Let's シャカシャカ　～快適プロテイン生活のすすめ～

ものすごく些細なことが、生活をより快適にしてしまうことがある。

薄っぺらい中敷き一枚で、靴の履きやすさが格段にあがったり。
手帳をマンスリーにしたら、予定が見やすくなったり。

先日も、新しいプロテインシェイカーを買った。
使い始めて3日目にして、もう手放せなくなっている。

ダイエットやボディメイクのお供、プロテイン。
実は、特に運動をしていない人でも、取ったほうがいいというのはご存じだろうか。

成人の一日の最低摂取ラインは、体重1kgあたり0.8gだそうだ。
これを下回ると、何もしていなくても筋肉が減っていくし、肌や髪も衰えていく。
普通の生活をしている人は、目安として1～1.2gが必要。
運動をしている人は、1.5～2gが適量だ。
ボディビルダーになると、2.5gくらい取るらしい。

体重50kgの人で、体を維持するのに必要なぎりぎりのラインは、40g。
これだけのたんぱく質をとるには、鶏むね肉200gを食べることになる。
卵だと全卵で6個。
納豆7パック。
通常の生活を送るには50 ～60gが必要なので、肉だとあと100g、卵なら２個追加しないといけない。

普段から食事に気を使っているならともかく、これだけの量を毎日取るのは、簡単ではない。
また、動物性たんぱく質を通常の食事から摂取すると、どうしても脂肪を避けられないので、カロリー過多になる恐れもある。

そんなわけで、おすすめなのがプロテインドリンクを飲むことだ。
最近ではコンビニでも売っている。
パックのものは、１本でだいたい15g程度のたんぱく質が入っていて、脂質はほぼ0。
ちなみに、プロテイン系のお菓子は、脂質も10gくらい入っているので注意が必要だ。

さて、わたしはこれまでは、ひたすら卵の白身やささみを食べていた。
が、体重も落ち着いてボディメイクの段階に入ったので、たんぱく質の摂取をある程度プロテインに移行して、代わりに糖質の量を増やすようになった。

プロテインドリンクを常用するようになって、ネックとなっているのが、「シェイカーを持ち歩く」問題だ。

些細なことながら、日常になるとこれが心理的に負担になる。

一般に売られているプロテインシェイカーは、500~600mlが入って、なおかつシェイクできる余裕があるので、サイズ感としては700~800mlのボトルになる。
１L入りペットボトルを想像してもらうとわかりやすいが、かなり大きい。

一方、１回分のプロテインに必要な水分量は、モノにもよるが150~250ml。

ジムでトレーニングをするときは、水分補給がかかせないので600mlボトルでも構わないのだが、日常使いとなるとちょっと、いや、だいぶ邪魔くさい。

大きければ確かに混ぜやすいけれど、ボトルの半分以下しか使わないのは、さすがにいかがなものか。
いかに「大は小を兼ねる」とはいっても、日常づかいにおいては「大は小を兼ねない」。

そもそも、通勤カバンにはいらないのだ。
わたしのバッグはそこそこ大きいけれど、ポーチと本とお弁当を入れたらパンパンで、余裕がない。
かといって、毎日セカンドバッグを持ち歩きたくもない。
プロテインはしゃかしゃかしないとうまく溶けないので、粉だけ持って行ってマグカップで作ることもできない。

なんて面倒なんだ。
でもたかがこれしきの事でめげるわけにはいかない。
我々はより快適な日常を求めて、密林の奥地へと向かった。

そうしたら割とあっさりと見つかりました。
300ml用のシェイカーが。

そしてこれ、サイズが半分になっただけで快適さが段違いなのだ。

まずボリュームが違う。
容量が半分程度になっただけなのに、体感としてはそれ以下の小ささになった。
高さも幅もスリムで、バッグにもラクラク縦に入れることができる。
粉を直接入れて持ち歩いても、バフバフなる感じがないのも、とてもいい。
（大きいボトルに少量の粉を入れると、中で飛び散る感じが好きではなかった。）
フタに丸みがあるのでシャカシャカと撹拌もしやすい。
なにより見た目がごつくないので、職場のデスクや電車の中で取り出しても悪目立ちしない。

なんだこれ。
もっと早く買っておけばよかった。

ジム用には、もちろん600mlのほうが使いやすい。
でも日常使いには、小さいサイズのほうが断然便利だ。

適材適所とはよく言ったもの。
ウィンドショッピングに30Lのバックパックを担いでいかないように、
降水確率20%の日に長傘を持ち歩かないように、
デスクワークの日のプロテインには、600mlよりも300mlが適している。

持ち運びが快適になれば、それだけ「わざわざプロテインを飲む」ハードルが低くなる。
ハードルが低くなれば、きちんとたんぱく質を摂取できる。
たんぱく質が取れていれば、筋トレの効果も出やすいし健康にもいい。

これからプロテイン生活をはじめる皆さん、シェイカーのサイズは大事ですよ。
「大は小を兼ねない」を肝に銘じて、どうぞ心ゆくまでシャカシャカしてください。

今回買ったシェイカーはこちら。