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腸から元気!免疫力アップ

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自己免疫力をアップさせて、健康寿命を伸ばすためには!!! そんなことを、日々考えながら生活してる、日記のような形で知識を残していきます。 私同様、健康に不安がある人の、アドバイス…
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2020年9月の記事一覧

ミネラルの話

ミネラルの話

ミネラルの話

栄養学でいうミネラルとは、体内を構成する元素の内で炭素、酸素、水素、窒素を省く、残り5%の元素のことを言います。

ミネラルもビタミンと同様に人が生きていく上で必要な様々な機能があります。

カルシウムやリンは、骨や歯を形成するなど体の構成成分となり、ナトリウムやカリウムは体液の浸透圧などの体内の環境を保っています。更にDNAやタンパク質の合成に関わる酵素に亜鉛が結合して機能したり

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ビタミンの話

ビタミンの話

ビタミンは、微量で体の働きを円滑にする潤滑油のような働きがあり、体の生理機能を正常に維持したり、物質代謝や抗酸化の働きを持っています。

特徴としては、体内では合成することができず、欠乏すると病気を引き起こします。

種類は、水溶性ビタミンのビタミンB群 (B1, B2, B6, B12, 葉酸, ナイアシン, ビオチン, パントテン酸), ビタミンC、脂溶性ビタミンのビタミンA,

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脂質の話

脂質の話

脂質の話

まず、脂は固形の物、油は液体の物を示します。

脂質は、太るなどあまり良いイメージはありませんが、エネルギーを作るもとになったり、ホルモンを作る材料となったり、細胞膜を作って防御壁になったりします。

口から摂取した脂質は、消化されて小腸の細胞に吸収された後、中性脂肪やリン脂質、コレステロールなどの分子に作り変えられます。これらの物質はリポタンパク質によって全身に運ばれます。

中性脂

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タンパク質の話

タンパク質の話

タンパク質は、肉や魚や大豆などに多く含まれる栄養素です。

筋肉、髪の毛、皮膚など体を作っているあらゆる物の材料です。更に体中に酸素を運ぶ分子のヘモグロビンや抗体、消化酵素やATP合成酵素などもタンパク質であり、約10万種類のタンパク質があることが知られています。

タンパク質はアミン酸が繋がって作られていて、体で使われるアミノ酸は20種類です。その並びの違いで機能が変わります。

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ウィズ・コロナ

ウィズ・コロナ

IPSの山中先生など、研究者、医師が言われている言葉に「ウィズ・コロナ」コロナと共にがあります。

ミトコンドリアは、生命進化の過程で人の細胞内に共生した微生物で、一個の細胞に数は数百個から数千個存在し、血液から運ばれる酸素とブドウを利用しています。エネルギー代謝の多い筋肉や心臓、脳なの細胞には多く存在しています。

消化管には、100兆個、1000種類もの腸内細菌を共生しています。消化、吸収、代

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心身がリラックスしていると

心身がリラックスしていると

心身がリラックスしていると、副交感神経が優位に働き胃腸の働きも活性化して腸内細菌にとっても良い環境になりますが、ストレスや脳の疲労は交感神経を興奮させる為、胃や腸等の消化器系の働きを抑制します。すると善玉菌が減少して悪玉菌が増えます。すると便秘になったり下痢をしたりします。更に腸内環境の悪化は、腸で90%以上が作られる神経伝達物資のセレトニンの合成が阻害され、セレトニンの持つ精神安定作用の働きが衰

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全てがバランスによって成り立っています

全てがバランスによって成り立っています

全てがバランスによって成り立っています。

地球はには大気(空気)があり、窒素が78.1%、酸素が20.9%、アルゴンが0.93%、あとは二酸化炭素などです。そして海があり、海の塩分濃度は3.5%です。これらの自然環境のバランスが保たれ、人、動植物、昆虫、微生物、ウィルス等が存在し、共存、共生しています。

