マガジンのカバー画像

腸から元気!免疫力アップ

345
自己免疫力をアップさせて、健康寿命を伸ばすためには!!! そんなことを、日々考えながら生活してる、日記のような形で知識を残していきます。 私同様、健康に不安がある人の、アドバイス…
運営しているクリエイター

2021年1月の記事一覧

エリートアスリートの腸内

エリートアスリートの腸内には、運動能力を高める細菌が棲息しているようだと、米国ハーバード大学、ジェスリン糖尿病センターなどの研究で報告されています。

腸内細菌の中のベイロネラ属に、運動した時に生産される乳酸を代謝してプロビオン酸に変える働きがあることが分かりました。人の体には、このプロビオン酸を利用して運動能力を改善する働きがあることが分かってきています。ただ、座ることの多い人には、ベイロネラ菌

もっとみる
骨と筋肉の話⑧

骨と筋肉の話⑧

骨と筋肉の話

ロコモティブシンドローム

骨や筋肉・靭帯・腱・関節などの身体活動を担う運動器は、立ったり、歩いたり、座ったりする動作をする為にとても重要な器官です。どれか一つにトラブルがあると、歩行や日常生活に支障が現れ、将来寝たきりや要介護になる危険性を伴います。このような機能の低下をロコモティブシンドロームと言います。健康寿命を伸ばす為にも予防することが大事です。

ロコモティブシンドローム

もっとみる
骨と筋肉の話⑦

骨と筋肉の話⑦

骨と筋肉の話

筋肉は熱を生み出し、その熱が体温を維持する為に利用されています。寒い時に体が震えるのは、脳が筋肉に指令を出し、筋肉を強制的に収縮させることで熱を作り体温を上げる為です。筋肉量が少ないと体が冷えやすくなります。

最近の研究では、筋肉量が多い人の方が、少ない人よりも病気による死亡率が少ないことが明らかになってきました。それは、筋肉を構成しているアミノ酸の一種であるグルタミンが免疫細胞

もっとみる
骨と筋肉の話⑥

骨と筋肉の話⑥

骨と筋肉の話。

筋肉は、繊維状の筋細胞が多数集まって作られており、収縮と弛緩を繰り返すことで体の運動を可能にしています。筋肉の種類は大きく3つに分けられ、運動に関与する骨格筋、内蔵などの壁を作る平滑筋、心臓を動かす心筋があります。

骨格筋は骨についた筋肉で、手足の筋肉や腹筋、背筋など大小合わせて400種類以上もあり、自分の意思で動かすことができます。グリコーゲンをエネルギー源として瞬時に大きな

もっとみる
骨と筋肉の話⑤

骨と筋肉の話⑤

骨と筋肉の話。

骨と骨が2個以上繋がっている部分を関節と言います。肩や股関節のように、どの方向にも動かせる関節を球関節と言います。又、肘や指のように一方向にしか動かせない関節を蝶番関節と言い、様々な種類の関節があります。

関節は、関節包と言う袋状の組織で包まれ、その内部に薄い膜の骨膜があり、骨膜から潤滑油の役割をする滑液が分泌されて関節がスムーズに動かせるようにしています。滑液には、多糖類の一

もっとみる
骨と筋肉の話④

骨と筋肉の話④

骨と筋肉の話。

火事場の馬鹿力と言う言葉がありますね。人間や動物は、生命の危機が高い状況に直面すると、普段では考えられない力を発揮することがあります。その現象を表した言葉です。

私達の骨や筋肉は、100%の力を発揮し続けると大きな普段が体にかかる為、脳にはあらかじめ安全装置が備わっていて、骨や筋肉の発揮できる力に制限をかけているのです。

ところが、緊急事態の場面に遭遇すると、体を戦闘体制にす

もっとみる
骨と筋肉の話③

骨と筋肉の話③

骨と筋肉の話

骨は血球の製造工場でもあるのです。骨の中心部の骨髄腔には、ゼリー状の造血組織である骨髄が詰まっています。そしてその骨髄には、赤色骨髄と黄色骨髄があります。

赤色骨髄には造血幹細胞があり、その細胞が分化して赤血球・白血球・血小板の血球を作って行きます。赤血球は全身の細胞に酸素を運び、白血球は免疫を担当し、血小板は傷口の止血をします。更に白血球が分化してリンパ球・単球・好中球・好塩基

もっとみる
骨と筋肉の話②

骨と筋肉の話②

骨と筋肉の話

骨の構造は、タンパク質の一種であるコラーゲンにカルシウムやリンやマグネシウムなどのミネラルが付着して作られています。そして、外側の緻密質と呼ばれる硬い部分と、内側の海綿質と呼ばれる網目状の柔らかい部分の二層構造で構成されることにより、強度と弾力性が保たれています。

骨の細胞も他な細胞と同じように、血液によって酸素と栄養の供給を受けなければいけません。その為に骨の内部にも血管やリン

もっとみる