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腸から元気!免疫力アップ

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自己免疫力をアップさせて、健康寿命を伸ばすためには!!! そんなことを、日々考えながら生活してる、日記のような形で知識を残していきます。 私同様、健康に不安がある人の、アドバイス…
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2020年12月の記事一覧

骨と筋肉の話①

骨と筋肉の話①

骨と筋肉の話

皆さんは、普段は意識せずに自分が思う通りに体を動かしていますね。それは、体を支える骨や体を動かす筋肉があるからです。

私達は、骨と筋肉によって人体としての基本的な形があり、動く事ができるのです。しかし、加齢や病気などによって骨や筋肉が衰えると体型や動きに異常が出たりして、何気ない日常の動作が困難になり、活動範囲が狭くなったり、寝たきりの原因にもなったりします。すると生活の質が低下

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薬剤耐性菌の出現

薬剤耐性菌の出現

薬剤耐性菌の出現

細菌達も生き残りの為に、薬に対して抵抗力を持つようになり、薬に対する耐性を獲得するようになるのです。

そして、細菌が薬剤耐性を獲得するきっかけは、大きく2つあります。一つは、患者の体内で抗生物質などにさらされる事で、自らが変異して耐性を獲得する場合です。二つ目は、細菌は他の菌と遺伝情報のやり取りができる為、薬剤耐性菌の情報をコピーして耐性を獲得する場合です。耐性を持つと細菌は

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薬を知る⑤

薬を知る⑤

薬を知る。

お母さんの薬の服用が、胎児や乳児に与える影響。

妊娠3週末までは、細胞が増殖している時期なので基本的に薬の影響は受けません。4週から15週は、器官の形成時期で、薬の影響を過敏に受けやすい時期です。16週から分娩までは、体の成長、機能的発達の時期で、ほぼ奇形の心配は無くなりますが、薬によって悪影響を及ぼす危険はあります。

生まれた後は、授乳です。お母さんの飲んだ薬は消化管から吸収さ

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薬を知る④

薬を知る④

薬を知る。

薬は体にとって異物である為、体内に長く留まると毒性が出るなど、良くない反応を起こします。その為に薬は肝臓の薬物代謝酵素(チトクロームP 450)で解毒されて、薬を酸化して効力を低下させます。そして、水に溶けやすい状態に作り変えられ腎臓を経て尿として体外に排泄されます。

アルコールも、薬と同じようにチトクロームP450で解毒されます。アルコールを毎日飲んでいると体内のチトクロームP

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薬を知る③

薬を知る③

薬を知る。

薬は、使いようで体の治癒力の助けになるのも事実です。ただ、常用するものでは無いと思います。ただ現在では、予防薬としての常用が常態化しています。

薬を使用する時は、しっかりと知識を持って使いましょう、

まず、薬はコップ一杯の水もしくは白湯で服用するのが基本です。何故なら、薬は水に溶けるようにできていて、コップ一杯の水で最も効果があるように作られています。例えば、水が少なかったり、水

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薬を知る②

薬を知る②

薬を知る。

薬は、医師の処方箋がなければ販売できない医療用医薬品(医療機関や調剤薬局で出される薬)と、自由に購入できる一般医薬品(薬局、薬店、薬舗などで買える薬)に分けられます。

更に自由に買える一般医薬品は、第一類医薬品・第二類医薬品・第三類医薬品に分けられます。

第一類医薬品は、医療用医薬品の中で長期的に使って安全性が確認されて一般の販売が許された薬です。ただし、副作用も強い薬なので薬剤

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薬を知る①

薬を知る①

薬を知る。

クスリを逆から読めばリスクです。必ず、薬は大きい、小さいに関わらずリスクを伴います。だからこそ知識を持って使用することが大事ですね。

薬は、植物や動物、鉱物などの天然素材が中心で作られてきましたが、現在では、化学技術が発達し科学的な合成で作られるようになってきました。その為に有効な成分の化学構造を割り出して他の原料から同じ構造の成分を化学的に合成して作ります。その主な原料が石油です

