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外資系企業ってどういう働き方!?忙しさ・勤務環境などリアルな感想


今回は、最近特に多くの質問をいただく外資系での働き方について執筆していきます。

"外資系"と一括りにしても様々で 外銀・外コン・外IT など多種多様です。今回、私がフォーカスするのは『外資系メーカー』になります。私は自動車業界の外資系メーカーで働いており、外資メーカーの一例として参考にしていただければと思います。

実際に外資系企業で働き始め、日系企業とは大きく異なることを実感しています。非常に自由で、私は働きやすいと感じますが、人によっては自由すぎるあまり、仕事をマネジメントできなくなりパンクしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

決して自由が良いわけではなく、自分で仕事のマネジメントが出来ない場合は、ある程度は働き方に制限をかけることも必要なのだと思います。近年、日系企業はリモートワークが廃止される企業も目立っていますし、Googleなどの海外企業も厳格化がトレンドとなっておりましたね。

さて、働き方といっても様々であり一長一短かもしれませんが、今回お伝えしていくのは、働き方、会社の福利厚生、社内の雰囲気などを書いていきたいと思います。

この記事で知れること

今回の記事で公開するのは、大きく二部構成になっています。

はじめに、会社の制度公開できる範囲でお伝えします。例えば、会社の福利厚生、勤務に関する話(テレワークやフレックスの有無)、リファラル・アルムナイ退職金などを、言える範囲内でわかるようにしたいと思います。

次に、会社の雰囲気について語ります。例えば、繁忙期・閑散期に関する話であったり、退職・転職(退職率は公表できないので、あくまで個人の感じ方)にまつわる話、年齢層だったり、各年齢層の働き方外資系のメリット・デメリット向いている人の特徴や向いていない人の特徴などです。また、外国人比率英語を使うかなども書いていきます。

私の一週間のガチスケジュールも公開します!

細かな内容は、目次に書かれているタイトルを参考にしてください。

もし外資系への転職を目指したい方がいらっしゃいましたら入社後のイメージとして参考にしていただければと思います。

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どういう企業で働いているのか?

実際に私が働いている企業は、自動車業界の外資系メーカーです。

業界的にはTier1と呼ばれ、完成車メーカーの一次下請け企業になります。自動車に搭載される部品を設計・製造しているメーカーになります。例えば、自動車の窓ガラス、シート、ディスプレイ、ハーネスなどをイメージいただければと思います。

日系企業でいうと、デンソーやアイシン、豊田自動織機などが代表例として挙げられます。

【国別】外資系企業の雰囲気

私が現職に入社する前に、転職活動でエージェントから聞いた話をしたいと思います。日系大企業の社風に懲り懲りしていた私は、メガベンチャーや外資系も視野に入れて転職活動をしていました。

外資系は未知の領域でしたので、小規模な会社の転職エージェントさんと繋がり情報交換をしていたのですが、その時に得た情報と、そして実際に外資系に入社してみると様々な外資で仕事をしていた方もいらっしゃり、彼らから聞いた話を包括して、外資系企業の国別で分かれる雰囲気をお伝えしていきたいと思います。

米国系企業

米国系企業で代表的なのが、GoogleやTwitter(現 X社)が挙げられますね。自動車業界でいうと、FordやVisteonやJohnson Controlsなどが良く名前を聞く会社かもしれません。

米国系企業の大きな特徴として「成果主義」の企業が多い傾向になります。成果を残せば大きく給与が上がることもありますが、評価が下がると減給やレイオフの対象にもなると聞きます。"The外資系" のイメージに相応しいのではないでしょうか。

とにかく成果を重視するので、プロセスよりも結果が重要視される印象です。日本人は1つの不良を作ってしまったら「なぜだ?再発防止は?」と考える傾向にありますが、アメリカの場合は「1個不良を作ったら10個製品を売ればチャラだ!」なんて考え方だと聞きます。まさにアメリカンドリームですね笑

