薬を知る⑤
薬を知る。
お母さんの薬の服用が、胎児や乳児に与える影響。
妊娠3週末までは、細胞が増殖している時期なので基本的に薬の影響は受けません。4週から15週は、器官の形成時期で、薬の影響を過敏に受けやすい時期です。16週から分娩までは、体の成長、機能的発達の時期で、ほぼ奇形の心配は無くなりますが、薬によって悪影響を及ぼす危険はあります。
生まれた後は、授乳です。お母さんの飲んだ薬は消化管から吸収されて血液中に入ります。血液が入線で母乳に変えられるので、母乳中に薬の成分が移行することがあります。
全く移行しない薬もありますが、逆に濃縮されて移行される薬もあります。すると母乳を飲んだ乳児にも作用します。乳児は解毒機能や排泄機能が、まだ十分ではない為少ない成分でも大きな影響を受けることがあります。
お母さん、お父さんが共に知識を持ち健康を考えることが子供の健康を守ることになります。
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