臭さ」になってしまい、現場の「足を引っ張ってしまう」とまだ当時は考えられていた。
この感情は、今はだいぶなくなっているとは思いますが、まだ存在する感情だと思います。今のネガティブなわたしは、わたしが営業に行けなかったのは、時短で帰らなければならない女性にもできる仕事を振る気遣いがめんどくさくなってしまったのでは…例えば男性の営業が、親の介護で時短で帰らなけばならない、という状況になった時、果たして営業事務に異動になるんだろうか…?あぁ、また負のスパイラルに…いけないいけない。
それまで「編集長になる」ということを強く望んではいなかったはずなのに、「手に入れられない」とわかると、なぜなれないのか、と思いつめるようになった
あぁ、レベルが違うとはいえわかりみがすぎる…!
読んで思う、自分の強みとは
本の中で、“ワーママ側にも甘えがあるのではないか”、という記載があります。自分で上司に説明しなくてもわかってもらえると思っている。自分で上司に相談し、行動を変えて行っている人はどのくらいいるだろうか、と。
漠然とした“配慮”を求めるより、「こうしたらここまで成果が出せる」と具体的に交渉した方がより健全な関係になれる。
では、わたしが営業をさせてほしい、こういうことができます、といえるような強みは何があるだろうか?もしくは、営業事務だけれど、こういう仕事ができるので、プラスでさせてほしい、というような強みはなんだろうか?
製品知識がある
エクセルでデータをまとめることができる
プレゼン資料が作れる
うーん、なんだか弱い気が。
英語が多少できます。
インドのことについて多少詳しいです。
より弱い…。
今まで営業でやってきた時も、自分の力ではなく、珍しい女性営業だから、ということで覚えてもらっていることも多かったように思います。(顧客にも競合他社にも、女性営業が少ない業界だからかもしれない)
女性であるということは、悔しいデメリットもあるけれど、メリットを享受してきたことも事実。アンコンシャスバイアスがあるのは実はわたしなのかも、と最近思っています。あぁ、いけないいけない。
先日参加したオンラインイベントでも、今後日本でメジャーなメンバーシップ雇用よりも、欧米で主流のジョブ型雇用に変わっていくだろう、ということが話されていました。ジョブ型、メンバーシップ型のわかりやすい説明がありましたので、下記参照ください。
メンバーシップ型雇用では、「会社にマッチする人材」を採用する一方、ジョブ型雇用は「仕事内容にマッチする人材」を採用する手法といえるそうです。
そうなると、より専門性が重視されます。ということは、より自分の強みをはっきり言えるようにならないといけない。
まだまだ自分と向き合う時間は必要そうです。
自分で、これは強みだ!といえるものができるよう、日々精進していきたいです。
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