人の体は、体液が0.9%の塩分濃度で保たれ、血液が全身を循環し細胞に栄養と酸素を運んでいま

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牛は、牧草や干し草を食べ

牛は、牧草や干し草を食べ

牛は、牧草や干し草を食べ、腸内細菌の力を借りて体に必要な栄養や物質を作っています。

人間でも、パプア・ニューギニアの高知人の方々は芋を食べて、やはり腸内細菌の力を借りて体に必要な栄養や物質を作っています。

あの熊科のパンダが食しているのは笹の葉です。やはりパンダも笹の葉で生きていける体を作る為、それらを分解できる腸内細菌を棲わせたのです。

笹の葉や牧草や芋を乳酸菌で発酵させて作った乳酸菌産生

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他の乳酸菌とどう違うのか

他の乳酸菌とどう違うのか

AD101株は他の乳酸菌とどう違うのかという質問を良く受けます。

一般の乳酸菌と腸内細菌とは違うものです。

腸内細菌は、人の消化管に共生という形で棲んでいる細菌であり、善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類され、100兆個、1000種類もの菌で腸内細菌叢(腸内フローラ)を形成しています。100兆個の細胞からなる臓器の一部とも言えるわけです。だから第3の臓器とも表現されています。その腸内細菌達がそれぞれ

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コロナ感染症で重症化

コロナ感染症で重症化

高齢者にコロナ感染症で重症化する方が多いようですが、何故でしょうか?

腸内の環境は、老化と共も悪化していきます。そして、腸内細菌叢もそれに伴い変化します。

腸内細菌叢が崩れると、腸内環境も崩れます。すると腸が炎症を起こしやすくなってきます。コロナウィルスに感染した方の60%は、肺炎だけで無く腸の疾患である下痢、目眩、吐き気等を伴っているようです。

腸内環境の老化によって、腸の炎症を引き起こし

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ウィルスは、細胞だけで無く

ウィルスは、細胞だけで無く

コロナウィルス感染症に腸内細菌が関わっていると言う説が出て来ました。

ウィルスは、細胞だけで無く細菌にも感染するようです。そして、腸内の日和見菌であるプロボテラ属の菌にコロナウィルスが感染して肺炎を悪化させてしまうということです。

プロボテラ菌は、大量に発生すると日和見菌から悪玉菌に変化する性質を持っているようです。腸内に共生している菌の一種なので感染しても攻撃されずに増えていきます。このよう

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消毒のしすぎは

消毒のしすぎは

コロナウィルス感染症の感染予防の為に、マスクの着用や、どこに行っても消毒液で消毒が当たり前になってきましたね。

しかし、何でもそうですが、やりすぎは返って体の調子を崩したりして免疫が低下して感染症のリスクを増やしてしまう結果にもなります。

例えば、マスクをしていると呼吸が自然と浅くなってしまい、酸素の取り入れが悪くなります。体内の酸素が少なくなると細胞でのエネルギー産生が悪くなり免疫の活動も悪

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冷房による冷え、暑さからくる食欲不振

冷房による冷え、暑さからくる食欲不振

冷房による冷え、暑さからくる食欲不振などで、体調や皮膚のバランスを崩しがちです。

暑いと、冷たい飲み物や麺類などのサッパリした食べ物や簡単なファーストフードで済ませて栄養が偏りがちでバランスは崩れてしまいます。すると知らず知らずのうちに生活習慣病や新栄養失調症や免疫力の低下を招きます。

そんなとき、市販のサプリメントに頼ってしまう方も多いですね。しかし、それは本当に自分の体が必要としている栄養

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IgGは、血液と共に全身を循環しています

インフルエンザで毎年ワクチン接種が言われます。ワクチンを接種してから2〜3週間でIgGと言う抗体が増えて働き始めます。しかしIgGだけでは感染は防ぎきれません。

IgGは、血液と共に全身を循環しています。IgGは例えば、侵入者が奥座敷に入らないように廊下を巡回するガードマンのようなものです。インフルエンザなどウィルスが暴れ回るのは玄関口に当たる鼻や喉の粘膜です。猛烈な勢いで増殖するウィルスに廊下

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