とはいえ、日本国内の現地法人は大きな会社もあり「米国系企業でも成果主義ではないよ」「リストラなんてないない」なんて声も聞くので、実体はまちまちです。

人材の流動性も高く「昇進するか、退社するか」という言葉をよく聞きます。パフォーマンスが低く退社する方もいれば、他社からヘッドハントされる社員も多いとのことです。特に自動車業界は狭い世界なので、行ったり来たり会社を渡り歩く人も少なくありません。

※冒頭で述べた会社は、あくまで米国企業の参考例。本記事で述べた雰囲気は全部が当てはまるわけではない。

仏系企業

仏系企業で代表的なのが、シャネルやカルティエなどのハイブランドであったり、自動車業界でいうと、ルノーやヴァレオ・フォルシアなどが挙げられます。

フランス系企業の大きな特徴として、ブランド好感度を売りにハイエンド層へ高付加価値な製品・サービスを提供する企業が多く存在します。

私が聞いたところ、フランス人は自国(自社ブランド)や自国の文化に誇りに思う傾向にあり、完全なるトップダウン型。外資系ならどこも似たようなものですが、特にフランス系企業の意思決定は本国が握っていて、駒のように日本人が扱われるといった印象です。

そんなフランスですが、残念ながら日本が求める要求に遠く及ばないのが実態。しかし、本国やマネジメントは自分らのやり方に強い誇りを持って、なかなか曲げない。そこを調整するのが日本法人のローカル社員というわけです。所属する部門か会社にもよるのでしょうが、フランス系は結構過酷だと聞きます。

なお、私が個人的にビックリしたのは、昼食で酒を飲むのが一般的と聞いたことですね。普通にランチを食べながらビールとかを飲んで、そして午後に仕事をし始めるようです。

※冒頭で述べた会社は、あくまで仏国企業の参考例。本記事で述べた雰囲気は全部が当てはまるわけではない。

独系企業

独系企業で代表的なのが、DHLやSAPなどが挙げられます。自動車業界でいうと、BMWやVOLKSWAGENが有名で、自動車部品ではBOSCH、ZF、Continental、MAHLEなどは、自動車業界にお詳しい方であれば、よく耳にするメーカーが多いのではないでしょうか。

ドイツ系企業は、外資系のなかでは珍しくプロセス主義であることが多く、ドイツ人は、いかに理屈が成り立っているのかを大切にすると聞きます。社内の基準やルールが整い、インプット→アウトプットがいかに美しく理論立てられているのかが重要視されるようです。

特にドイツ企業は日系企業と似たところも多く、エージェントからオススメされました。例えば、人材を長く育て上げる文化があり、研修に数十万出すといったことも珍しくありません。また、相手の意見を譲歩する姿勢も見られるようです。

時間厳守な文化であり日本人と相性の良いとのことですが、理屈を重んじるあまり、パワポの文字が多くて結論が見えにくいなどの声も上がってきます。

※冒頭で述べた会社は、あくまで独国企業の参考例。本記事で述べた雰囲気は全部が当てはまるわけではない。

韓国系企業

近年、成長が著しい韓国系企業ですが、代表的なのは、SAMSUNGやLGなどの電子機器・半導体メーカーが有名どころです。自動車業界でいうと、HYUNDAIがメジャーですね。

韓国企業は特に激務だと聞きます。成長が著しい企業も多く、ひと昔前の日本を彷彿とさせるでしょう。日本よりも上下関係に厳しく、誰が何年生まれでなどを気にする文化であり、とにかく歳上を敬わなくてはいけない文化だと聞いたことがあります。それ故、上司・部下の関係もシビアで、上司へは絶対的服従が求められるとのことです。例えば、クリスマスに少し長い休暇を申請しようとしても「俺は働くが、お前は働かないのか?」と聞かれ『YES』と言わざる得ないらしいです。

とにかく、ひと昔前の日本企業のように、激務で上下関係が厳しいと聞きました。

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