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4月読了本「「アンコンシャス・バイアス」マネジメント」守屋智敬 自分を疑う事の大切さ

今回はこちらの本を読み終わりました。

あらすじ

アンコンシャス・バイアス
=「無意識の偏見」「無意識の思い込み」「無意識の偏ったものの見方」
日本では2013年ごろから、ビジネス雑誌や新聞・テレビでも取り上げられるようになってきた。
グーグルが、「アンコンシャス・バイアス」と名づけた社員教育活動を始めたことで一躍、有名になった言葉でもある。
なぜ、今、注目されているのか?
最大の理由は、組織の発展において、多様性が重要になってきているからだ。

たとえば、リーダーがメンバーに対して、 「彼女は2歳の子どもがいるから」→泊まりがけの出張は無理だな。
「彼は売れていないから」→何をやらせても、ダメに決まっている。
「プライベートを優先するタイプだから」→昇格が数年遅れても、問題ないだろう。
といったことを、勝手に決めつけている。
日常、職場でよく見聞きする光景ではないだろうか。

リーダーがメンバーの社歴や性別などで能力を決めつけてしまうことで、
同じようなレベルの仕事しか任せることができず、メンバーの成長機会が失われていく。結果として、組織としての成長がストップし、業績が上がらない。

リーダーの思い込みによる評価で、
メンバーのモチベーションが下がっていく。
適正な評価が行われないことで、前向きになれず、やりがいを失い、新たな仕事に挑戦しようと思わなくなってしまう。
リーダーの自己防衛心で、
メンバーとの信頼関係が失われ、チーム内の心理的安全性が保たれない。互いに言いたいことが言えず、チームとしての一体感が失われ、組織が一丸となって取り組むことができなくなってしまう。

本書は、リーダーが身につけておきたい“必須知識"となった「アンコンシャス・バイアス」について、
まずはどういうものかを知る、そして自分自身のバイアスに気づく方法、さらにはどのように対処していくか、
メンバーみんなでバイアスに振り回されないチームになる方法を、事例をふんだんに交えながら解説する。 

ダイバーシティ&インクルージョンの時代、まずは経営者や管理職をはじめとするリーダーから、自分自身の無意識の思い込みや、無意識の偏ったものの見方に気づき、意識して対処する--たったそれだけで、組織の未来は劇的に変わるのだ。
Amazon あらすじより

所感

無意識の偏見に対して思うこと

アンコンシャスバイアス、私はワーママはるさんのVoicyで知りました。
今回の育休復帰に関して、上司のアンコンシャスバイアスをひしひしと感じております。※今回の復帰に関しての記事(愚痴)はこちら↓

来月からいよいよ復帰だね。ところで復帰先は総務部になりましたよ!子育てしながら、営業での仕事復帰は大変だと思ってね。
詳しいことは、また総務部の課長から連絡を入れてもらうようにしますね!
P66

営業に復帰したいと思っていた女性がこんなメールを受け取ったら、もう悲しみに暮れますよね!!ちゃんと先のことを見越して準備していたのに!って。。せめて希望を聞いてからにしてくれよって。。

ただ、人のことはさておき、自分も結構無意識の偏見を持ってるかもな、とこの本を読んで思いました。
私は結構人の好き嫌いが激しいと思っていて、苦手な人と接する時には一線を引いてしまうことも多々あります。苦手な人が話すことは、それは違うんじゃないかな、とはなから否定的な考えを持ってしまったり。
だって無意識の偏見なんだもの。無意識って意識してないから無意識なのであって、それを気づけっていうのはなかなか難しい。。。

でも、だから仕方ない、というのはまた違う話ですよね。
今回の本は、課長や部長などのマネジメント層に対し、部下にこういう偏見を持っていませんか?というような問いかけの本でしたが、自分を見つめ直すいいきっかけになりました。結構余白もあってサラサラ読めるので、気になる方はぜひ一読をお勧めします。

まずは書き出すことからやってみよう

本の中で、自分が思った気づきを2週間程度、紙に書いてみる、という方法をおすすめされていました。それを客観的にみることによって、自分の思考の癖がわかるのだそうです。咄嗟の言動や感情をメモしていくことで、だんだんとバイアスに気付きやすくなるのだとか。ショックだったことや何にイライラしたのか。批判された気がした、などなど、書き出していくことで、実は自分は何事も自分中心に考えてしまっているのかも?とか、面倒だと決めつけて議論を避けようとしているか、などが見えてくるんだそうです。
これなら、自分もちょっとやれそうな気がしませんか?

大事なこととは

本を読んで大事だなと思ったことは

  • これってアンコンシャスバイアスなのかな?という意識を常に持つこと

  • 過去の人たちもそうだったから、という思い込みを捨て、ちゃんと対話すること

  • 過去に本人に聞いた話でも、その時に再度ちゃんと聞くこと

  • 自分には無理です、と否定しない

ですね。特に、女性は自分に自信が持てないので、役職や責任のあるポジションに推されると固辞してしまう傾向があるそうです。(積読本の一冊。早く読まねば…)

ただ、女性の方がアンコンシャスバイアスにさらされるケースって多いと思うんですよ。(これもアンコンシャスバイアス…?笑)
アンコンシャスバイアス打倒の一手はコミュニケーションを密にする事にあると思うので、仕事復帰してからは、まめにコミュニケーションをとっていこうと思います。テレワークが多かったとしても!頑張れ私〜!

ちなみに…
最近NOTEの更新期間があいていたら、文章がすっと出てこない、まとまらない気がする…!やっぱり続けるって大事なんだと感じる今日この頃。
復帰しても更新頑張るぞー!

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