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防御機能

人の体は、細菌やウィルスなどの病原体が侵入した時に、それらを排除しようとする防御機能が備わっています。例えば、花の粘膜に取り付いた病原体を排除する為に、粘液が鼻水となり体外へ押し流そうとします。又、喉の粘膜に取り付いた病原体を排除する為に咳や痰などで吐き出しています。しかし、大量の病原体が侵入してきて、これらの働きで排除できなくなると、体温を上げて病原体を殺そうとします。病原体は比較的に低温を好み

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遺伝子からタンパク質を作る

遺伝子からタンパク質を作る

遺伝子からタンパク質を作る。

体を作るタンパク質はアミノ酸で構成されています。そして、臓器や器官によってアミノ酸の並び方が違います。その並び方の違いは、遺伝子に基づいて決められます。遺伝子=アミノ酸配列情報なのです。

DNAのアミノ酸配列情報がRNAにコピーされます。その事を転写と言います。

そして、その情報を元にRNAが、タンパク質を作るのに必要な20種類ものアミノ酸を体内から集めてきます

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細胞の働き

細胞の働き

細胞の働き。

人は、37兆2000億個の細胞が集まって生命を維持する多細胞生物です。では、その一つ一つの細胞はどのような働きをしているのでしょうか?

細胞は、核・細胞質・細胞膜で構成されています。そして、タンパク質を作って運ぶ・エネルギーを生み出す・ゴミを分解して捨てる・恒常性を保つという働きをしています。

細胞は、細胞分裂によって増えます。細胞は1セット23本の染色体を2セット46本を持っ

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幹細胞について

幹細胞について

幹細胞について。

研究によって誕生した人工的な幹細胞には、胚から取り出した胚性幹細胞のES細胞と、人工的な多能性を持った幹細胞のiPS細胞があります。天然の幹細胞は特定の細胞にしか分化しないと言う限界を克服したのが人工的に作られた幹細胞です。

人工的な幹細胞の目的は、難病の患者に移植する細胞や組織(臓器)を人間の手で作り出す再生医療に役立てることです。

ES細胞は、体外受精によって作られた胚

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生体リズムと脳と胃腸との関係

生体リズムと脳と胃腸との関係

生体リズムと脳と胃腸との関係

朝起きた時、脳幹にある脳幹網様体と言う部分によって、朝のボーッとした頭を切り替えています。神経細胞と神経繊維が入り混じり、大脳皮質への刺激通路になり意識の水準を保っているのです。

脳幹網様体は、光や音や味覚など様々な刺激に反応する為、お茶やコーヒーを飲むことでカフェインが脳幹網様体を刺激すると同時に、胃を刺激して大蠕動運動を促進し、排便を促します。又、噛むと言うこ

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人の体の細胞は

人の体の細胞は

人の体の細胞は、現在では37兆2000億個と言われています。その細胞が集まって、ある機能を持った組織になり、その組織の集まりで臓器が形成され、その臓器の集まりによって、消化器系、呼吸器系、循環器系、泌尿器系、神経系、免疫系などを形成していきます。

これらの働きを保つ為に、血管、リンパ管、神経と言うライフラインがあり、血管で栄養や酸素を運びエネルギー代謝をし、代謝で出た老廃物をリンパ管で運び、神経

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痛み

痛み

痛み

痛みには、組織が傷ついた時に起こり、傷が治ると消える急性痛と、これらの仕組みでは説明できない痛みの慢性痛があります。

慢性痛には、慢性頭痛や慢性腰痛のような痛みと癌や関節リューマチで起こるような痛みがあります。

では、なぜ慢性痛では傷が無いのに痛みが残るのでしょうか? 慢性痛の痛みは複雑で未だ不明な面も多く、長引く痛みに苦められる方を取り巻く環境や精神的ストレスが、更に痛みを悪化させて

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